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確認済みの問題

以下の節では、WebLogic Server 7.0 とそのサービス パックにおける確認済みの問題、サポートのレベル、注意事項、および一般的な問題について説明します。

 


WebLogic Server 7.0 サービス パック 7 の確認済みの問題

WebLogic Server 7.0 SP7 では、以下の問題が確認されています。

コア サーバに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR174779

プライマリ サーバが停止を始めた後でも、既存のセッションからの要求がプライマリ サーバに転送されます。

回避策 : 少し時間をおいてからページを更新してください。


EJB に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR262695

ejb.xml および weblogic-cmp-rdbms-jar.xml デプロイメント記述子ファイルで完全修飾クラス名が生成されません。 代わりに、メソッド パラメータの値として単純なクラス名のみが生成されます。

回避策 : EJB でアンロード可能なクラスを使用している場合は、デプロイメント記述子ファイルを手動で編集し、完全修飾名を使用してその EJB を参照するようにしてください。


RMI に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR258722

IIOP プロトコルを介して WebLogic Server 7.0 SP7 のクライアントとして動作する場合、WebLogic Server 6.1 にはいくつかの制限事項がありました。 WebLogic Server 6.1 はクラスの変更をサポートしていないので、WebLogic Server 6.1 と WebLogic Server 7.0 SP7 の間では同一のクラスのみを渡すことができるためです。

回避策 : この問題に留意してください。


CR261149

IIOP を介したリモート リクエストに中位か大きなサイズの String が含まれている場合、WebLogic Server 7.0 SP7 では 7.0SP6 に比べて若干速度が低下する可能性があります。 これは、WebLogic Server 7.0SP7 で使用されている JDK 1.4.2_10 の変更点によるものです。

回避策 : XX:+UseTLAB JVM オプション フラグを渡します。 このフラグはスレッドローカルのメモリ割り当てを有効にします。 SPARC 上のサーバ VM の場合にのみ、このフラグはデフォルトで有効になっています。


 


WebLogic Server 7.0 サービス パック 6 の確認済みの問題

WebLogic Server 7.0 SP6 では、以下の問題が確認されています。

Administration Console に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR213792

このリリースの WebLogic Server では、EJB に対してセキュリティ ロールとセキュリティ ポリシーを定義するためのヘルプ情報が Administration Console に表示されません。 EJB に対するセキュリティ ロールおよびセキュリティ ポリシーの割り当てについては、「WebLogic リソースの保護」を参照してください。


CR215117

WebLogic Server 7.0 SP6 では、Administration Console の [サーバ|モニタ|バージョン] ページ に weblogic.management.runtime.JVMRuntimeMBean の 属性 JavaVMVendor が追加されました。

Administration Console オンライン ヘルプには、現在この属性に対応するポップアップがありません。 そのため、この属性のオンライン ヘルプにアクセスしようとすると 404 エラーが発生します。


JDBC に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR192616

ネット ドライバを経由する API getXAConnection() は、IBM DB2 UDB type 2 JDBC 2.0 ドライバでサポートされていません。

getXAConnection() API 対応の他のドライバを使用することをお勧めします。


プラグインに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR217777

負荷がかかると Apache HTTP Server プラグインにデッドロックが発生します。

問題 : Apache HTTP Server プラグインを使用してクライアントの接続リクエストをクラスタ内の WebLogic Server インスタンスに分散する場合、クライアントがクラスタに接続できずに Apache HTTP Server プラグインのログに次のメッセージが記録されることがあります。

[error] server reached MaxClients setting, consider raising the MaxClients setting

この問題は、負荷のかかった状況下で発生します。

プラットフォーム : すべて

回避策 : Apache HTTP Server プラグインをコンフィグレーションする場合は、httpd.conf コンフィグレーション ファイルの MaxClients パラメータに、クラスタでサポートできる必要のあるクライアント接続の数と同等の値を設定します。

Apache HTTP Server プラグインのコンフィグレーションの詳細については、次の URL にある『WebLogic Server における Web サーバ プラグインの使い方』の「Apache HTTP Server プラグインのインストールとコンフィグレーション」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/plugins/apache.html


 


WebLogic Server 7.0 サービス パック 5 の確認済みの問題

WebLogic Server 7.0 サービス パック 5 では、以下の問題が確認されています。

コア サーバに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR123714

それぞれ独自のネットワーク インタフェース カードを備えた複数のサーバが単一のクラスタまたはドメイン内で動作する場合、ネットワーク クラスロードが失敗する可能性があります。

この障害は、サーバの JVMID で hostAddress が常にデフォルト チャネル アドレスと見なされるために発生します。 クライアントは RJVMImpl.getCodeBase を使用して、クラスのダウンロード元 URL を検索し、デフォルト チャネルに接続しようとして失敗します。

8.1 では、JVMID の hostAddress はリクエストの発信元のチャネルに基づいています。従って hostAddress はチャネルのアドレスを適切に登録します。

8.1

CR079543、CR084568

Unix では、WebLogic Server をインストールするディレクトリ (BEAHOME) の名前にスペースが含まれている場合、一部のサーバ起動スクリプトが失敗する可能性があります。


クラスタに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR168598

WebLogic Server 7.0 で、管理対象サーバの起動に異なるモードを指定している場合でも、管理対象サーバが管理サーバと同じモードで起動します。

たとえば、管理サーバを開発モードで起動してから、コマンドライン オプションの -Dweblogic.ProductionModeEnabled=true を指定して管理対象サーバを起動しても、管理対象サーバは開発モードで起動します。

管理サーバがプロダクション モードで起動している場合にのみ、管理対象サーバはプロダクション モードで起動します。


CR135944、CR100373、CR130592、CR135864

管理対象サーバが管理サーバとは独立したファイル システムまたはマシン上にある場合、管理対象サーバ独立モード (つまり、管理サーバがダウンしている状態) の管理対象サーバにステージングされた 1 フェーズ アプリケーションはデプロイされません。 管理対象サーバが MSI モードで起動される場合、次のようなデプロイメント エラーが発生します。

<Feb 5, 2004 5:06:36 PM EST> <Error> <Management> <141006> <Application 474001:Name=DefaultWebApp,Type=Application not found at ¥home2¥mks¥bea70sp4¥user_projects¥474001¥applications¥DefaultWebApp><Feb 5, 2004 5:06:36 PM EST> <Error> <Management> <141004> <IOException opening application 474001:Name=DefaultWebApp,Type=Application, loading from path ¥home2¥mks¥bea70sp4¥user_projects¥474001¥applications java.io.FileNotFoundException: File does not exist:

¥home2¥mks¥bea70sp4¥user_projects¥474001¥applications¥DefaultWebApp at weblogic.management.mbeans.custom.Application.adminLoad(Application.java:627)

このエラーは、1 フェーズ アプリケーションに対するステージング モードがなく、管理対象サーバでファイルがキャッシュ (ステージング) されないために発生します。

8.1

ドキュメントに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR196210

このドキュメントの以前のバージョンおよび他のサンプルのドキュメントに、Administration Server で MBeanHome インタフェースをルックアップする方法として weblogic.management.Admin.getInstance().getAdminMBeanHome() を使用するという誤った説明がありました。

weblogic.management.Admin クラスはパブリックではありません。 非パブリックなこのクラスを使用する代わりに、JNDI を使用して MBeanHome を取得します。 『WebLogic JMX Service プログラマーズ ガイド』の「例 : アクティブなドメインとサーバの判別」を参照してください。


EJB に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR112260

EJB の <security-permission> 要素が Administration Console に表示されず、security-permission 属性に対する記述子の検証が失敗しました。 Bean がデプロイされてそのクライアントが呼び出されるときに、java.vm.version プロパティを変更することができました。

weblogic-ejb-jar.xml に次のスタンザが含まれていました。

<security-permission>
<description>Optional explanation goes here</description> <security-permission-spec>
grant { permission java.util.PropertyPermission "java.vm.vendor", "read";
} ;
</security-permission-spec>
</security-permission> </weblogic-ejb-jar>

回避策: Administration Console で <security-permission> の表示と変更ができるようにコードを変更しました。

必要なセキュリティ パーミッションを正しくコンフィグレーションするには、次の手順を実行する必要があります。

    1. <security-permission-spec> の付与パーミッションを
    { permission java.util.PropertyPermission "java.vm.vendor", "read"; } に変更します。

    2. %WL_HOME%\server\lib\weblogic.policy ファイルに次の行を追加します。

add grant codeBase "file:/<Your user_projects dir>/YourDomain/lib/-" {permission java.security.AllPermission; } ;

動的に生成されるスタブの classpathlib であるため、 この行が必要です。

    3. -Djava.security.manager オプションを指定してサーバを起動します。


デプロイメントに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR099037

クラスタのデフォルト Web アプリケーションをコンフィグレーションし、その Web アプリケーションをクラスタ内の単一のサーバまたはクラスタに割り当てるか再デプロイすると、デプロイメントが失敗します。


JDBC に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR173725

Oracle 10g thin ドライバを使用する場合に、無効なバッチの値の例外が発生しました。 分析の結果、バッチ サイズに対する Oracle thin ドライバの制限が原因であることがわかりました。 制限は 16383 (short の最大値の半分) のようです。

