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weblogic.Server
クラスは、WebLogic Server インスタンスのメイン クラスです。Java コマンドで weblogic.Server
を呼び出すことで、サーバ インスタンスを起動します。クラスは、コマンド プロンプト (シェル) で直接呼び出すことも、スクリプトまたはノード マネージャから間接的に呼び出すこともできます。
以下の理由から、java weblogic.Server
は主に初期の開発時に使用し、プロダクション システムを起動する標準のメカニズムとしては使用しないことをお勧めします。
スクリプトを使用し WebLogic Server インスタンスを起動する方法については、『サーバの起動と停止の管理』の「起動スクリプトによる管理サーバの起動」と「起動スクリプトによる管理対象サーバの起動」を参照してください。
ノード マネージャを使用して WebLogic Server インスタンスを起動する方法については、『ノード マネージャ管理者ガイド』の「ノード マネージャを使用したサーバの制御」を参照してください。
この節では、サーバ インスタンスを起動する前に設定する必要のある環境について説明します。次に、weblogic.Server
を呼び出すための構文を示します。
weblogic.Server
コマンドの環境を設定するには、次の手順に従います。
CLASSPATH
環境変数を変更します。PATH
環境変数に追加します。http://edocs.bea.com/platform/suppconfigs/index.html の『サポート対象のコンフィグレーション』に示されている JVM を使用できます。
PATH
環境変数に JVM を追加しない場合は、JVM が提供する Java 実行可能ファイルのパス名を指定する必要があります。
インストール後、WebLogic Server のクラスパスはすでに設定されていますが、WebLogic Server にパッチを追加する、使用する PointBase のバージョンを更新する、Log4j ロギングのサポートを追加するなどの理由でクラスパスを変更することもできます。
クラスパスを変更せずにすべての WebLogic Server ドメインにパッチを適用するには、パッチの JAR ファイルに weblogic_sp.jar
という名前を付け、そのファイルを WL_HOME
/server/lib
ディレクトリにコピーします。commEnv.cmd/sh
スクリプトによって、JAR ファイルの weblogic_sp
がクラスパスに自動的に組み込まれます。
パッチ ファイルに weblogic_sp.jar
という名前を付けない場合、または以下に示すような JAR ファイルをクラスパスで weblogic.jar
の前に確実に追加したい場合、次の手順に従います。
PointBase (Java だけで作られているデータベース管理システム) の試用版を使用している場合は、続いて以下のファイルをクラスパスに指定します。
WL_HOME
/common/eval/pointbase/lib/pbembedded51.jar and pbclient51.jar
WebLogic Enterprise Connectivity を使用している場合は、以下のファイルをクラスパスに指定します。
WL_HOME
/server/lib/wlepool.jar
WL_HOME
/server/lib/wleorb.jar
Log4j ロギングを使用する場合、以下のファイルをクラスパスに指定します。
WL_HOME
/server/lib/log4j.jar
サーバを実行するシェル環境によって、パス要素を区切るための文字が決まります。Windows では、通常はセミコロン (;) を使用します。BASH シェルでは、通常はコロン (:) を使用します。
weblogic.Server
を呼び出すための構文は次のとおりです。
java [options
] weblogic.Server [-help]
java weblogic.Server -help
コマンドは、よく使用されるオプションのリストを返します。
「環境」のとおりに必要な環境を設定してから、オプションを指定せずにコマンド java weblogic.Server
を入力すると、WebLogic Server は次のように動作します。
domain_name
/config
ディレクトリ内で config.xml
というファイルを探します。domain_name
/config
ディレクトリに config.xml
が存在する場合、WebLogic Server は次のように動作します。config.xml
ファイルがない場合、WebLogic Server は作成するかどうかを尋ねます。y
と回答すると、WebLogic Server は次のように動作します。myserver
という名前のサーバ コンフィグレーションを作成して、config/config.xml
ファイルにそのコンフィグレーションを格納します。
指定するオプションはすべて config.xml
ファイルに保持されます。たとえば、-Dweblogic.ListenPort=8001
と指定すると、WebLogic Server は config.xml
ファイルに 8001
を保存します。指定しないオプションについては、サーバ インスタンスはデフォルト値を使用します。
コンフィグレーション ファイルのバックアップ コピーを作成するように WebLogic Server をコンフィグレーションできます。そうすることで、コンフィグレーションの変更を元に戻す必要がある場合や、万一コンフィグレーション ファイルが破損した場合に、回復しやすくなります。詳細については、『ドメインのコンフィグレーションについて』の「コンフィグレーション ファイルのアーカイブ」を参照してください。
