対話管理ガイド

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キャンペーンの管理

開発者は Workshop for WebLogic を使用してキャンペーンを作成し、JSP で表示することができます。ポータル管理者は WebLogic Portal Administration Console を使用して、キャンペーンのルール、開始日または終了日、スポンサーなどを変更します。

開発者はキャンペーンを変更する必要はありません。ポータル管理者は既存のキャンペーンを複製し、変更して、新しいキャンペーンを作成することもできます。

この章の内容は以下のとおりです。


キャンペーンの変更

ポータル管理者は、新しいキャンペーンを作成せずに、以下の方法で既存のキャンペーンを変更できます。

キャンペーンの説明またはスポンサーの変更

キャンペーンを説明するテキストは変更できますが、キャンペーンの名前は変更できません。キャンペーンの目的や誰が影響を受けるかを説明する [スポンサー] フィールドも編集できます。

キャンペーンの説明またはスポンサーを更新するには、以下の手順を実行します。

  1. Administration Console を起動します。
  2. [対話|キャンペーン] を選択します。
  3. リソース ツリーで、説明を変更するキャンペーンを選択します。
  4. [キャンペーンの詳細] タブで、[名前と説明] をクリックします。
  5. 新しい説明を入力します。
  6. キャンペーンの目的や誰が影響を受けるかを説明する [スポンサー] フィールドも変更できます。
  7. [保存] をクリックします。

キャンペーンの開始日または終了日の変更

キャンペーンの開始日または終了日を変更するには、以下の手順を実行します。

  1. Administration Console を起動します。
  2. [対話|キャンペーン] を選択します。
  3. リソース ツリーで、変更するキャンペーンを選択します。
  4. 図 15-1 に示すように、[キャンペーンの詳細] タブで、[キャンペーン プロパティ] をクリックします。
  5. 図 15-1 キャンペーン プロパティの変更


    キャンペーン プロパティの変更

  6. [開始日] フィールドまたは [終了日] フィールドの横にあるカレンダー アイコンをクリックします。月と年のドロップダウン メニューを使用して、月と年を選択します。月と年の選択には、カレンダー ウィンドウの上部にある左矢印キーと右矢印キーを使用することもできます。[日付] セクションで数字を選択して、日付を選択します。[時刻] セクションの上矢印キーと下矢印キーを使用して、特定の時刻を選択します。変更するには、[時刻] セクションの各フィールドをクリックし、[完了] をクリックする必要があります。
  7. キャンペーン プロパティの編集ウィンドウで [保存] をクリックして、キャンペーンの新しい開始日または終了日を保存します。
  8. [キャンペーンのリセット] をクリックして、新しい日付を有効にします。

キャンペーンのアクティブ化と非アクティブ化

キャンペーンを開始するには、以下の手順を実行します。

  1. Administration Console を起動します。
  2. [対話|キャンペーン] を選択します。
  3. リソース ツリーで、アクティブ化するキャンペーンを選択します。
  4. [キャンペーンの詳細] タブで、[キャンペーン プロパティ] をクリックします。
  5. 図 15-2 に示すように、キャンペーン プロパティの編集ウィンドウで、[ステータス] ドロップダウン リストをクリックし、[アクティブ] を選択して、[保存] をクリックします。
  6. 図 15-2 アクティブを選択してキャンペーンを開始


    アクティブを選択してキャンペーンを開始

  7. [キャンペーンの詳細] タブで、[キャンペーンのリセット] をクリックして新しい日付を有効にします。

これで、キャンペーンがアクティブ化されました。

キャンペーンを終了するには、以下の手順を実行します。

  1. Administration Console を起動します。
  2. [対話|キャンペーン] を選択します。
  3. リソース ツリーで、非アクティブ化するキャンペーンを選択します。
  4. [キャンペーンの詳細] タブで、[キャンペーン プロパティ] をクリックします。
  5. キャンペーン プロパティの編集ウィンドウで、[ステータス] ドロップダウン リストをクリックし、[非アクティブ] を選択して、[保存] をクリックします。
  6. [キャンペーンの詳細] タブで、[キャンペーンのリセット] をクリックして新しい日付を有効にします。

これで、キャンペーンはアクティブでなくなりました。対象ユーザの画面では、キャンペーンのプレースホルダに、具体的なキャンペーンの内容でなく、デフォルトの内容が表示されます。

キャンペーンの無効化

キャンペーン イベントが発生しないようにキャンペーンを無効にするために、CampaignEventListener を削除できます。

ヒント : WebLogic Portal Administration Console における以下の手順は、EAR ファイルが展開された状態でデプロイされたポータルに対して機能します。ポータルが圧縮された EAR ファイルである場合は、手動でこの手順を実行してから、EAR ファイルを再構築し、デプロイする必要があります。