回避策 : バッチ サイズを制限するか 920 ドライバを使用します。

Oracle によるとこのバグは修正済みであり、10.1.0.2 ドライバにバックポートされています。


JMS に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR108664

メッセージが既に列挙値時間の期限を過ぎている場合でも、キュー ブラウザは期限切れのメッセージを返します。

8.1

セキュリティに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR096349、CR133465

デフォルトでは、あるサイトの MBean ホームを、JNDI を介して匿名ユーザが取得できます。 MBean ホームを通じて、多数のコンフィグレーション MBean を取得したり調べたりできます。 デフォルトでは、この状況でセキュリティの脆弱性は確認されていませんが、BEA Systems では、コンフィグレーション データを慎重に保護することがセキュリティのベスト プラクティスであると考えています。

この問題に対する推奨事項の詳細については、「Security Advisory BEA04-43.01」を参照してください。

8.1

CR125639

weblogic/security/SSL/SSLSocketFactory.java ファイルにある注意事項が正しくありません。 正しい注意事項は次のとおりです。

JSSE によって使用される getDefault() メソッドは、現在サーバで使用されている Certicom SSL 実装ではなく、古い Phaos 実装を使用するように初期化されたインスタンスを返すため、この SSLSocketFactory を JSSE にプラグインすることはできません。 Certicom の実装はサーバの SSL 信頼コンフィグレーションに従ってコンフィグレーションされるのに対し、Phaos 実装では信頼性のある証明書をコンフィグレーションできません。 JSSE から Certicom 実装にアクセスする必要がある場合は、weblogic.security.SSL.SSLSocketFactory.getDefaultJSS() メソッドによって返される SocketFactory インスタンスをラップするクラスのインスタンスを返すために、javax.net.SocketFactory クラスを拡張して、その getDefault() メソッドを実装できます。 以下のコード例では、javax.net.SocketFactory クラスを拡張して、JSSE から Certicom 実装にアクセスする方法を示します。

public class MySSLSocketFactory extends javax.net.SocketFactory {

private static MySSLSocketFactory defFactory;

private javax.net.SocketFactory factory; private MySSLSocketFactory() {

factory = weblogic.security.SSL.SSLSocketFactory. getDefaultJSSE(); }

public static javax.net.SocketFactory getDefault() {

if (defFactory == null) defFactory = new MySSLSocketFactory(); return defFactory; }

public Socket createSocket(InetAddress host, int port)

throws IOException {

return factory.createSocket(host, port); }

// 他の 3 つの抽象 createSocket

// メソッドを同様に実装する ... }


WebLogic Tuxedo Connector に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR074356

tBridge へのリダイレクトをコンフィグレーションするときに、リダイレクトのコンフィグレーション情報が config.xml ファイルの誤った場所に表示されます。 リダイレクトのコンフィグレーションが tBridgeGlobal MBean の子として表示されます。 tBridgeGlobal MBean と同じレベルに表示される必要があります。

回避策 : config.xml ファイルを手動で編集してください。

8.1

Web サービスに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR091230

Microsoft Windows で、clientgen Ant タスクは、名前の大文字/小文字が異なるだけのエンティティを上書きする可能性があります。 この問題は、Windows では大文字と小文字が区別されないために発生します。


 


WebLogic Server 7.0 サービス パック 4 の確認済みの問題

WebLogic Server 7.0 SP4 では、以下の問題が確認されています。

jDriver に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR094209

分散トランザクションと Oracle Server 9.2.0.x を使用する WebLogic Server アプリケーションでは、Oracle Thin ドライバ 9.2.0.x に関する問題が発生します。

回避策 : パッチ 2717235 を当てて Oracle 9.2.0.3 ドライバを使用します。Oracle の Web サイトを確認して、必要なパッチを適用してください。

上記の回避策に加えて、以下の調整方法によって問題が緩和される可能性があります。


JSP に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR061104

Windows システムで JSP コンパイラを実行した場合、出力ファイルの名前は常に小文字で作成されます。 この動作を防止し、クラス名で使用されている文字の大小を維持するには、システム プロパティ weblogic.jsp.windows.caseSensitive を true に設定します。 プロパティの設定は、JSP をコンパイルするときに次のコマンドを使用してコマンドラインで行うことができます。

java -Dweblogic.jsp.windows.caseSensitive=true weblogic.jspc *.jsp 

あるいは、次のコマンドを WebLogic Server の起動スクリプトに挿入します。

 -Dweblogic.jsp.windows.caseSensitive=true


Web サービスに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR092268

プロキシのユーザ名とパスワードが送信されないため、ファイアウォールの内側からプロキシ経由で clientgen を使用できない場合があります。


 


WebLogic Server 7.0 サービス パック 3 の確認済みの問題

WebLogic Server 7.0 SP3 では、以下の問題が確認されています。

ブラウザに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR106615

HP-UX 11.0 および 11i 上で Netscape バージョン 4.79 を使用する場合、バス エラーが原因でブラウザ セッションが失敗する可能性があります。


CR107134

(JRockit)。Linux 上で動作する Oracle サーバ バージョン 8.1.7.3 を使用し、JVM として JRockit を使用する場合、新しい EJB を作成すると end-of-file エラーが発生することがあります。Oracle の次のバージョン 8.1.7.4 にはこの問題はありません。


CR108206

HP コードの libCsup.2 によって送出される例外は WebLogic Server jDriver のコードで処理されず、Weblogic Server でコア ダンプが発生する可能性があります。この問題は、HP コード、ネイティブ コード、および Java の 3 層のコードがある場合に発生します。問題は Oracle 9.2.0 の実行中に観察されました。

回避策 : Oracle 9.2.0.3 のクライアント ライブラリを使用します。


CR094639

EJB の security-constraint にワイルドカード URL (/*) を追加すると、セッション タイムアウト後の req.getSession(false) からの戻り値が変わります。security-constraint にワイルドカードではない単一の URL が含まれる場合、req.getSession(false) からの戻り値は null です。security-constraint にワイルドカードではない URL が含まれていて、さらにワイルドカード (/*) URL も含まれる場合、タイムアウトが発生しても、req.getSession(false) からの戻り値は有効なセッションになります。 問題が修正されるリリース : WebLogic Server 7.0 SP5


EJB に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR082058

EJB がエンタープライズ アプリケーションの一部としてデプロイされる場合、アプリケーション全体を再デプロイしないと EJB を再デプロイできません。

8.1

CR096713

一部の EJBCacheRuntime オブジェクト ID に対して snmpwalk コマンドを実行すると、その RuntimeMBeans は削除されますが、オブジェクト ID は管理情報ベースにそのまま存在するため、結果が返されません (150.x.x 実行時 EJB エンティティ ホーム、458.x.x 実行時 EJB ステートフル ホーム、170.x.x 実行時 EJB ステートレス ホーム、137.x.x 実行時 EJBCache、136.x.x 実行時 EJB キャッシュ モニタ、150.x.x 実行時 EJB エンティティ ホーム、160.x.x 実行時 EJB メッセージ駆動型、161.x.x 実行時 EJB プール、458.x.x 実行時 EJB ステートフル ホーム、170.x.x 実行時 EJB ステートレス ホーム、455.x.x 実行時コネクタ接続プール、および 312.x.x JTA 実行時 JTA 統計)。


ツールに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR092278

weblogic.Deployer ユーティリティを使用して Web アプリケーションを再デプロイするには、コマンドラインで -source および -target オプションの両方を指定する必要があります。-source および -target オプションを指定しない場合、ツールは成功したことを示しますが Web アプリケーションは再デプロイされません。


Web サービスに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR101160

サービス固有の例外の複合データ型が、次のように、JAX-RPC (Java API for XML-Based RPC) 1.0 の仕様に厳密に準拠して処理されません。

この問題の回避策はありません。

回避策 : WebLogic Web サービスを実装する際に、サービス固有 の例外ではなく常に javax.xml.rpc.SOAPFaultException を送出します。


 


WebLogic Server 7.0 サービス パック 2 の確認済みの問題

WebLogic Server 7.0 SP2 では、以下の問題が確認されています。

HPUX 11i ユーザはパッチの適用が必要

WebLogic Server 7.0 SP2 には、正しくないバージョンの hpux11/libweblogicunix1.sl ライブラリがバンドルされていました。適切なライブラリを入手するために、HPUX 11i ユーザは次の場所からパッチをダウンロードして適用する必要があります。

http://commerce.bea.com/products/weblogicserver/suppljar.jsp

パッチを適用するには、次の手順に従います。

  1. パッチをダウンロードします。

  2. それを $WLHOME/weblogic700/server/lib に展開します。

    jar -xvf CR102314_700sp2.jar

    これで、hpux11/libweblogicunix1.sl が新しいライブラリに置き換えられます。

  3. .jar ファイルを CLASSPATH に追加します。

JDK 1.4.1 のサポートと SSL に関する確認済みの問題

JDK 1.4.1 クライアントで SSL を使用するには、jre¥lib ディレクトリから Java 2 SDK jsse.jar を削除する必要があります。

 ディレクトリ : C:¥j2sdk1.4.1¥jre¥lib:
 08/29/2002 01:10a 462,386 jsse.jar 1 File(s) 462,386 b 

Administration Console に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR110791

Administration Console にカスタム ヘルプ ページを追加する場合は、『Administration Console の拡張』で説明されているコンソール拡張を使用します。

代わりの手段で console.war にカスタム ヘルプ ファイルを配置する場合は、必ず console.war を WL_HOME/server/lib/weblogic.jar に追加してください。 そうしないと、サーバの起動時に console.war が再生成されたときにカスタム ファイルが消去されます。

なし

CR066112

Administration Console を使用するデプロイメント手順が、6.x のリリースから変更されています。 詳細については、「WebLogic Server デプロイメント」を参照してください。

