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JMSConnectionFactory

 


説明

このクラスは、JMS 接続ファクトリを表します。接続ファクトリは、JMS クライアントが JMS 接続を作成することを可能にするオブジェクトです。

 


構文

<JMSConnectionFactory
AcknowledgePolicy=( "All" | "Previous" )
AllowCloseInOnMessage=( "true" | "false" )
ClientId="String"
DefaultDeliveryMode=( "Persistent" | "Non-Persistent" )
DefaultPriority="number"
DefaultRedeliveryDelay="number"
DefaultTimeToDeliver="number"
DefaultTimeToLive="number"
DeploymentOrder="number"
FlowControlEnabled=( "true" | "false" )
FlowInterval="number of seconds"
FlowMaximum="number of messages/second"
FlowMinimum="number of messages/second"
FlowSteps="number"
JNDIName="String"
LoadBalancingEnabled=( "true" | "false" )
MessagesMaximum="number"
Name="String"
Notes="String"
OverrunPolicy=( "KeepOld" | "KeepNew" )
ServerAffinityEnabled=( "true" | "false" )
Targets="list of Target names"
TransactionTimeout="number"
UserTransactionsEnabled=( "true" | "false" )
XAConnectionFactoryEnabled=( "true" | "false" )
XAServerEnabled=( "true" | "false" )
/>

 


親要素

 


属性

表24-1 JMSConnectionFactory の属性

属性

説明

指定できる値とデフォルト値

AcknowledgePolicy

接続ファクトリの AcknowledgePolicy 属性の値を返す。

注意 : この属性は、非トランザクション セッション用に CLIENT_ACKNOWLEDGE 確認応答モードを使用する実装にのみ適用される。

この属性は、JMS 仕様の変更の問題を回避する。具体的に説明すると、この仕様では確認応答されるメッセージとその前のすべてのメッセージを確認応答できた。しかし、以下に示すとおり、仕様の変更によって、任意のメッセージを確認応答すると受信済みのすべてのメッセージが確認応答されるようになった (確認応答されるメッセージの後に受信したメッセージも含む)。

  • ACKNOWLEDGE_PREVIOUS では、古い振る舞いが保持される (確認応答されるメッセージとその前のすべてのメッセージが確認応答される)。

  • ACKNOWLEDGE_ALL では、どのメッセージによって確認応答が発生したのかに関係なく、特定のセッションによって受信したすべてのメッセージが確認応答される。

Administration Console のフィールド表示 : [確認応答ポリシー]

必須 : いいえ

デフォルト値 : All

AllowCloseInOnMessage

接続ファクトリの AllowCloseInOnMessage 属性の値を返す。

close() メソッドを onMessage() メソッド呼び出し内で発行できるようにするメッセージ コンシューマを、接続ファクトリが作成するかどうかを指定する。

  • このフラグを有効 (true) にした場合、永続的なブロッキングではなく、onMessage() メソッド呼び出し内からの close() メソッド呼び出しが成功する。 セッションの通知モードを AUTO_ACKNOWLEDGE に設定した場合、onMessage() が完了しても現在のメッセージは自動的に通知される。

  • このフラグを選択しない場合 (false)、onMessage() から呼び出されたときに stop() および close() メソッドがハングする。

この属性は動的であり、いつでも変更できる。ただし、この値を変更しても、既存の接続には効果が及ばない。その効果は、この接続ファクトリで作成された新しい接続だけに及ぶ。

Administration Console のフィールド表示 : [メッセージの短縮を許可]

必須 : いいえ

デフォルト値 : false

ClientId

この接続ファクトリを使用する恒久サブスクライバのクライアント ID を返す。

Administration Console のフィールド表示 : [クライアント ID ]

必須 : いいえ

DefaultDeliveryMode

接続ファクトリの DefaultDeliveryMode 属性の値を返す。

配信モードが明示的に定義されていない場合にメッセージに適用するデフォルトの配信モード。 このファクトリで作成された接続で生成され、DefaultDeliveryMode が null のすべてのメッセージは、この値を受け取る。

Administration Console のフィールド表示 : [デフォルト配信モード]