domain_name
/security
の DefaultAuthenticatorInit.ldift
、DefaultRoleMapperInit.ldift
、および SerializedSystemIni.dat
ファイルに格納します。
WebLogic Server はユーザ名とパスワードを暗号化して server_name
/security/boot.properties
ファイルに格納します。これにより、以後サーバをインスタンス化するときにはログイン プロンプトが回避されます。詳細については、『サーバの起動と停止の管理』の「起動 ID ファイル」を参照してください。
bin/startWebLogic.cmd
および bin/startWebLogic.sh
を作成します。テキスト エディタを使用して、サーバをプロダクション モードと開発モードのどちらで起動するかなどの起動オプションを変更することができます。startWebLogic
スクリプトには、各オプションを説明するコメントが含まれています。
サーバは新しいドメインの管理サーバとして起動されます。このドメインには他のサーバはなく、また、デプロイメントもサードパーティ製ソリューションもありません。それらは任意の WebLogic ドメインに追加するのと同じように追加できます。
weblogic.Server
オプションを使用すると、サーバ インスタンスの属性をコンフィグレーションできます。サーバ インスタンスの起動時には、一般に以下の属性が使用されます。
WebLogic Server には、サーバの保存済みコンフィグレーションを一時的にオーバーライドするための起動オプションも用意されています。これらの起動オプションについては、「サーバのコンフィグレーションをオーバーライドするオプション」を参照してください。
「weblogic.Server コマンドラインを使用したドメインの作成」で説明するとおりに新しいドメインを作成する場合以外は、すべての起動オプションは現在のサーバのインスタンス化に適用され、既存の config.xml
ファイルに保持されている値は変更されません。config.xml
ファイルを変更するには、Administration Console または WebLogic Scripting Tool (WLST) を使用します。『WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WLST オフラインを使用したドメインの作成」を参照。
設定した WebLogic Server 属性値の確認方法については、「コマンドラインで設定した属性値の確認」を参照してください。
以下の表に、サーバ インスタンスが動作する Java 仮想マシン (JVM) をコンフィグレーションするための、よく使用されるオプションを示します。JVM オプションの完全なリストについては、ご使用の JVM のドキュメントを参照してください。WebLogic Server で使用できる JVM のリストについては、http://edocs.bea.com/platform/suppconfigs/index.html の『サポート対象のコンフィグレーション』を参照してください。
file.encoding システム プロパティを ISO8859_1 に設定する。java -Dfile.encoding=ISO8859_1 weblogic.Server など。
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すべてのサーバ インスタンスは、コンフィグレーション データにアクセスできる必要があります。以下の表に、このデータの場所を指定するためのオプションを示します。
file_name 値はhttp://www.bea.com/ns/weblogic/920/domain.xsd のスキーマに準拠する有効な XML ファイルでなければならない。
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管理対象サーバがコンフィグレーション データを取得する方法については、表 3-3 の -Dweblogic.management.server
エントリを参照してください。
Administration Console には、コマンドラインで設定した値は表示されません。設定した属性値の確認方法については、「コマンドラインで設定した属性値の確認」を参照してください。
以下の例では、SimpleManagedServer という名前の管理対象サーバ インスタンスを起動します。管理対象サーバはそのコンフィグレーション データを管理サーバに問い合わせるため、config.xml
ファイルの指定は有効ではありません。WebLogic Server の複数のインスタンスで、同じルート ディレクトリを使用することもできます。ただし、サーバ インスタンスでルート ディレクトリを共有する場合、すべての相対ファイル名はユニークでなければなりません。この例では、SimpleManagedServer は SimpleServer とルート ディレクトリを共有しています。コマンドは WL_HOME
\server\bin\setWLSEnv.cmd
の実行後に D:\
ディレクトリから発行されます。
D:\> java -Dweblogic.Name=SimpleManagedServer -Dweblogic.management.server=http://localhost:7001 -Dweblogic.RootDirectory=c:\my_domains\SimpleDomain weblogic.Server
ほとんどの場合、ドメインの config.xml
ファイルに保存されているコンフィグレーションを起動オプションでオーバーライドする必要はありません。ただし、その必要が生じる場合もまれにあります。