なし

CR069828

Web サービスのデプロイメント記述子は、Administration Console を使用して編集できなくなりました。

なし

CR069927

[サーバ|モニタ|プロセス出力] を選択し、いずれかの表示オプションを選択すると、出力は表示されません。ノード マネージャが動作している状態で [ノード マネージャ出力を表示] を選択すると、ノード マネージャがクラッシュします。

7.0 SP3

CR073164

Administration Console を使って、管理サーバの現在のドメイン以外のドメインを編集することはできません。


CR074339

Netscape 4.7 を使って Console にアクセスすると、コンフィグレーション オブジェクトの作成に対する説明テキストが表示されません。

8.1

CR094174

Internet Explorer のバージョン 5 を使用している場合、Administration Console の左ペインで [JDBC|マルチプール] を選択すると、RuntimeError が送出されます。


コア サーバに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR048834

Solaris で JDK 1.3.1 を使用している際に、現地時間を設定しているにも関わらず WebLogic のログ メッセージのタイムスタンプがグリニッジ標準時 (GMT) で記録されている場合には、jre/lib/i18n.jar を更新する必要があります。

この JAR ファイルから、JRE がタイムスタンプをローカライズするために使用するリソースが失われている場合があります。

回避策 :


CR059543

Administration Console を使って XML レジストリを変更して DocumentBuilderFactory テキスト フィールドに NULL を設定した後、同じ XML レジストリを表示すると、DocumentBuilderFactory テキスト フィールドが空になっています。 WebLogic Server のデフォルトの DocumentBuilderFactory である weblogic.apache.xerces.jaxp.DocumentBuilderFactoryImpl が設定されていなければなりません。


CR063799

VirtualHostMBeangetLogFileName を呼び出すと、不正なパスが返ります。

8.1

CR065299、CR067642

Java HotSpot(TM) サーバ VM は、WebLogic Server 7.0 ではまだサポートされていません。 動作確認されたこの VM のクライアント バージョンを使用してください。


CR066581

javax.management.timer.Timer の WebLogic Server バージョン weblogic.management.timer.Timer は、JMX タイマと互換性がありませんでした。

WebLogic のクラスを使ってインスタンス化すると、作成されるタイマは、リスナの実行時に、WebLogic のスレッド プールを使用し、ユーザの ID を受け付けるようになります。


CR066723

開発モードでは、管理対象サーバの検出はデフォルトでオフになっています。 これをオンにするには、WebLogic Server を起動するコマンド ライン引数に、-Dweblogic.manager.discover=false を追加します。


CR067087

現在、WebLogic Server では、weblogic-applications.xml ファイル内でセキュリティ パーミッションを設定する手段は提供されていません。


CR067814

LDAP ブラウザを使って WebLogic Server 上の組み込み LDAP サーバを表示する場合は、次の入力を使用してみてください。

host: localhost
port: 7003
Anonymousbind
LDAP Version 3


CR067868

HotSpot JVM を使用した場合、大きなデプロイメントを実行すると、サーバがハングする可能性があります。

回避策 : -XX:MaxPermSize をもっと大きな値に設定してみてください。


CR068186

マルチホームの Windows 2000 システムに WebLogic Server Version 7.0 をインストールすると、コンフィグレーションされたサーバは、誤って、各 IP アドレスをシステム自体に対する共通の DNS 名に解決します。 たとえば、MyWin2KMachine という名前で下記の IP アドレスを使用するマルチホームの Windows 2000 マシンについて考えてみます。

192.168.1.105
192.168.1.106
192.168.1.107

システムに複数の WebLogic Server インスタンスをインストールし、サーバのリスン アドレス属性に対して IP アドレス 192.168.105、192.168.1.106、および 192.168.1.107 を指定すると、IP アドレスを解決する際に、すべてのサーバが同じ DNS 名 MyWin2KMachine を生成します。 このため、リモート サーバのリソースへのアクセス時に、衝突が発生する可能性があります。

回避策 :

192.168.1.105 MyWin2KMachine1
192.168.1.106 MyWin2KMachine2
192.168.1.107 MyWin2KMachine3


CR068228

互換性モードを使用していない場合、コマンド ライン管理ツールを使用すると、guest に対するパスワードの入力を求められる場合があります。 「guest」のデフォルト パスワードは「guest」です。


CR068247

WebLogic Server 7.0 に付属する JSP は、初めてアクセスされる前にはコンパイルされていません。 コンパイル済みの JSP をデプロイすると、WebLogic Server はそれを再コンパイルし、/wlnotdelete/ ディレクトリに格納する場合があります。


CR068361

バージョン 1.1 の EJB を Bean 管理による永続性からコンテナ管理による永続性に移行する場合、Bean を選択して [Container-managed persistence] を選択すると、詳細オプションと自動キー生成オプションが生成されなければなりませんが、生成されません。


CR069278

コマンド ラインを使って接続プールを作成するとき、シェルが 1 組の引用符を削除するようなプラットフォームでは、プロパティ文字列でエスケープできるのは二重引用符だけです。

回避策 : この過程で引用符が削除されないプラットフォームにおいては、1 組の二重引用符だけを使用する必要があります。 また、接続プロパティごとに property 引数を繰り返して使用すれば、プロパティの文字列を引用符で囲む必要がなくなります。 次に例を示します。

-property Property user=scott -property Password tiger -property URL jdbc:weblogic:oracle:ora817


CR069602

WebLogic Server の JTA の実装は、JTA 仕様バージョン 1.0.1a に準拠するように更新されました。 これには、Transaction.commit() メソッドと TransactionManager.setTransactionTimeout(int) メソッドに対する小さな変更も含まれています。


CR072646

Windows 2000 で Netscape バージョン 4.75 以前を使用する場合、ファイルの関連付けが、Internet Explorer で使用される同様の関連付けから正しく変換されません。 このため、Windows の [スタート] メニューから [About WebLogic Server 7.0]、[About Examples]、および [About Pet Store] を開くときに、以下のような動作が起きます。


CR072940

config.xml ファイルに <SecurityConfiguration> 要素が設定されていない場合、またはこの要素に資格属性および名前属性がない場合は、サーバがこの属性を作成しようとします。 config.xml ファイルが書き込み可能な場合、Java クライアントは、この資格の値をローカルな JVM メモリ空間にキャッシュします。 そして、JVM の有効期間の間、JVM クライアントはこの資格情報を使用します。 しかし、JVM が再起動すると、資格情報がなくなるので、JVM クライアントはアクセスを拒否されます。

回避策 : 資格が既に設定されている時点で、config.xml ファイルを 1 回保存します。


CR073395

Oracle データベースを使用し、複数のクライアントで Sun の Pet Store アプリケーションを実行しようとすると、問題が発生します。


CR073647

現時点では、AdministrationPort を使用できるのは Administration ロールのユーザだけです。

8.1

CR073737

アクティブなドメインに対する管理サーバを再起動すると、管理サーバが管理対象サーバを発見できない場合があります。 この現象は、以下のような状況で発生します。

Windows オペレーティング システムを実行するマルチホームのマシンでは、管理サーバと 1 つ以上のプロセスが、同じリスン ポートを使用します (ただし IP アドレスは異なります)。 これは、Windows オペレーティング システムの制約のためです。 再起動した管理サーバが管理対象サーバを発見できない場合、管理サーバを通してドメインに発行したコマンドは失敗します。 たとえば、管理対象サーバ独立 (MSI) モードで起動した管理対象サーバは、管理サーバが制御を回復した後で、シャットダウン コマンドに応答できない可能性があります。


CR073793

非対象のモジュールに対する URI が config.xml で設定されていない場合は、非対象のモジュールを含むアプリケーションをデプロイできません。

8.1

CR074296

場合によっては、Administration Console で複数の WebLogic Tuxedo Connector WTCResources MBean を作成できます。 特定の WTCServer MBean コンフィグレーションに対して許可される WTCResources MBean は 1 つだけです。 余分なコンフィグレーションを削除し、WebLogic Tuxedo Connector を再起動する必要があります。

8.1

CR074452

WebLogic Server に大きな負荷がかかっているときに JVM からエラーが送出される場合は、Java のメモリ ヒープを増やしてみてください。たとえば、WebLogic Server の起動コマンドを修正し、次の指定を追加します。 MEM_ARGS="-XX:MaxPermSize=128m -Xms512m -Xmx512m"


CR074969

JNDI 名のない EJB のデプロイで問題が発生する場合があります。 WebLogic Server の旧リリースで行われていたように、JNDI 名を含む EJB を引き続きデプロイすることをお勧めします。


CR085169

Iplanet 4.1SP9 を使用している場合、socket.getInputStream().readLine()' を使用する Java クライアントの read_timeout が原因で、Java クライアントはプラグインから POST データを読み込むことができません。これは netbuf_getbytes() の問題によるものです。

回避策 : WebLogic Server とともに Iplanet 6.0SP2 を使用すると、この問題が解消します。


CR099314

http://developer.java.sun.com/developer/bugParade/bugs/4755829.html で説明されているとおり、JDK 1.3.1_04 および nohup コマンドには問題があります。

nohup コマンドは、nohup の呼び出しに関係なく障害を発生します (親シェルが終了すると WebLogic Server プロセスが終了する)。 この問題は ksh (Solaris 8 のデフォルト シェル) で確認されましたが、他のシェルでも発生することが考えられます。 bash シェルでは、この問題は起こりません。

回避策 :


CR110028、CR120181

WebLogic Server 7.0 のスタック スレッド検出は、デフォルト実行キューのスレッドに制限されます。

スタック スレッド検出は weblogic.t3.srvr.CoreHealthServicecheckStuckThreads メソッドによって実行され、プライベート変数 policyName (スタック スレッドをチェックするキュー名) は静的に「default」に設定されます。