必須 : いいえ

デフォルト値 : Persistent

DefaultPriority

接続ファクトリの defaultPriority 属性を返す。

優先順位が明示的に定義されていない場合にメッセージに適用するデフォルトの優先順位。 このファクトリで作成された接続で生成され、DefaultPriority が -1 のすべてのメッセージは、この値を受け取る。

Administration Console のフィールド表示 : [デフォルト優先順位]

必須 : いいえ

デフォルト値 : 4

最小値 : 0

最大値 : 9

DefaultRedeliveryDelay

接続ファクトリの defaultRedeliveryDelay 属性の値を返す。

ロールバックまたは回復されたメッセージが再配信されるまでのデフォルトの遅延時間 (ミリ秒単位) を定義する。 このファクトリで作成されたコンシューマによって消費され、DefaultRedeliveryDelay が -1 のすべてのメッセージは、この値を使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [デフォルト再送遅延]

必須 : いいえ

デフォルト値 : 0

最小値 : 0

最大値 : 263-1

DefaultTimeToDeliver

接続ファクトリの DefaultTimeToDeliver 属性の値を返す。

メッセージが生成されてから送り先で表示できるようになるまでのデフォルトの遅延時間 (ミリ秒単位) を定義する。 このファクトリで作成されたプロデューサによって生成され、DefaultTimeToDeliver が -1 のすべてのメッセージは、この値を使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [デフォルト配信時間]

必須 : いいえ

デフォルト値 : 0

最小値 : 0

最大値 : 263-1

DefaultTimeToLive

接続ファクトリの DefaultTimeToLive 属性の値を返す。

メッセージのデフォルトの最長存在期間 (ミリ秒単位)。優先順位が明示的に定義されていない場合にメッセージに適用される。値 0 はメッセージが無限に存在することを示す。 このファクトリで作成された接続で生成され、DefaultTimeToLive が -1 のすべてのメッセージは、ミリ秒で表されたこの値を受け取る。

Administration Console のフィールド表示 : [デフォルト生存時間]

必須 : いいえ

デフォルト値 : 0

最小値 : 0

最大値 : 263-1

DeploymentOrder

デプロイの優先順位。サーバではこれを使って項目のデプロイ順を決定する。優先順位は、同じタイプの他のデプロイ可能な項目に対する相対的な順位。 たとえば、サーバはすべての EJB を優先順位に従ってデプロイしてから、起動クラスを優先順位に従ってデプロイする。

デプロイ順の値が小さい項目から順にデプロイされる。デプロイ順の値が等しい項目のデプロイメント順序は保証されていない。クラスタ間の順序付けは保証されていない。

必須 : いいえ

デフォルト値 : 1000

最小値 : 0

最大値 : 231-1

FlowControlEnabled

接続ファクトリの FlowControlEnabled 属性の値を返す。

接続ファクトリを使用して作成したプロデューサでフロー制御が許可されるかどうかを指定する。true の場合、JMS サーバが Btyes/Messages ThresholdHigh に達すると、関連するメッセージ プロデューサが低速化される。

Administration Console のフィールド表示 : [フロー制御を有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : true

FlowInterval

接続ファクトリの FlowInterval 属性の値を返す。

プロデューサが FlowMaximum のメッセージ数から FlowMinimum に、またはその反対にフローを調整するときの調整期間 (単位は秒)。

プロデューサがフロー制御されている場合、FlowInterval 秒の間で FlowMaximum から FlowMinimum へと低速化される。

Administration Console のフィールド表示 : [フロー間隔 (秒)]

必須 : いいえ

単位 : 秒

デフォルト値 : 60

最小値 : 0

最大値 : 231-1

FlowMaximum

接続ファクトリの FlowMaximum 属性の値を取得する。

しきい値の条件に達したプロデューサに対する秒当たりの最大メッセージ数。 プロデューサがフロー制御されている場合、秒当たり FlowMaximum のメッセージ数より高速化できない。

しきい値の条件に達したときにプロデューサがフローを制御していない場合、そのプロデューサの初期フロー制限が FlowMaximum に設定される。しきい値の条件に達したときにプロデューサが既にフローを制御している場合 (フロー制限は FlowMaximum 未満)、プロデューサは次にフローが評価されるまで現在のフロー制限で処理を継続する。

