ポータル開発ガイド

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訪問者ツールのコンフィグレーション

この機能を有効にすると、ポータルの訪問者は、ブラウザベースのツールを使用してポータルの構成および外観をパーソナライズすることができます。この章では、ポータルで訪問者によるカスタマイズを可能する方法について説明します。

この章の内容は以下のとおりです。

エンド ユーザの観点から見た訪問者ツールの情報については、『GroupSpace ガイド』を参照してください。ポータルの訪問者向けにカスタマイズされたユーザ ガイドを作成する場合は、そのコンテンツを開始点として使用することもできます。

 


訪問者ツールについて

ポータルのデスクトップに機能を追加して、ポータル訪問者がデスクトップ、ブック、およびページのコンテンツや表示を変更できるようにすることができます。これらの訪問者ツールを使用する場合、訪問者はストリーミング モードで稼働するデスクトップにログインする必要があります。ストリーミング ポータルの詳細については、「ファイルベース ポータルとストリーミング ポータル」を参照してください。

WebLogic Portal には、ポータル訪問者が訪問者ツールにアクセスするのに使用可能な [カスタマイズ] メニューがあります。たとえば、GroupSpace サンプル アプリケーションの [カスタマイズ] メニューには、[ページ コンテンツ]、[色]、および [ページ] の 3 つのメニュー項目を持つドロップダウン メニューがあります。図 9-1 に、[カスタマイズ] メニュー (赤丸部分) を示します。

図 9-1 カスタマイズ メニューが表示された GroupSpace デスクトップ (訪問者ツール)

カスタマイズ メニューが表示された GroupSpace デスクトップ (訪問者ツール)

ヒント : コミュニティ アプリケーションのコンテキストでは、「コミュニティ」メニューも利用できます。詳細については、『コミュニティ ガイド』を参照してください。

 


Workshop for WebLogic での訪問者ツールの有効化

ポータル Web プロジェクトには、機能を有効にしている場合に訪問者がポータルのパーソナライズされた表示上でプロパティを設定することができる、一連の JavaServer Pages (JSP) とその他のファイルが含まれています。

次の手順は、ポータル Web プロジェクトに訪問者ツールを追加する場合の方法を示しています。

注意: 訪問者ツールを使用する場合、ポータルでの認証 (ログイン ポートレットなど) が必要になります。
注意 : Workshop for WebLogic の開発環境で .portal ファイルを実行しているときは、訪問者ツールは表示されません。
  1. ポータル Web プロジェクトに訪問者ツールのプロジェクト ファセットがインストールされていることを確認します。
  2. このためには、ポータル Web プロジェクトを右クリックして、[プロパティ] を選択します。ダイアログ ボックスの左側のツリーから [Project Facets] を選択し、ライブラリのポータル訪問者ツールを確認します。このダイアログは、図 9-2 のようになります。

    図 9-2 プロジェクト ファセット リスト (訪問者ツールを含む)


    プロジェクト ファセット リスト (訪問者ツールを含む)

    このファセットがリストに存在しない場合には、「既存のプロジェクトへのファセットの追加」の手順に従ってファセットを追加します。

  3. Workshop for WebLogic で、訪問者ツールを有効にする .portal を開きます。
  4. エディタでデスクトップを選択します。
  5. プロパティ ビューで、[デスクトップ プロパティ] セクションの [シェル] プロパティを見つけ、訪問者ツール デスクトップ シェルに値を設定します。
  6. 図 9-3 に例を示します。

    図 9-3 デスクトップの選択とシェル プロパティの編集


    デスクトップの選択とシェル プロパティの編集

    これで、訪問者ツールが有効になりました。

 


訪問者ツールを備えたデスクトップの Administration Console による設定

WebLogic Portal Administration Console を使用して、.portal ファイルをテンプレートとして使用するストリーミング デスクトップを作成できます。このタスクが完了したら、デスクトップにアクセスして訪問者ツールを表示できます。

以下の手順を実行します。

  1. Workshop for WebLogic で、サーバが稼働していない場合には、サーバ ビュー メニューの [サーバを始動] アイコン デスクトップの選択とシェル プロパティの編集 をクリックしてサーバを起動します。
  2. サーバが稼働している場合には、[パッケージ エクスプローラ] で .portal ファイルを選択し、[実行|Portal Administration Console を開きます] を選択して、WebLogic Portal Administration Console を起動します。
  3. Administration Console にログインします。
  4. Administration Console で、新しいデスクトップの基礎として作成した .portal を使用して新しいデスクトップを作成します。
  5. Workshop for WebLogic で作成したポータルを新しいデスクトップの基礎として使用する場合、デスクトップは訪問者ツール デスクトップ シェルの使用を継承します。これにより、デスクトップから訪問者ツールへのアクセスが可能になります。

    デスクトップの作成手順については、「デスクトップの作成」を参照してください。

訪問者ツールが有効であることを確認するには、以下の手順を実行します。

  1. Administration Console のポータル リソース ツリーで新しいデスクトップを選択し、[詳細] タブを表示して [デスクトップの表示] をクリックします。
  2. デスクトップが表示されたら、ログインして訪問者ツールにアクセスします。


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