EJB に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR089847

WebLogic Server の EJB デプロイメント プロパティの多くには、パフォーマンスのために最適化されたデフォルト値があります。これらのデフォルト値には、EJB 仕様に準拠していないものもあります。

回避策 : WebLogic Server を EJB 仕様に準拠させるには、以下のプロパティを設定します。

weblogic-ejb-jar.xml で、enable-call-by-referenceFalse に設定する。

weblogic-cmp-jar.xml で、include-updatesTrue に設定する。

weblogic-cmp-jar.xml で、check-exists-on-methodTrue に設定する。

なし

CR089630

OracleThinDriver では、表に BLOB および LONG RAW の両方のカラムがある場合に、SELECT 句で LONG RAW カラムより前に BLOB カラムがリストされていても、LONG RAW カラムが先にストリームから読み込まれる必要があります。

現在 EJB コンテナではこのようなケースは処理されず、java.sql.SQLException "Stream already closed" という例外が送出されます。

回避策 : JDriver を使用してください。


CR097323

.jar ファイルに未コンパイルのクラスおよびインタフェースが含まれる場合に、クラスタ内の 1 つのサーバ インスタンスに EJB をデプロイまたは再デプロイすると、固定デプロイメントと呼ばれる問題が生じることが知られています。

未コンパイルの EJB は、デプロイ中にクラスタ内の各サーバ インスタンスにコピーされますが、この EJB はデプロイ先のサーバ インスタンス上でしかコンパイルされません。その結果、EJB の対象とされていないクラスタのサーバ インスタンスには、コンパイルの過程で生成される、EJB の呼び出しに必要なクラスが存在しません。別のサーバ インスタンスのクライアントが固定 EJB を呼び出そうとしても失敗し、RMI レイヤでアサーション エラーが送出されます。

回避策 : クラスタ内の 1 つのサーバ インスタンスに EJB をデプロイまたは再デプロイする場合は、生成されたクラスがすべてのサーバ インスタンスに必ずコピーされ、クラスタ内のすべてのノードから利用可能になるように、デプロイ前にその EJB をコンパイルしてください。

なし

サンプルと Pet Store に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR055626

webapp セキュリティ サンプルの login.jsp ファイルでは、ユーザ ログイン時の URL エンコーディングが無効になっています。 login.jsp ファイルは次の場所にあります。

SAMPLES_HOME¥server¥src¥examples¥webapp¥security

login.jsp ファイルには次のコードがあります。

<form method="POST" action="j_security_check">

URL エンコーディングを許可するために使用するコードの例を次に示します。

<FORM ACTION="<%= response.encodeURL("j_security_check") %>" METHOD=POST>

7.0 SP2

CR068009

Microsoft VB スクリプトのバージョンのため、ZeroClient jCom サンプルを実行するには Excel 2000 以降が必要です。


CR071260

サンプルおよび Pet Store に対するパスワードとユーザ名が、WebLogic Server 7.0 ベータ版から変更されました。installadministrator/installadministrator は使用できません。 代わりに、weblogic および weblogic を使用してください。

なし

CR073395

Pet Store では、複数のクライアントが同じリソースを使用する際に問題があります。この問題に対する対処は Sun において行われています。


CR074004

SAMPLES_HOME¥server¥src¥examples¥security ディレクトリにある package-summary.html ファイルでは、Security サンプルの概要の表の中で audit サンプルと cert サンプルが参照されています。これらのサンプルは、WebLogic Server 7.0 で非推奨になった API を使用しているため、WebLogic Server の配布キットから削除されています。

また、SSLClient、JAAS、および Net の各サンプルの正確な説明は、以下のとおりです。

SSLClient : クライアントとして機能する WebLogic Server から別の WebLogic Server またはアプリケーション サーバに、発信 SSL 接続または相互 SSL 接続を確立する方法を示します。

JAAS :ユーザ名とパスワードを検証し、有効な場合は Trader ステートレス セッション EJB を実行することで、Java Authentication and Authorization Service (JAAS) の使い方を示します。

Net: weblogic.security.net.ConnectionFilter インタフェースと ConnectionFilterRulesListener インタフェースを実装する接続フィルタの作り方を示します。接続フィルタを利用すれば、クライアントの IP アドレスとプロトコルおよびローカルとリモートのポート番号を基にして、WebLogic Server 環境へのクライアント接続を拒否したり許可したりすることができます。

なし

CR080288

ant run を使用してクライアントを実行するときに、RMI クラスタ サンプルに問題があります。クライアントに対する java 呼び出しに間違った引用符が含まれています。


インストールに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR085531

SmartUpdate を介して WebLogic Server のアップグレードおよびダウングレードを正常に行った後、次にアップグレードを行うと以下のエラーが発生します。

Installer is not compatible with the installed product. Your product directory contains installed components that are not available in the current installer. Please check your installer to ensure it matches the product distribution on your system.

回避策 : カスタマ サポートの担当者にお問い合わせください。


相互運用性に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR093343 および
CR093347

Java 2 SDK 1.4.1 上で動作する Java クライアントが Java 2 SDK 1.3.1 上で動作するサーバにアクセスすると、以下のようなエラーが発生します。

これらは Sun Java 2 SDK (Ticket #808980) で確認された問題です。Sun では Java 2 SDK 1.5 で問題を修正する予定です。

回避策 : クライアント アプリケーションを SDK 1.3.1 上で実行してください。


CR092507、CR095479

7.0 SP1 サーバと 7.0 SP2 サーバを相互運用する場合、MarshalException/UnmarshalException を送出するリモート メソッドでアンマーシャリングの問題が発生する可能性があります。この問題は、MarshalException および UnmarshalException が SP2 では正しい完了ステータスにマップされているものの、SP1 では誤った完了ステータスにマップされていることが原因で発生します。


CR095804

WebLogic Server 7.0 SP2 クライアントが WebLogic 8.1 サーバ インスタンスから Coordinator リモート オブジェクトを取得しようとすると、リモート スタブを CoordinatorOneway インタフェースにキャストするときに ClassCastException が送出されます。このため、8.1 調整サーバへコミットを渡すことができません。

7.0 SP3

jDriver に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR094209

分散トランザクションと Oracle Server 9.2.0.x を使用する WebLogic Server アプリケーションでは、Oracle Thin ドライバ 9.2.0.x に関する問題が発生します。

回避策 : パッチ 2717235 を当てて Oracle 9.2.0.3 ドライバを使用します。Oracle の Web サイトを確認して、必要なパッチを適用してください。

上記の回避策に加えて、以下の調整方法によって問題が緩和される可能性があります。


JMS に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR075438

分散トピックにデプロイされ、その分散トピックの 2 つのメンバーをホストするサーバ インスタンスをターゲットとしたメッセージ駆動型 Bean (MDB) は、分散トピックのすべてのメンバーにもデプロイされます。

MDB がメンバーの送り先名に固定されるので、これは当然予期される動作です。したがって、JMS サーバに 2 つのメンバーがある場合、メンバーごとに 1 つ、2 つの MDB がデプロイされます。


JRockit に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR093270

WebLogic Server 7.0 SP2 が JRockit JVM で動作している場合に、UDDI でプライベート レジストリに対して新しく Web サービスをパブリッシュしようとすると、次のようなエラー メッセージが表示されてパブリッシュは失敗します。 "An error has occurred E_fatalError(10500): a serious technical error has occurred while processing the request."

これは UDDI 実装 (AUDDI 1.0) のバグによるものです。


JTA に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR089804

トランザクションで、同じ接続プールを指している 2 つの Tx データ ソースから接続を使用することはできません。2 番目の Tx データ ソースから接続を取得しようとすると、XA_PROTO エラーを受け取ります。

WebLogic Server は内部的に、データ ソース名ではなく接続プール名を使用してリソースを特定します。異なる Tx データ ソースを使用して同じ接続プールから 2 つの別々の接続を取得する場合、その接続は同じリソースとして扱われます。トランザクションでは、1 番目の Tx データ ソース に対して start/enlist が呼び出され、その後 2 番目の Tx データ ソースに対して start/enlist が試行されます。サーバはリソースを同じものと見なすため、新しいトランザクションを開始する前に end/delist が呼び出されないことが原因で XA_PROTO エラーが送出されます。

回避策 :

いずれの回避策でも、パフォーマンスが低下することはありません。


ノード マネージャに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR074230

WebLogic Server にデプロイされたアプリケーションは、ServerMBean.getRootDirectory() メソッドで取得したルート ディレクトリを基準にファイルのルックアップを行う必要があります (デフォルトは「.」ディレクトリ)。 たとえば、ファイルのルックアップを実行するには、次のようなコードを使用します。

String rootDir = ServerMBean.getRootDirectory();  //アプリケーションのルート ディレクトリ
File f = new File(rootDir + File.separator +  "foo.in");

次のようなシンプルなコードは使用しません。

File f = new File("foo.in");

ノード マネージャを使用して起動されるサーバにアプリケーションがデプロイされる場合は、代わりに次のメソッド呼び出しを使用します。

String rootDir //アプリケーションのルート ディレクトリ
if ((rootDir = ServerMBean.getRootDirectory()) ==  null) rootDir = ServerStartMBean.getRootDirectory(); File f = new File(rootDir + File.separator + "foo.in");

ServerStartMBean.getRootDirectory() メソッドは、ノード マネージャを使用して起動するようにサーバをコンフィグレーションする際に指定した Root Directory 値を取得します。これは、Administration Console の [コンフィグレーション|リモートスタート] ページで指定された Root Directory 属性に対応します。