警告 : | 起動オプションを使用してコンフィグレーション値をオーバーライドした場合、サーバ インスタンスはそのライフ サイクルにわたってその値を使用します。Administration Console、WebLogic Scripting Tool、または他のユーティリティを使用してこの値を変更しても、変更した値は、オーバーライド オプションを使用せずにサーバを再起動するまでオーバーライドされたままになります。 |
たとえば、プロダクション環境で、ドメインの config.xml
ファイルの変更を禁止するポリシーが設定されているにもかかわらず、一時的なリスン ポートを使用して管理サーバを再起動する必要があるとします。この場合、weblogic.Server
コマンドを使用して管理サーバを起動するときに、-Dweblogic.ListenPort=7501
という起動オプションを指定することで現在のサーバ セッションのリスン ポートを変更できます。サーバ インスタンスは、config.xml
ファイルからそのコンフィグレーション MBean を初期化しますが、リスン ポートの値として 7501
を使用します。その後、起動オプションを渡さずに管理サーバを起動すると、サーバ インスタンスは config.xml
ファイルの値である 8010
を再び使用します (図 3-1 を参照)。
以下のオブジェクトを使用して、サーバのコンフィグレーションを一時的にオーバーライドします。
以下の表に、サーバの通信方法をコンフィグレーションするためのオプションを示します。
-Dweblogic.management.server オプションを省略した場合、サーバは管理サーバとして起動される (ただし、特定のドメイン内でアクティブな管理サーバ インスタンスは 1 つのみ)。管理サーバを実行したら、他のすべてのサーバ コンフィグレーションは、起動コマンドに -Dweblogic.management.server オプションを指定して、管理対象サーバとして起動する必要がある。
protocol には、HTTP 、HTTPS 、T3 、または T3S を指定する。T3S および HTTPS プロトコルの場合は、管理対象サーバと管理サーバで SSL を有効にして、管理サーバの SSL リスン ポートを指定する必要がある。
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config.xml ファイルで指定されたリスン アドレス値をオーバーライドする。オーバーライドは現在のサーバのインスタンス化に適用され、config.xml ファイルの値は変更されない。Administration Console または WLST を使用して config.xml ファイルを変更する。
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config.xml ファイルで指定されたリスン ポート値をオーバーライドする。オーバーライドは現在のサーバのインスタンス化に適用され、config.xml ファイルの値は変更されない。Administration Console または WLST を使用して config.xml ファイルを変更する。
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config.xml ファイルで指定された SSL リスン ポート値をオーバーライドする。オーバーライドは現在のサーバのインスタンス化に適用され、config.xml ファイルの値は変更されない。Administration Console または WLST を使用して config.xml ファイルを変更する。
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ServerMBean 属性の AdminReconnectIntervalSecs で指定される間隔で管理サーバに定期的に再接続しようとするからである。詳細については、『サーバの起動と停止の管理』の「管理対象サーバと再起動された管理サーバ」を参照。
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Administration Console には、コマンドラインで設定した値は表示されません。設定した属性値の確認方法については、「コマンドラインで設定した属性値の確認」を参照してください。
各 WebLogic Server インスタンスでは weblogic.management.configuration.SSLMBean
のインスタンスを使用して、SSL コンフィグレーションを表現します。以下の表で、-Dweblogic.security.SSL
で始まるすべてのオプションは、サーバの SSLMBean
のコンフィグレーションを変更します。たとえば、-Dweblogic.security.SSL
.ignoreHostnameVerification
オプションでは、SSLMBean
の ignoreHostnameVerification
属性の値を設定します。
以下の表に、セキュア ソケット レイヤ (SSL) を使用して通信するようにサーバをコンフィグレーションするためのオプションを示します。
config.xml ファイル内のサーバのコンフィグレーションを変更することで、ホスト名検証を無効にすると、サーバ インスタンスは SSL クライアントである場合にホスト名を検証しない。
config.xml ファイルで設定されたホスト名検証をオーバーライドする。オーバーライドは現在のサーバのインスタンス化に適用され、config.xml ファイルの値は変更されない。Administration Console または WLST を使用して config.xml ファイルを変更する。
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path の値は、Sun JKS キーストア ファイル (キーおよび証明書のリポジトリを格納) への相対パス名または絶対パス名でなければならない。