注意 : いったん、しきい値条件への抵触を回避してからは、プロデューサはフロー制限を無視できなくなる。このフロー制限が FlowMaximum 未満の場合、プロデューサはフローが評価されるたびにそのフローを徐々に FlowMaximum まで増やす必要がある。プロデューサが FlowMaximum に達すると、そのフロー制限を無視し、そのフローを制限せずに送信できる。

Administration Console のフィールド表示 : [最大フロー]

必須 : いいえ

単位 : メッセージ/秒

デフォルト値 : 500

最小値 : 0

最大値 : 231-1

FlowMinimum

接続ファクトリの FlowMinimum 属性の値を取得する。

しきい値の条件に達したプロデューサに対する秒当たりの最小メッセージ数。これは、プロデューサのフロー制御の下限値。つまり、WebLogic JMS は、フロー制限が FlowMinimum に達したプロデューサの処理速度はそれ以上落とさない。

プロデューサがフロー制御されている場合、秒当たり FlowMaximum のメッセージ数より低速化できない。

Administration Console のフィールド表示 : [最小フロー]

必須 : いいえ

単位 : メッセージ/秒

デフォルト値 : 50

最小値 : 1

最大値 : 231-1

FlowSteps

接続ファクトリの FlowSteps 属性の値を取得する。

プロデューサが FlowMaximum のメッセージ数から FlowMinimum に、またはその反対にフローを調整するときに使用するステップ数。フロー間隔の調整期間は、フロー ステップ数に分割される (たとえば 60 秒を 6 ステップで割ると 1 ステップ 10 秒となる)。

また、FlowMaximum と FlowMinimum の差をステップに分割することにより、移動 (調整率など) が計算される。各フロー ステップでは、次のように現在の条件に基づいて必要に応じてフローが上方または下方に調整される。

  • 下方移動 (減衰) は指定した期間 (フロー間隔) および指定したステップ数に対し幾何級数的 (たとえば、100、50、25、12.5)。

  • 上方移動は線形。差は単純にステップ数で除算される。

Administration Console のフィールド表示 : [フロー ステップ]

必須 : いいえ

デフォルト値 : 10

最小値 : 1

最大値 : 231-1

JNDIName

JMS 接続ファクトリの JNDI 名を返す。

接続ファクトリに割り当てられ、JNDI ネームスペース内で接続ファクトリのルックアップに使用される名前。接続ファクトリ名は別途コンフィグレーションされる。

Administration Console のフィールド表示 : [JNDI 名]

必須 : いいえ

LoadBalancingEnabled

接続ファクトリの LoadBalancingEnabled 属性の値を返す。

分散送り先の場合は、接続ファクトリで作成された匿名でないプロデューサが、呼び出しごとに分散送り先内でロード バランシングの対象となるかどうかを指定する。

  • true の場合、関連付けられたメッセージ プロデューサのすべての send() または publish() でロード バランシングが実行される。

  • false の場合、関連付けられたメッセージ プロデューサの最初の send() または publish() でロード バランシングが実行される。

Administration Console のフィールド表示 : [ロード バランスを有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : true

MessagesMaximum

接続ファクトリの MessagesMaximum 属性の値を返す。

非同期セッション向けに存在し、メッセージ リスナに渡されていないメッセージの最大数。値 -1 はメッセージ数を制限しないことを示す。ただし、その場合、使用可能な仮想メモリ量が制限される。値 0 は無効で、さまざまな例外の送出を引き起こす。

  • マルチキャスト セッションの場合、新しいメッセージは OverrunPolicy 属性によって指定されたポリシーに従って破棄され、DataOverrunException が発生する。

  • 非マルチキャスト セッションの場合、新しいメッセージはフロー制御されるか、アプリケーションがメッセージを受け入れることができるまでサーバ上に保持される。

マルチキャスト セッションの場合、接続が停止してもメッセージの配信は、MessagesMaximum 値に達するまで続行される。この値に達すると、メッセージは超過時のポリシーに従って破棄される。

Administration Console のフィールド表示 : [最大メッセージ数]