ノード マネージャによってリモートから起動された管理対象サーバは、[リモート スタート] タブで設定された weblogic.RootDirectory を認識しません。

この問題が起こらないようにするには、[ドメイン|サーバ|コンフィグレーション|デプロイメント] タブでステージング ディレクトリの絶対パスを入力します。 相対パスを入力しないでください。 WebLogic Server のルート ディレクトリを含めた絶対パスを入力します。


CR073078

管理サーバは、ノード マネージャに対する SSL 接続のセットアップを試みる際、管理サーバのルート ディレクトリで証明書ファイルの自動検索は行いません。管理サーバのルート ディレクトリに SSL 証明書ファイルを格納してある場合は、Administration Console の [接続|SSL] タブを使って、証明書ファイルへの絶対パスをコンフィグレーションする必要があります。

8.1

CR075142

管理サーバとノード マネージャが同時に TCP ソケットのクローズを試みる場合があり、以下のエラー メッセージがノード マネージャのログ ファイルに記録されます。

<Apr 18, 2002 5:32:55 PM EDT> <Error> <NodeManager@localhost:5555>
<OutputHandler: done2 socket close failed, reason: java.net.SocketException:
Connection reset by peer.>

この問題は、ノード マネージャまたは管理サーバの動作には影響を与えません。


CR094722

クラスタ内の管理対象サーバを起動すると、管理サーバで socketWrite エラーが送出されます。

回避策 : 問題を無視するか、管理対象ノードを再起動してください。


プラグインに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR095161

負荷がかかると、Apache プラグインがバックエンドの WebLogic Server インスタンスから CONNECTION REFUSED エラーを受け取る可能性があります。このエラーは、Apache Server バージョン 1.3.22 と Apache プラグイン、および Solaris 8 上で動作する WebLogic Server で確認されました。


RMI に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR099693

クライアントが t3 プロトコルを使用してファイアウォールから WebLogic Server にアクセスすると、サーバは初期化されていない接続上でメッセージをルーティングしようとしたため、エラーが発生しました。

サーバの ExternalDNSName が指定されました。初期接続時に、クライアントはサーバ インスタンスの ExternalDNSName へリクエストを送信しました。サーバ インスタンスからの応答にある JVMID は、サーバの内部 IP アドレスと内部 DNS 名を必要としていました。クライアントからの以降のリクエストは認識されませんでした。

クライアントがファイアウォールを介して t3 で接続する場合に問題が発生します。回避策は、サーバ インスタンスの内部 DNS 名を外部 IP アドレスにマップするエントリを外部 DNS サーバに追加することです。

7.0 SP03

セキュリティに関する確認済みの問題

BEA のセキュリティ勧告については、dev2dev Web サイトにある BEA の Advisories & Notifications ページを参照してください。このページでは、セキュリティ関連のパッチをダウンロードしたり、新しいセキュリティ勧告の通知を受けるよう登録したりできます。 Advisories & Notifications ページには、http://dev2dev.bea.com/advisories でアクセスできます。

BEA では、BEA 製品に関するセキュリティ問題をご報告いただくための電子メール アドレス (security-report@bea.com) も用意しています。

以下の表に、このサービス パック リリースで確認されたセキュリティ関連の問題を示します。

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR086158

http://dev2dev.bea.com/resourcelibrary/advisoriesnotifications/BEA02-22.jsp のセキュリティ勧告に関する情報を確認してください。


CR092546

以下の仕様で定義されているように、ロール名の正しい構文は XML_NMTOKEN でなければなりません。

http://www.w3.org/TR/REC-xml#NT-Nmtoken


CR093652

JDK 1.4.1 で構築されたクライアントが SSL を使用するには、Java 2 SDK の jsse.jar ファイルを JAVA_HOME¥jre¥lib ディレクトリから削除する必要があります。


CR094566

このリリースの WebLogic Server で nCipher JCE プロバイダを使用するには、JDK 1.3.1 を使用してクライアントを構築する必要があります。


CR096589

weblogic.servlet.security.ServletAuthentication.strong() は壊れており、クラス キャスト例外により失敗します。

回避策 : パッチ CR096589_70sp2.jar をインストールしてください。

7.0 SP3

サードパーティ製ツールに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR071527

Resonate (WebLogic Server をバックエンド サーバとして使用するサードパーティ製ロード バランシング ツール) でセッションの永続化に関する問題があります。Resonate では大文字と小文字を区別するため、URLEncoding がクッキーを JSESSIONID ではなく jsessionid として送信した場合、Resonate はクッキーを検出できません。


ツールに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR064893

以下のデプロイメント記述子要素は、WebLogic Builder では変更できません。

ejb-jar.xml の要素

weblogic-cmp.xml の要素


CR065250

データベースに対するドライバ クラスがクライアントにないと、WebLogic Builder はサーバ上のデータベースへのアクセスに失敗する場合があります。


CR066466

WebLogic Builder では、操作をキャンセルすることはできません。


CR066668

Linux の場合、WebLogic Builder のファイル ブラウザはカレント ディレクトリではなくルートで開きます。


CR068152

WebLogic Builder の EJB 要素では、Add、Edit、および Delete の各動作が遅くなる場合があります。

8.1

CR068165

WebLogic Builder において、[Resource Links] の [Add] ダイアログ、 [WebLogic 設定]、および [J2EE Links] では、アプリケーション スコープのデータ リソースの選択が正しく表示されません。


CR068620

WebLogic Builder では、表のカラムのサイズを正しく変更できません。

8.1

CR069568

WebLogic Builder では、EJB メソッド パーミッションの 1 つのメソッドに複数のロールをマップできません。


CR071833、CR072541

WebLogic Builder の RAR サポートには、デプロイメント記述子の生成が含まれていません。


CR072700、CR074591

WebLogic Builder のデプロイメント ダイアログ ボックスを使用してアプリケーションをアンデプロイする場合に、そのダイアログでアンデプロイメントが示されません。このダイアログでは、デプロイメントの失敗したアプリケーションがデプロイされたと報告される場合もあります。

7.0 SP3

CR073975

WebLogic Builder では、メソッドまたはトランザクション属性を指定しなくてもトランザクションが追加されてしまいます。

7.0 SP3

CR074210

WebLogic Builder ではオプティミスティックな同時方式が機能しません。

8.1

CR074322、CR074856

WebLogic Builder では、編集処理が取り消せない場合があります。

8.1

CR074566

(include-update のように) WebLogic Builder の BeanGrid/Edit を通じて修正されたファインダまたはコンテナ管理の永続性の値は、個別のパネルで表されない場合があります。

8.1

CR074622

WebLogic Builder のポップアップ ダイアログを使用してコンテナ管理の永続性フィールドを編集する際に、カラムの型を OracleCLOB に設定して、[CMP] ツリー ノードをクリックした場合に、そのカラムの型の変更が [CMP] パネルに表示されません。


CR074728

WebLogic Builder では、メソッドをローカル メソッドに変更することができません。


CR074754

一部のトランザクション属性を編集すると、WebLogic Builder で記述子が重複して作成される場合があります。


CR074961

WebLogic Builder を使用して web.xml 記述子を生成すると、7.0 より前のセキュリティ プロトコルに関連するセキュリティ ロール「guest」が作成されます。


CR075129

ステートレス セッション Bean をステートフルに切り替えた場合に、WebLogic Builder ではそのモジュールが変更されていることが示されない場合があります。


CR075228

トランザクションまたはパーミッション メソッドを削除すると、WebLogic Builder ではアサーション エラーが送出される場合があります。

8.1

CR075586

WebLogic Server サンプル サーバまたはサンプルで WebLogic Builder を使用する場合は、WebLogic Builder を起動する前に setExamplesEnv (%SAMPLES_HOME%¥server¥config¥examples にあります) を実行し、PointBase データベース サーバを実行するために必要なファイルをクラスパスに追加する必要があります。これを行わないと、データベースのエラー メッセージが表示されます。


CR075753

記述子の一部の要素は WebLogic Builder の検証をパスしても、ejbc によってエラーと判定されることがあります。


CR075924

WebLogic Builder では、EAR でネストされた WAR ファイルの記述子ファイルが正しく生成されない場合があります。

8.1

CR075936

WebLogic Builder では、estimated-bean-size 要素で無効な値が生成される場合があります。

8.1

WebLogic Tuxedo コネクタに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR067275

RMI over IIOP を使用するクラスタの WebLogic Tuxedo Connector では、ロード バランシングとフェイルオーバはサポートされていません。


CR079630

相関 ID を設定する場合、setJMSCorrelationID(String) メソッドの使用を考えるユーザが多いと思われます。このメソッドでは 32 文字の文字列を使用し、それを 64 バイトの配列に格納します。JMS では文字列は UTF-16BE として格納されます。tBridge が Tuxedo から受け取る相関 ID も 32 文字ですが、こちらは 32 バイトです。tBridge では setJMSCorrelationIDAsBytes(byte[]) を使用して、受信側の JMS キュー用のメッセージが作成されます。この 2 つの文字列は ASCII では同じ文字列になることもありますが、長さが異なるために同じ文字列とは見なされません。

相関 ID を Tuxedo から JMS キュー内に返された ID と比較する必要がある場合には、バイト配列を作成して相関 ID の 16 進数値を格納します。 その後 setJMSCorrelationIDAsBytes() および getJMSCorrelationIDAsBytes() メソッドを使用して ID を作成し、Tuxedo から JMS キュー内に返された ID と比較します。