JAVA_HOME \jre\lib\security で指定されているすべての証明書を信頼する。
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Administration Console には、コマンドラインで設定した値は表示されません。設定した属性値の確認方法については、「コマンドラインで設定した属性値の確認」を参照してください。
起動コマンドから追加の SSL 属性を設定するには、次の手順に従います。
SSLMBean
および ServerMBean
がセッター メソッドとして公開している各属性は、起動オプションで設定できます。
SSLMBean
に属性を設定するには、起動コマンドに次のオプションを追加します。-Dweblogic.ssl.
attribute-name
=
value
attribute-name
は、MBean のセッター メソッドの名前から set
プレフィックスを除いたものです。
ServerMBean
に属性を設定するには、起動コマンドに次のオプションを追加します。-Dweblogic.server.
attribute-name
=
value
たとえば、SSLMBean
は次のセッター メソッドでその Enabled
属性を公開します。
MedRecServer というサーバ インスタンスで SSL を有効にするには、MedRecServer の起動時に次のコマンドを使用します。
java -Dweblogic.Name=MedRecServer
-Dweblogic.ssl.Enabled=true weblogic.Server
Administration Console には、コマンドラインで設定した値は表示されません。設定した属性値の確認方法については、「コマンドラインで設定した属性値の確認」を参照してください。
以下の表に、一般的なセキュリティ パラメータをコンフィグレーションするためのオプションを示します。
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filename の値は、有効な起動 ID ファイルの絶対パス名でなければならない。例 :-Dweblogic.system.BootIdentityFile= WL_HOME \mydomain\servers\myserver\security\boot.properties
weblogic.Admin SHUTDOWN および FORCESHUTDOWN コマンドは、サーバのルート ディレクトリにある boot.properties ファイルを使用する。
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-Djava.security.policy== filename (二重の等号記号 (== ) に注意) を使用すると、ポリシー ファイルはデフォルトのセキュリティ ポリシーをオーバーライドする。この結果、JACC が有効にされるときにサーブレットおよび EJB 認可に使用されるポリシー ファイルが無視される。単一の等号記号 (= ) を使用すると、ポリシー ファイルは既存のセキュリティ ポリシーに付加される。
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MBeanHome を取得すると、インタフェースは、WebLogic Server MBean の認可プロセスで保護されるように明示的にマークされていない MBean 属性の値に対する読み込み専用アクセスをユーザに付与する。
domain_name |セキュリティ|全般] ページにある [匿名 Admin のルックアップを有効化] 設定をオーバーライドする。
MBeanHome API は、デフォルトのセキュリティ ロールのいずれかを持つ WebLogic ユーザに対してのみ MBean へのアクセスを許可する。詳細については、『ロールおよびポリシーによる WebLogic リソースの保護』の「ユーザ、グループ、セキュリティ ロール」を参照。
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java.security.manager と java.security.policy で指定する) を使用して WebLogic Server を起動する必要がある。詳細については、『WebLogic Security プログラマーズ ガイド』の「Java セキュリティ マネージャを使用しての WebLogic リソースの保護」を参照。
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Administration Console には、コマンドラインで設定した値は表示されません。設定した属性値の確認方法については、「コマンドラインで設定した属性値の確認」を参照してください。
以下の表に、サーバ インスタンスのメッセージの出力をコンフィグレーションするためのオプションを示します。
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Administration Console には、コマンドラインで設定した値は表示されません。設定した属性値の確認方法については、「コマンドラインで設定した属性値の確認」を参照してください。
各 WebLogic Server インスタンスでは weblogic.management.configuration.LogMBean
のインスタンスを使用して、ロギング サービスのコンフィグレーションを表現します。
起動コマンドから LogMBean
属性の値を設定するには、次の手順に従います。
LogMBean
がセッター メソッドとして公開している各属性は、起動オプションで設定できます。
-Dweblogic.log.