必須 : いいえ

デフォルト値 : 10

最小値 : -1

最大値 : 231-1

Name

このコンフィグレーションの名前。WebLogic Server では MBean を使用してコンフィグレーションを実装および保持する。

Administration Console のフィールド表示 : [名前]

必須 : いいえ

Notes

このコンフィグレーションの説明として任意に入力できる情報。

Administration Console のフィールド表示 : [メモ]

必須 : いいえ

OverrunPolicy

接続ファクトリの OverrunPolicy 属性の値を返す。

超過時のポリシーは、マルチキャスト メッセージに適用される。未処理のメッセージ数が MessagesMuximum 属性値に達すると、メッセージは指定されたポリシーに従って破棄される。

  • KeepNew に設定した場合、最新のメッセージが最も古いメッセージに対して優先され、必要に応じて、古いメッセージは破棄される。

  • KeepOld に設定した場合、最も古いメッセージが最新のメッセージに対して優先され、必要に応じて、最新のメッセージは破棄される。

メッセージの存在期間は受け取り順序によって決まり、JMSTimestamp 値によって定義されるわけではない。

Administration Console のフィールド表示 : [超過時のポリシー]

必須 : いいえ

デフォルト値 : KeepOld

ServerAffinityEnabled

接続ファクトリの ServerAffinityEnabled 属性の値を返す。

分散送り先の場合、分散送り先内の複数の物理的送り先 (キューまたはトピック) に渡ってコンシューマまたはプロデューサをロード バランシングしている WebLogic Server インスタンスにおいて、同じインスタンス内で実行されている他のすべての物理的送り先間でのロード バランシングが最初に試行されるかどうかを指定する。

Administration Console のフィールド表示 : [サーバ アフィニティを有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : true

Targets

現在のドメイン内で、この項目のデプロイ先となる対象。

必須 : いいえ

TransactionTimeout

接続ファクトリの TransactionTimeout 属性の値を返す。

この接続ファクトリを使用して作成された接続のすべてのトランザクションはこのタイムアウト値 (単位は秒) を持つ。

タイムアウト値で指定された時間を経過しても実行されたセッションがアクティブな場合、トランザクションはロール バックされる。値 0 は、デフォルト値が使用されることを示す。長時間実行するトランザクションがある場合、トランザクションが完了するようにこの属性の値を調整する。

Administration Console のフィールド表示 : [トランザクション タイムアウト]

必須 : いいえ

デフォルト値 : 3600

最小値 : 0

最大値 : 231-1

UserTransactionsEnabled

UserTransactionsEnabled 属性の値を返す。

接続ファクトリが JTA 対応のセッションを作成するかどうかを指定する。true の場合、関連するメッセージ プロデューサとメッセージ コンシューマは、トランザクション コンテキストについて実行中のスレッドを調べる。設定していない場合は、JTA トランザクションを無視する。

ただし XAConnectionFactoryEnabled フラグが true の場合、XA 接続ファクトリを返すために UserTransactionsEnabled 属性も true である必要がある。

注意 : トランザクション セッションは、設定にかかわらず独自の内部トランザクションのために現在のスレッド トランザクション コンテキストを無視する。この設定は、非トランザクション セッションのみに適用される。

Administration Console のフィールド表示 : [ユーザ トランザクションを有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : false

XAConnectionFactoryEnabled

接続ファクトリの XAConnectionFactoryEnabled 属性の値を返す。

キューまたはトピック接続ファクトリの代わりに、XA キューまたは XA トピック接続ファクトリが返されるかどうかを指定する。getXAResource メソッドを持つ XA キュー セッションまたは XA トピック セッションを返す場合にも使用できる。

XA 接続ファクトリが返されるようにするためには、UserTransactionsEnabled フラグも true に設定する必要がある (このフラグはデフォルトで false のため)。

Administration Console のフィールド表示 : [XA コネクションファクトリを有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : false

XAServerEnabled

接続ファクトリの XAServerEnabled 属性の値を返す。

WebLogic Server インスタンス内部から当該接続ファクトリが呼び出されたときに、XA 対応の JMS 接続およびセッションが常に作成されるかどうかを定義する。

Administration Console のフィールド表示 : [サーバサイド XA を有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : false

 

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