たとえば相関 ID の文字列が "1234567890ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUV" の場合、次のようになります。


private byte[] coridbyte={0x31,0x32,0x33,0x34,0x35,0x36,0x37,
0x38,0x39,0x30,0x41,0x42,0x43,0x44,
0x45,0x46,0x47,0x48,0x49,0x4a,0x4b,
0x4c,0x4d,0x4e,0x4f,0x50,0x51,0x52,
0x53,0x54,0x55,0x56};
msg.setJMSCorrelationIDAsBytes(coridbyte);
corIDasBytes = msg.getJMSCorrelationIDAsBytes();

corIDasBytes に Tuxedo から返された相関 ID と正しく比較できる値が格納されます。


Web サービスに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR067190

WebLogic Web サービスでは、complexTypes および同じ名前の複数の要素がある XML スキーマはサポートされていません。


CR072890

コマンドライン バージョンの servicegen Ant タスクでは、Ant タスク属性に対応する以下のオプションがサポートされていません。

-overwrite
-contextURI
-includeEJBs
-excludeEJBs
-generateTypes

コマンドライン バージョンの clientgen Ant タスクでは、Ant タスク属性に対応する以下のオプションがサポートされていません。

-autotype
-overwrite

8.1

CR073661

無効な web-services.xml ファイルを使用して不正確に記述された WebLogic Web サービスは WebLogic Server にデプロイはされますが、そのサービスを呼び出そうとするクライアント アプリケーションからアクセスできません。


CR083493

Web サービス サンプルのパッケージに含まれる messages サンプルと multicomponent サンプルには、ダウンロード可能な client.jar ファイルを生成するために必要なコードがありません。これは、用意されているクライアントで動作するサンプルの機能には影響しません。


CR094688

7.0 Web サービスのポータブル スタブ クライアント .jar を使用すると、java.lang.NoClassDefFoundError が発生する可能性があります。

回避策 : 完全な CLASSPATH を使用してクライアントを実行し、VersionMaker ユーティリティにクラス間の相違を指定してください。


CR095629

メモリ使用量を最適化するために新しい weblogic.webservice.cachewsdl フラグを使用する場合、サーバ ログに以下のような誤った警告メッセージが表示されます。

<Warning> <Management> <141087> <Unrecognized property: webservice.cachewsdl>

この警告は正しくありません。このメッセージがあってもフラグは有効になります。


CR101160

サービス固有の例外の複合データ型が、次のように、JAX-RPC (Java API for XML-Based RPC) 1.0 の仕様に厳密に準拠して処理されません。

この問題の回避策はありません。

この問題を回避するには、WebLogic Web サービスを実装する 際に、サービス固有の例外ではなく常に javax.xml.rpc.SOAPFaultException を送出します。


XML に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR070547

Solaris で XML ストリーミング API を使用する場合、一部の文字参照が NT の場合と同じ文字に解決されません。


 


WebLogic Server 7.0 サービス パック 1 の確認済みの問題

この節では、WebLogic Server サービス パック 1 で確認済みの問題を示します。

Administration Console に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR066112

Administration Console を使用するデプロイメント手順が、6.x のリリースから変更されています。 詳細については、「WebLogic Server デプロイメント」を参照してください。

なし

CR069828

Web サービスのデプロイメント記述子は、Administration Console を使用して編集できなくなりました。

なし

CR069927

[サーバ|モニタ|プロセス出力] を選択し、いずれかの表示オプションを選択すると、出力は表示されません。ノード マネージャが動作している状態で [ノード マネージャ出力を表示] を選択すると、ノード マネージャがクラッシュします。


CR073164

Administration Console を使って、管理サーバの現在のドメイン以外のドメインを編集することはできません。


CR074339

Netscape 4.7 を使って Console にアクセスすると、コンフィグレーション オブジェクトの作成に対する説明テキストが表示されません。

8.1

CR074677

WebLogic Server のバージョン 6.x で作成されたドメインをアップグレードすると、ユーザ system は、Administration Console へのアクセスを明示的に許可しなくなります。Console にアクセスするには、Administrators グループのメンバになる必要があります。

7.0 SP2

コア サーバに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR110058

動的なグループ属性 memberURL で、LDAP URL のフィルタ部分に、フォワード スラッシュ (「/」) などの予約文字がある文字列値が含まれている場合、MalformedURLException が発生する可能性があります。 フィルタ部分が、LDAP ディレクトリ サーバ内のフォワード スラッシュ文字を含むオブジェクトに解決される場合、このような URL になる可能性があります。

回避策 : ディレクトリで動的グループを使用する場合は、LDAP ディレクトリのオブジェクト名に予約文字 (「:」、「?」、「/」) を使用しないでください。 netscape.ldap.LDAPUrl ユーティリティ クラス (オープン ソース) はこれらの文字を処理できません。


CR030981

JDBC T3 ドライバは WebLogic Server 6.0 で非推奨になっており、このリリースから削除されました。

なし

CR048834

Solaris で JDK 1.3.1 を使用している際に、現地時間を設定しているにも関わらず WebLogic のログ メッセージのタイムスタンプが GMT で記録されている場合には、jre/lib/i18n.jar を更新する必要があります。

この JAR ファイルから、JRE がタイムスタンプをローカライズするために使用するリソースが失われている場合があります。

回避策 : その場合、以下の方法で修正します。


CR059543

Administration Console を使って XML レジストリを変更して DocumentBuilderFactory テキスト フィールドに NULL を設定した後、同じ XML レジストリを表示すると、DocumentBuilderFactory テキスト フィールドが空になっています。 WebLogic Server のデフォルトの DocumentBuilderFactory である weblogic.apache.xerces.jaxp.DocumentBuilderFactoryImpl が設定されていなければなりません。


CR063799

VirtualHostMBeangetLogFileName を呼び出すと、不正なパスが返ります。

8.1

CR065299、CR067642

Java HotSpot(TM) サーバ VM は、WebLogic Server 7.0 ではまだサポートされていません。 動作確認されたこの VM のクライアント バージョンを使用してください。


CR066581

WebLogic Server には、javax.management.timer.Timer の独自バージョンである weblogic.management.timer.Timer があります。 WebLogic のクラスを使ってインスタンス化すると、作成されるタイマは、リスナの実行時に、WebLogic のスレッド プールを使用し、ユーザの ID を受け付けるようになります。


CR066723

開発モードでは、管理対象サーバの検出はデフォルトでオフになっています。 これをオンにするには、WebLogic Server を起動するコマンド ライン引数に、-Dweblogic.manager.discover=false を追加します。


CR067087

現在、WebLogic Server では、weblogic-applications.xml ファイル内でセキュリティ パーミッションを設定する手段は提供されていません。


CR067814

LDAP ブラウザを使って WebLogic Server 上の組み込み LDAP サーバを表示する場合は、次の入力を使用してみてください。

host: localhost
port: 7003
Anonymousbind
LDAP Version 3


CR067868

HotSpot JVM を使用した場合、大きなデプロイメントを実行すると、サーバがハングする可能性があります。

回避策 : -XX:MaxPermSize をもっと大きな値に設定してみてください。


CR068186

マルチホームの Windows 2000 システムに WebLogic Server Version 7.0 をインストールすると、コンフィグレーションされたサーバは、誤って、各 IP アドレスをシステム自体に対する共通の DNS 名に解決します。 たとえば、MyWin2KMachine という名前で下記の IP アドレスを使用するマルチホームの Windows 2000 マシンについて考えてみます。

192.168.1.105
192.168.1.106
192.168.1.107

システムに複数の WebLogic Server インスタンスをインストールし、サーバのリスン アドレス属性に対して IP アドレス 192.168.105、192.168.1.106、および 192.168.1.107 を指定すると、IP アドレスを解決する際に、すべてのサーバが同じ DNS 名 MyWin2KMachine を生成します。 このため、リモート サーバのリソースへのアクセス時に、衝突が発生する可能性があります。

回避策 : 以下のいずれかを実行します。

192.168.1.105 MyWin2KMachine1

192.168.1.106 MyWin2KMachine2
192.168.1.107 MyWin2KMachine3


CR068228

互換性モードを使用していない場合、コマンド ライン管理ツールを使用すると、guest に対するパスワードの入力を求められる場合があります。 「guest」のデフォルト パスワードは「guest」です。


CR068247

WebLogic Server 7.0 に付属する JSP は、初めてアクセスされる前にはコンパイルされていません。 コンパイル済みの JSP をデプロイすると、WebLogic Server はそれを再コンパイルし、/wlnotdelete/ ディレクトリに格納する場合があります。


CR068361

バージョン 1.1 の EJB を Bean 管理による永続性からコンテナ管理による永続性に移行する場合、Bean を選択して [Container-managed persistence] を選択すると、詳細オプションと自動キー生成オプションが生成されなければなりませんが、生成されません。


CR069278

コマンド ラインを使って接続プールを作成するとき、シェルが 1 組の引用符を削除するようなプラットフォームでは、プロパティ文字列でエスケープできるのは二重引用符だけです。 この過程で引用符が削除されないプラットフォームにおいては、1 組の二重引用符だけを使用する必要があります。 また、接続プロパティごとに property 引数を繰り返して使用すれば、プロパティの文字列を引用符で囲む必要がなくなります。 次に例を示します。

-property Property user=scott -property Password tiger -property URL jdbc:weblogic:oracle:ora817


CR069602

WebLogic Server の JTA の実装は、JTA 仕様バージョン 1.0.1a に準拠するように更新されました。 これには、Transaction.commit() メソッドと TransactionManager.setTransactionTimeout(int) メソッドに対する小さな変更も含まれています。