attribute-name
=
value
LogMBean
は次のセッター メソッドでその FileName
属性を公開します。
MedRecServer インスタンスのローカル ログ ファイルの名前を指定するには、MedRecServer の起動時に次のコマンドを使用します。
java -Dweblogic.Name=MedRecServer
-Dweblogic.log.FileName="C:\logfiles\myServer.log"
weblogic.Server
Administration Console には、コマンドラインで設定した値は表示されません。設定した属性値の確認方法については、「コマンドラインで設定した属性値の確認」を参照してください。
以下の表に、サーバ インスタンスの追加属性をコンフィグレーションするためのオプションを示します。
DomainMBean.isProductionModeEnabled を true に設定するか、Administration Console を使用できる。Administration Console オンライン ヘルプの「プロダクション モードへの変更」を参照。
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optimistic-serialization が有効になっている場合、リクエストがサーブレット コンテキストを超えてディスパッチされるときに getAttribute(name) のコンテキストとリクエスト属性がシリアライズおよびデシリアライズされない。
optimistic-serialization がオフ (デフォルト値) になっている場合、WebLogic Server は ClassCastException の発生を回避するために getAttribute(name) のコンテキストおよびリクエストの属性をシリアライズおよびデシリアライズする。
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Administration Console には、コマンドラインで設定した値は表示されません。設定した属性値の確認方法については、「コマンドラインで設定した属性値の確認」を参照してください。
以下の表に、クラスタの追加属性をコンフィグレーションするためのオプションを示します。
config.xml ファイルで定義されたマルチキャスト アドレスを参照する。このオプションを使用して config.xml の値をオーバーライドする。
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WL_HOME
\server\bin\setWLSEnv.cmd
(Windows の場合) WL_HOME
/server/bin/setWLSEnv.sh
(UNIX の場合)
WL_HOME
は WebLogic Server ソフトウェアのインストール ディレクトリです。
BEA_HOME
\user_projects\domains\
DOMAIN_NAME
) に移動します。たとえば、WL_HOME
\samples\domains\medrec
ディレクトリに移動します。java weblogic.Server
注意 : | 使用するパスワードは 8 文字以上の文字列でなければなりません (大文字と小文字は区別される)。スペース文字は使用できません。詳細については、『コンフィグレーション ウィザードを使用した WebLogic ドメインの作成』の「管理ユーザ名とパスワードのコンフィグレーション」を参照してください。 |
config.xml
ファイルで管理対象サーバをすでに定義している場合は、管理対象サーバを次のように起動できます。java -Dweblogic.Name=
managed-server-name
-Dweblogic.management.server=
url-for-Administration-Server
weblogic.Server
たとえば、MedRec ドメインで MedRecManagedServer という管理対象サーバを作成する場合、次のコマンドを入力できます。java -Dweblogic.Name=MedRecManagedServer
-Dweblogic.management.server=localhost:7011
weblogic.Server
weblogic.Server
を使用して、単一のサーバ インスタンスを含むドメインを作成できます。weblogic.Server
を使用してドメインに管理対象サーバ インスタンスを追加したり、既存のドメインを変更したりすることはできません。
「デフォルト動作」で説明されているように、weblogic.Server
は config.xml
ファイルが見つからない場合、新しいファイルを作成するかどうかを尋ねます。指定するコマンド オプションは、該当する属性がある場合は config.xml
ファイルに保持されます。たとえば、-Dweblogic.Name
および -Dweblogic.Domain
オプションでは、サーバ コンフィグレーションの名前とドメインの名前を指定します。weblogic.Server
が config.xml