キャンペーンを無効にするには、以下の手順を実行します。

  1. Administration Console を起動します。
  2. [コンフィグレーション設定|サービス管理] を選択します。
  3. リソース ツリーで、[パーソナライゼーション] フォルダを展開し、[イベント サービス] を選択します。
  4. [参照] タブで、com.bea.campaign.internal.CampaignEventListener クラスの横にある [削除] チェック ボックスを選択し、[削除] をクリックします。キャンペーン イベントは発生しなくなりますが、別の行動追跡または別のイベント リスナを設定している場合、これらのイベントは引き続き発生します。
注意 : 後でキャンペーンをアクティブにする場合は、[参照] タブで CampaignEventListener を同期リスナとして追加します。

キャンペーンの設定のリセット

特定のキャンペーンのコンポーネントをリセットできます。

  1. Administration Console を起動します。
  2. [対話|キャンペーン] を選択します。
  3. リソース ツリーで、リセットするキャンペーンを選択します。
  4. [キャンペーンの詳細] タブで、[キャンペーンのリセット] をクリックします。
  5. ポップアップ ウィンドウで、[OK] をクリックして、すべてのキャンペーンのコンポーネントをリセットします。

キャンペーンの複製

キャンペーンのコピーを作成し、コピーに変更を加えることで、時間を節約し、ミスを減らすことができます。

キャンペーンを複製するには、以下の手順を実行します。

  1. Administration Console を起動します。
  2. [対話|キャンペーン] を選択します。
  3. リソース ツリーで、コピーするキャンペーンを選択します。
  4. キャンペーンを右クリックし [コピー] を選択します。
  5. ポップアップ ウィンドウで、新しいキャンペーンの名前を入力し、[OK] をクリックします。

リソース ツリーに新しいキャンペーンが表示されます。


ルールの変更

管理者は、キャンペーンのコンテンツ アクションを変更して、コンテンツ クエリ、プレースホルダ、条件などを変更できます。

キャンペーンには、以下のアクションを含めることができます。

コンテンツ アクションの変更

キャンペーンのコンテンツ アクションを変更するには、以下の手順を実行します。

  1. Administration Console を起動します。
  2. [対話|キャンペーン] を選択します。
  3. リソース ツリーで、変更するキャンペーン、シナリオ、およびルールを選択します。
  4. 図 15-3 に示すように、[ルールの詳細] タブで、変更する条件の横にある [編集] をクリックします。
  5. 図 15-3 編集をクリックして、コンテンツ アクションを変更


    編集をクリックして、コンテンツ アクションを変更

    次の項目を変更できます。

    • 一部の条件を適用するか、すべての条件を適用するか
    • 訪問者に、定義済みの特性があるか
    • 訪問者が特定のユーザ セグメントに入っているか
    • 訪問者の HTTP セッション
    • 訪問者の HTTP リクエスト
    • 次のいずれかのイベントが発生したか
      • UserRegistrationEvent
      • AddToCartEvent
      • ClickContentEvent
      • DisplayCampaignEvent
      • PurchaseCartEvent
      • RemoveFromCartEvent
      • SessionLoginEvent
      • ClickProductEvent
      • ClickCampaignEvent
      • ContentConfigurationEvent
      • ContentCreateEvent
    • イベントの特性
    • 現在の日付
    • 現在の日付が特定の日付より後
    • 現在の日時が特定の日時より後
    • 現在の時刻が、2 つの特定の時刻の間
    • 現在の日付が、2 つの特定の日付の間
    • 現在の日時が、2 つの特定の日時の間
    • 1 から 100 の間の乱数で、1 から 100 の間にあるもの (これによって、資格のある訪問者の 100 % が定義される)
  6. 変更を行ったら、[保存] をクリックします。
  7. コンテンツ アクションの特性を変更した後で、さらにコンテンツ アクションを変更するには、訪問者に対して取得する特定のコンテンツ、およびそのための特定のプレースホルダを指定します。取得したコンテンツを変更するには、[ルールの詳細] タブで、[アクション プロパティ] セクションのプロパティの横にある [編集] をクリックします。
  8. 変更を行ったら、[保存] をクリックします。

電子メール アクションの変更

管理者は、キャンペーンの電子メール アクションを変更して、アクションの条件、説明、ユーザ セグメントなどを変更できます。

電子メール アクションを変更するには、以下の手順を実行します。

  1. Administration Console を起動します。
  2. [対話|キャンペーン] を選択します。
  3. リソース ツリーで、変更するキャンペーン、シナリオ、および電子メール アクションを選択します。
  4. [ルールの詳細] タブで、[いずれか] または [すべて] をクリックして、任意の条件、またはすべての条件の適用を指定します。
  5. 条件の横にある [編集] をクリックします。
  6. 変更を行ったら、[保存] をクリックします。
  7. アクションの横にある [編集] をクリックして、実行する電子メール アクションを指定します。
  8. 電子メールの宛先、タイトル、および送信元のアドレスを変更して、[保存] をクリックします。