CR070429

現時点では、前回の正常な COMMO コンフィグレーションを使って再起動する手段はありません。

7.0 SP2

CR071954

バージョン 6.x の weblogic.management.Admin クラスには、静的メソッド getActiveDomain() がありました。 Weblogic Server 7.0 では、getActiveDomain() は静的ではなくなっています。 その代わりとして、Admin.getInstance().getAdminMBeanHome().getActiveDomain(); を使用します。

この代替 API の使い方の例については、『WebLogic JMX Service プログラマーズ ガイド』の「アクティブなドメインとサーバの判別」を参照してください。


CR072646

Windows 2000 で Netscape バージョン 4.75 以前を使用する場合、ファイルの関連付けが、Internet Explorer で使用される同様の関連付けから正しく変換されません。 このため、Windows の [スタート] メニューから [About WebLogic Server 7.0]、[About Examples]、および [About Pet Store] を開くときに、以下のような動作が起きます。


CR072940

config.xml ファイルに <SecurityConfiguration> 要素が設定されていない場合、またはこの要素に資格属性および名前属性がない場合は、サーバがこの属性を作成しようとします。 config.xml ファイルが書き込み可能な場合、Java クライアントは、この資格の値をローカルな JVM メモリ空間にキャッシュします。 そして、JVM の有効期間の間、JVM クライアントはこの資格情報を使用します。 しかし、JVM が再起動すると、資格情報がなくなるので、JVM クライアントはアクセスを拒否されます。

回避策 : 資格が既に設定されている時点で、config.xml ファイルを 1 回保存します。


CR073395

Oracle データベースを使用し、複数のクライアントで Sun の Pet Store アプリケーションを実行しようとすると、問題が発生します。


CR073647

現時点では、AdministrationPort を使用できるのは Administration ロールのユーザだけです。

8.1

CR073737

アクティブなドメインに対する管理サーバを再起動すると、管理サーバが管理対象サーバを発見できない場合があります。 この現象は、以下のような状況で発生します。

Windows オペレーティング システムを実行するマルチホームのマシンでは、管理サーバと 1 つ以上のプロセスが、同じリスン ポートを使用します (ただし IP アドレスは異なります)。 これは、Windows オペレーティング システムの制約のためです。 再起動した管理サーバが管理対象サーバを発見できない場合、管理サーバを通してドメインに発行したコマンドは失敗します。 たとえば、管理対象サーバ独立 (MSI) モードで起動した管理対象サーバは、管理サーバが制御を回復した後で、シャットダウン コマンドに応答できない可能性があります。


CR073793

非対象のモジュールに対する URI が config.xml で設定されていない場合は、非対象のモジュールを含むアプリケーションをデプロイできません。

8.1

CR074296

場合によっては、Administration Console で複数の WebLogic Tuxedo Connector WTCResources MBean を作成できます。 特定の WTCServer MBean コンフィグレーションに対して許可される WTCResources MBean は 1 つだけです。 余分なコンフィグレーションを削除し、WebLogic Tuxedo Connector を再起動する必要があります。

8.1

CR074452

WebLogic Server に大きな負荷がかかっているときに JVM からエラーが送出される場合は、Java のメモリ ヒープを増やしてみてください。 たとえば、WebLogic の起動コマンドを修正し、次の指定を追加します。 MEM_ARGS="-XX:MaxPermSize=128m -Xms512m -Xmx512m"


CR074969

JNDI 名のない EJB のデプロイで問題が発生する場合があります。 WebLogic Server の旧リリースで行われていたように、JNDI 名を含む EJB を引き続きデプロイすることをお勧めします。


CR085169

Iplanet 4.1SP9 を使用している場合、socket.getInputStream().readLine()' を使用する Java クライアントの read_timeout が原因で、Java クライアントはプラグインから POST データを読み込むことができません。これは netbuf_getbytes() の問題によるものです。

回避策 : WebLogic Server とともに Iplanet 6.0SP2 を使用します。


CR086784

Sun Microsystem の JVM 1.3.1_03 を使用して Windows 2000 上で WebLogic Server 7.0 SP1 を起動すると、デッドロックの問題が発生します。 この問題は JVM の過度の最適化により発生します。

回避策 : JVM の -XX:-UseCompilerSafepoints オプションを使用して、過度の最適化を無効にします。


EJB に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR124381

EAR ファイルは、デプロイメント時にメモリ不足エラーを発します。 例外は次のとおりです。

<Sep 30, 2003 8:28:41 AM MDT> <Info> <Deployer> <BEA-149060> <Module ttri_depl.jar of application OSS_TTRI successfully transitioned from prepared to unprepared on server myserver.>
<Sep 30, 2003 8:28:41 AM MDT> <Info> <Deployer> <BEA-149033> <failed application OSS_TTRI on myserver>
<Sep 30, 2003 8:28:41 AM MDT> <Info> <Management> <BEA-140009> <Configuration changes for the domain have been saved to the repository.>

回避策 : weblogic-ejb-jar.xmlmax-beans-in-free-pool の量設定を減らします。たとえば、

<max-beans-in-free-pool>2147483647</max-beans-in-free-pool>

この行を次のように変更します。

<max-beans-in-free-pool>100</max-beans-in-free-pool>


CR089847

WebLogic Server の EJB デプロイメント プロパティの多くには、パフォーマンスのために最適化されたデフォルト値があります。これらのデフォルト値には、EJB 仕様に準拠していないものもあります。

WebLogic Server を EJB 仕様に準拠させるには、以下のプロパティを設定する必要があります。

weblogic-ejb-jar.xml で、enable-call-by-referenceFalse に設定する。

weblogic-cmp-jar.xml で、include-updatesTrue に設定する。

weblogic-cmp-jar.xml で、check-exists-on-methodTrue に設定する。

なし

CR089630

OracleThinDriver では、表に BLOB および LONG RAW の両方のカラムがある場合に、SELECT 句で LONG RAW カラムより前に BLOB カラムがリストされていても、LONG RAW カラムが先にストリームから読み込まれる必要があります。

現在 EJB コンテナではこのようなケースは処理されず、java.sql.SQLException "Stream already closed" という例外が送出されます。

回避策 : JDriver を使用してください。


CR097323

.jar ファイルに未コンパイルのクラスおよびインタフェースが含まれる場合に、クラスタ内の 1 つのサーバ インスタンスに EJB をデプロイまたは再デプロイすると、固定デプロイメントと呼ばれる問題が生じることが知られています。

デプロイメント中、未コンパイルの EJB はクラスタ内の各サーバ インスタンスにコピーされますが、コンパイルはデプロイされているサーバ インスタンス上でのみ行われます。その結果、クラスタ内で EJB の対象となっていないサーバ インスタンスでは、EJB の呼び出しに必要な、コンパイル中に生成されるクラスが不足します。別のサーバ インスタンスのクライアントが固定 EJB を呼び出そうとしても失敗し、RMI レイヤでアサーション エラーが送出されます。

回避策 : クラスタ内の 1 つのサーバ インスタンスに EJB をデプロイまたは再デプロイする場合は、生成されたクラスが、クラスタ内のすべてのノードに利用可能なすべてのサーバ インスタンスに必ずコピーされるように、デプロイ前にその EJB を ejbc でコンパイルしてください。


サンプルと Pet Store に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR055626

webapp security サンプルの login.jsp ファイルでは、ユーザ ログイン時の URL エンコーディングが無効になっています。 login.jsp ファイルは次の場所にあります。

SAMPLES_HOME¥server¥src¥examples¥webapp¥security

login.jsp ファイルには次のコードがあります。

<form method="POST" action="j_security_check">

URL エンコーディングを許可するために使用するコードの例を次に示します。

<FORM ACTION="<%= response.encodeURL("j_security_check") %>" METHOD=POST>

7.0 SP2

CR068009

Microsoft VB スクリプトのバージョンのため、ZeroClient jCom サンプルを実行するには Excel 2000 以降が必要です。


CR071260

サンプルおよび Pet Store に対するパスワードとユーザ名が、WebLogic Server 7.0 ベータ版から変更されました。installadministrator および installadministrator は使用できません。代わりに、weblogic および weblogic を使用してください。

なし

CR073395

Pet Store では、複数のクライアントが同じリソースを使用する際に問題があります。この問題に対する対処は Sun において行われています。


CR074004

SAMPLES_HOME¥server¥src¥examples¥security ディレクトリにある package-summary.html ファイルでは、Security サンプルの概要の表の中で audit サンプルと cert サンプルが参照されています。これらのサンプルは、WebLogic Server 7.0 で非推奨になった API を使用しているため、WebLogic Server の配布キットから削除されています。

また、SSLClient、JAAS、および Net の各サンプルの正確な説明は、以下のとおりです。

SSLClient : クライアントとして機能する WebLogic Server から別の WebLogic Server またはアプリケーション サーバに、

発信 SSL 接続または相互 SSL 接続を確立する方法を示します。

JAAS : ユーザ名とパスワードを検証し、有効な場合は Trader ステートレス セッション EJB を実行することで、Java Authentication and Authorization Service (JAAS) の使い方を示します。

Net: weblogic.security.net.ConnectionFilter インタフェースと ConnectionFilterRulesListener インタフェースを実装する接続フィルタの作り方を示します。接続フィルタを利用すれば、クライアントの IP アドレスとプロトコルおよびローカルとリモートのポート番号を基にして、WebLogic Server 環境へのクライアント接続を拒否したり許可したりすることができます。

なし

CR080288

ant run を使用してクライアントを実行するときに、RMI クラスタ サンプルに問題があります。クライアントに対する java 呼び出しに間違った引用符が含まれています。