ファイルを見つけられない場合、これらの両方の値は config.xml
に保持されます。一方、-Dweblogic.system.BootIdentityFile
オプションは、サーバ インスタンスを起動するためのユーザ資格が含まれるファイルを指定しますが、config.xml
ファイルに保持される属性ではありません。
簡単なサンプル ドメインとサーバを作成してインスタンス化するには、次の手順に従います。
WL_HOME
\server\bin\setWLSEnv.cmd
(Windows の場合) WL_HOME
/server/bin/setWLSEnv.sh
(UNIX の場合)
WL_HOME
は WebLogic Server ソフトウェアのインストール ディレクトリです。
java -Dweblogic.Domain=SimpleDomain -Dweblogic.Name=SimpleServer
-Dweblogic.management.username=weblogic -Dweblogic.management.password=weblogic -Dweblogic.ListenPort=7001
weblogic.Server
このコマンドを入力すると、WebLogic Server は新しい config.xml
ファイルを作成するかどうかをたずねてきます。y
と入力すると、SimpleDomain というドメインがインスタンス化されます。ドメインの管理サーバは次のようにコンフィグレーションされます。
weblogic
が 1 つ定義される (パスワードは weblogic
)。localhost
、ホスト コンピュータの IP アドレス、またはホスト コンピュータの DNS 名を使用できる。リスン アドレスの設定の詳細については、Administration Console オンライン ヘルプの「リスン アドレスのコンフィグレーション」を参照してください。
この節で説明したように weblogic.Server
コマンドを入力すると、次のファイルが作成されます。
config.xml
DefaultAuthenticatorInit.ldift
、DefaultRoleMapperInit.ldift
、および SerializedSystemIni.dat
。基本的なセキュリティ関連データを格納します。 boot.properties
ファイル。暗号化された形式でユーザ名とパスワードを格納します。このファイルを使用すると、サーバ起動時のユーザ名とパスワードのプロンプトを回避できます。詳細については、『サーバの起動と停止の管理』の「起動 ID ファイル」を参照してください。startWebLogic.cmd
および startWebLogic.sh
。以後サーバのインスタンス化に使用できます。注意 : | weblogic.Server を空のディレクトリで呼び出すと、WLST Offline およびコンフィグレーション ウィザードと同じコンフィグレーション プロセスによってドメインが暗黙的に作成されます。これにより、常に共通のドメインを参照できるようになります。weblogic.Server を使用して空のディレクトリにドメインを暗黙的に作成するまで、約 15 秒かかります。 |
起動オプションではサーバのローカル コンフィグレーション MBean の属性値を設定するため、Administration Console にはコマンドラインで設定した値は表示されません。サーバのローカル コンフィグレーション MBean の値を表示するには、次のように WLST を使用します。
connect
コマンドを使用して WLST をサーバに接続します。connect
コマンドの詳細については、「WLST コマンドおよび変数リファレンス」の「connect」を参照してください。
wls:/(offline)>
connect('username','password','t3s://localhost:7002')
Connecting to weblogic server instance running at t3s://localhost:7002 as username weblogic ...
wls:/mydomain/serverConfig>
cd('Clusters/cluster_name')
wls:/mydomain/serverConfig/Clusters/mycluster>
cmo.getMulticastAddress()
wls:/mydomain/serverConfig>
cd('Servers/server_name/Log/server_name')
wls:/mydomain/serverConfig/Servers/myserver/Log/myserver>
cmo.getStdoutSeverity()
WLST の使い方の詳細については、『WebLogic Scripting Tool ガイド』を参照してください。コンフィグレーション MBean の詳細については、『JMX によるカスタム管理ユーティリティの開発』の「WebLogic Server MBean について」を参照してください。
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