割引アクションの変更

管理者は、キャンペーンの割引アクション ルールを変更して、アクションの条件、説明、ユーザ セグメントなどを変更できます。

割引アクションを変更するには、以下の手順を実行します。

  1. Administration Console を起動します。
  2. [対話|キャンペーン] を選択します。
  3. リソース ツリーで、変更するキャンペーン、シナリオ、および割引アクション ルールを選択します。
  4. [ルールの詳細] タブで、[いずれか] または [すべて] をクリックして、任意の条件、またはすべての条件の適用を指定します。
  5. 条件の横にある [編集] をクリックします。
  6. 変更を行ったら、[保存] をクリックします。
  7. [アクション プロパティ] セクションで、プロパティの横にある [編集] をクリックして、実行する割引アクションを指定します。
  8. 変更を行ったら、[保存] をクリックします。

変更したキャンペーン アクションのプレビュー

ポータル管理者は、Administration Console を使用して、キャンペーンの変更したコンテンツ アクション、電子メール アクション、または割引アクションをプレビューできます。

Administration Console で、これらのアクションの条件またはコンテンツ クエリを変更して、これらの任意のアクションを変更できます。アクションを変更後、そのアクションをプレビューし、正しく変更されていることを確認できます。

変更したキャンペーン アクションをプレビューするには、以下の手順を実行します。

  1. Administration Console を起動します。
  2. [対話|キャンペーン] を選択します。
  3. リソース ツリーで、変更するキャンペーン、シナリオ、およびアクション ルールを選択します。
  4. 割引、電子メール、またはコンテンツ アクションの条件またはアクションを変更し、保存します。
  5. リソース ツリーで変更されたルールを選択し、[ルールの詳細] タブで表示します。
  6. [プレビューを表示] をクリックします。変更されたコンテンツはツリーを更新するまで、プレビューに表示されません。
  7. リソース ツリーをいったん閉じ、展開してから更新します。
  8. リソース ツリーで、プレビューするキャンペーンとそれに付随するアクションを選択します。
  9. [プレビューを表示] をクリックして、変更されたコンテンツを表示します。


最適なパフォーマンスを得るためのキャンペーンの管理

特に複数のキャンペーンで 1 つのプレースホルダを使用してコンテンツを表示する場合、プレースホルダに含まれるクエリが多すぎることがあります。クエリを削除する特定の操作を行わない限り、プレースホルダに追加できるキャンペーン クエリの数に制限はありません。

以下の手順を実行して不要なクエリを削除し、プレースホルダに表示されるコンテンツを制御します。

  1. プレースホルダにデフォルト クエリを作成する場合、プレースホルダにキャンペーン クエリがあるときは、以下の手順を実行してデフォルト クエリを実行しないように指定できます。
    1. Workshop for WebLogic のポータル パースペクティブで、[パッケージ・エクスプローラ] ビューの \data\src\placeholders フォルダにあるプレースホルダ ファイルを開きます。
    2. プレースホルダの編集タブを選択して、デフォルト クエリを選択します。
    3. [プロパティ] タブで、[混合グローバル] プロパティを false に設定します。これで、キャンペーン クエリがあるときはデフォルト クエリが実行されません。
  2. Workshop for WebLogic でキャンペーンにコンテンツ アクションを作成するときに、[このキャンペーンで配置された既存のコンテンツを削除する] オプションを使用すると、プレースホルダに一度に格納されるクエリの数を最小化できます。
  3. キャンペーン コンテンツ アクションの [生存時間] (存続時間) を適切な時間に設定して、それ以降はコンテンツ アクションがプレースホルダにクエリを追加しないようにすることができます。Administration Console で [コンフィグレーション設定サービス管理] を選択して、[生存時間] フィールドを探します。リソース ツリーで [キャッシュ マネージャ] を選択し、特定のキャッシュ名をクリックして、[生存時間] フィールドを編集します。
  4. プレースホルダに表示するキャンペーン コンテンツを制御するには、発生するイベントごとにコンテンツ アクションを作成します。プレースホルダに新しいコンテンツをローテーションで表示する場合は、前の方法を使用してください。
  5. プレースホルダに配置した任意のコンテンツをクリアするには、「キャンペーンの設定のリセット」で説明したリセット機能を使用して、以前に配置したコンテンツをリセットします。
  6. キャンペーンのコンテンツ キャッシュの設定」に示す手順に従って、キャンペーンのコンテンツ キャッシュを有効にします。

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