CR085521

r3client Web サービス サンプルの package-summary.html ファイルは不完全です。このファイルは SAMPLES_HOME¥server¥src¥examples¥webservices¥r3client ディレクトリにあります。

このサンプルは WebLogic Web サービス クライアントを実行して、SOAPBuilders Interoperability Lab Round 3 テスト スイートの実施方法を示すものです。

サンプルをビルドするには、次の手順に従います。

    1. 「クイック スタート」で説明されているように、開発用シェルを設定します。

    2. SAMPLES_HOME¥server¥src¥examples¥webservices¥r3client ディレクトリに移動します。SAMPLES_HOME は、サンプルの WebLogic Server ドメイン ディレクトリを表します。

    3. コマンドラインで以下の Java ant ユーティリティを実行して、サンプルをアセンブルおよびコンパイルします。

prompt> ant

    4. コマンドラインで以下の Ant タスクを実行して、結果を HTML テーブルにコンパイルします。

prompt> ant compileResults

注意: アプリケーションは WebLogic Server 上で動作する Web サービスではなく、SOAPBuilders Web サイトの Web サービスを呼び出すので、WebLogic Server を起動する必要はありません。

出力をチェックするには、ブラウザで以下のファイルを開いて、HTML テーブルのテスト結果を参照します。

SAMPLES_HOME¥server¥src¥examples¥webservices¥r3client¥results¥summary.html

7.0 SP2

インストールに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR085531

SmartUpdate を介して WebLogic Server のアップグレードおよびダウングレードを正常に行った後、次にアップグレードを行うと以下のエラーが発生します。

Installer is not compatible with the installed product. Your product directory contains installed components that are not available in the current installer. Please check your installer to ensure it matches the product distribution on your system.

回避策 : カスタマ サポートの担当者にお問い合わせください。


JMS に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR066079

WebLogic JMS は Sun Microsystems の JMS 仕様 バージョン 1.0.b に完全に準拠しています。 したがって、メッセージ プロパティ名にスペースを含めることはできません。


CR075438

分散トピックにデプロイされ、その分散トピックの 2 つのメンバーをホストするサーバ インスタンスをターゲットとしたメッセージ駆動型 Bean (MDB) は、分散トピックのすべてのメンバーにもデプロイされます。

MDB がメンバーの送り先名に固定されるので、これは当然予期される動作です。したがって、JMS サーバに 2 つのメンバーがある場合、メンバーごとに 1 つ、2 つの MDB がデプロイされます。


ノード マネージャに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR071591

ノード マネージャは、HTTP 接続の開始を試みることで、管理対象サーバの障害を検出します。ノード マネージャが接続障害を受信した場合、ノード マネージャの出力で接続例外が示されることがあります。

<Mar 19, 2002 2:30:04 PM EST> <Warning> <net> <000900> <Could not open connection
java.net.ConnectException: Connection refused: connect

7.0 SP2

CR073078

管理サーバは、ノード マネージャに対する SSL 接続のセットアップを試みる際、管理サーバのルート ディレクトリで証明書ファイルの自動検索は行いません。

回避策 : 管理サーバのルート ディレクトリに SSL 証明書ファイルを格納してある場合は、Administration Console の [接続|SSL] タブを使って、証明書ファイルへの絶対パスをコンフィグレーションする必要があります。

8.1

CR099693

7.0 (G.A.、SP01、および SP02) では、クライアントが t3 プロトコルを使用してファイアウォールから WebLogic Server にアクセスすると、サーバで次のエラーが発生しました。

####<Feb 17, 2003 10:15:59 AM EST> <Error> <RJVM> <ewibeasbx01.merck.com> <edmServer> <ExecuteThread: '14' for queue: 'default'> <kernel identity> <> <000506> <Closing: weblogic.rjvm.t3.T3JVMConnection@23730e because of Server expected to route a message received over an uninitialized connection:

'JVMMessage from: '3684268472702687546S:172.16.2.2:[7001,7001,7002,7002,7001,7002,-1]:edm:edmServer' to: '0S:172.16.1.250:[7000,-1,-1,-1,-1,-1,-1]' cmd: 'CMD_IDENTIFY_REQUEST', QOS: '101', responseId: '0', invokableId: '0',flags: 'JVMIDs Sent, TX Context Not Sent', abbrev offset: '594''>

サーバの ExternalDNSName が指定されました。初期接続時に、クライアントはサーバ インスタンスの ExternalDNSName へリクエストを送信しました。サーバ インスタンスからの応答にある JVMID は、サーバの内部 IP アドレスと内部 DNS 名を必要としていました。クライアントからの以降のリクエストは認識されませんでした。

これは SP03 で解決された WebLogic Server 7.0 の既知の問題です。クライアントがファイアウォールを介して t3 で接続する場合に問題が発生します。

回避策 : サーバ インスタンスの内部 DNS 名を外部 IP アドレスにマップするエントリを外部 DNS サーバに追加します。

7.0 SP03

CR074230

WebLogic Server にデプロイされたアプリケーションは、ServerMBean.getRootDirectory() メソッドで取得したルート ディレクトリを基準にファイルのルックアップを行う必要があります (デフォルトは「.」ディレクトリ)。たとえば、ファイルのルックアップを実行するには、次のようなコードを使用します。

String rootDir = ServerMBean.getRootDirectory();
//アプリケーションのルート ディレクトリ
File f = new File(rootDir + File.separator +
"foo.in");

次のようなシンプルなコードは使用しません。

File f = new File("foo.in");

ノード マネージャを使用して起動されるサーバにアプリケーションがデプロイされる場合は、代わりに次のメソッド呼び出しを使用します。

String rootDir //アプリケーションのルート ディレクトリ
if ((rootDir = ServerMBean.getRootDirectory()) ==
null) rootDir =
ServerStartMBean.getRootDirectory();
File f = new File(rootDir + File.separator +
"foo.in");

ServerStartMBean.getRootDirectory() メソッドは、ノード マネージャを使用して起動するようにサーバをコンフィグレーションする際に指定した Root Directory 値を取得します。これは、Administration Console の [コンフィグレーション|リモートスタート] ページで指定された Root Directory 属性に対応します。

ノード マネージャによってリモートから起動された管理対象サーバは、[リモート スタート] タブで設定された weblogic.RootDirectory を認識しません。

この問題が起こらないようにするには、[ドメイン|サーバ|コンフィグレーション|デプロイメント] タブでステージング ディレクトリの絶対パスを入力します。 相対パスを入力しないでください。 WebLogic Server のルート ディレクトリを含めた絶対パスを入力します。


CR075142

管理サーバとノード マネージャが同時に TCP ソケットのクローズを試みる場合があり、以下のエラー メッセージがノード マネージャのログ ファイルに記録されます。

<Apr 18, 2002 5:32:55 PM EDT> <Error> <NodeManager@localhost:5555>
<OutputHandler: done2 socket close failed, reason: java.net.SocketException:
Connection reset by peer.>

この問題は、ノード マネージャまたは管理サーバの動作には影響を与えません。


RMI に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR099693

7.0 (G.A.、SP01、および SP02) では、クライアントが t3 プロトコルを使用してファイアウォールから WebLogic Server にアクセスすると、サーバで次のエラーが発生しました。

####<Feb 17, 2003 10:15:59 AM EST> <Error> <RJVM> <ewibeasbx01.merck.com> <edmServer> <ExecuteThread: '14' for queue: 'default'> <kernel identity> <> <000506> <Closing: weblogic.rjvm.t3.T3JVMConnection@23730e because of Server expected to route a message received over an uninitialized connection:

'JVMMessage from: '3684268472702687546S:172.16.2.2:[7001,7001,7002,7002,7001,7002,-1]:edm:edmServer' to: '0S:172.16.1.250:[7000,-1,-1,-1,-1,-1,-1]' cmd: 'CMD_IDENTIFY_REQUEST', QOS: '101', responseId: '0', invokableId: '0',flags: 'JVMIDs Sent, TX Context Not Sent', abbrev offset: '594''>

サーバの ExternalDNSName が指定されました。初期接続時に、クライアントはサーバ インスタンスの ExternalDNSName へリクエストを送信しました。サーバ インスタンスからの応答にある JVMID は、サーバの内部 IP アドレスと内部 DNS 名でした。クライアントからの以降のリクエストは認識されませんでした。

これは SP03 で解決された WebLogic Server 7.0 の既知の問題です。クライアントがファイアウォールを介して t3 で接続する場合に問題が発生します。回避策は、サーバ インスタンスの内部 DNS 名を外部 IP アドレスにマップするエントリを外部 DNS サーバに追加することです。

7.0 SP03

セキュリティに関する確認済みの問題

BEA のセキュリティ勧告については、dev2dev Web サイトにある BEA の Advisories & Notifications ページを参照してください。このページでは、セキュリティ関連のパッチをダウンロードしたり、新しいセキュリティ勧告の通知を受けるよう登録したりできます。 Advisories & Notifications ページには、http://dev2dev.bea.com/advisories でアクセスできます。

BEA では、BEA 製品に関するセキュリティ問題をご報告いただくための電子メール アドレス (security-report@bea.com) も用意しています。

以下の表に、このサービス パック リリースで確認されたセキュリティ関連の問題を示します。

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR135489

カスタム セキュリティ プロバイダをコンフィグレーションする場合、プロバイダ用の MBean JAR ファイルを WL_HOME¥lib¥mbeantypes ディレクトリに置きます。 このディレクトリに他のファイルを配置することはお勧めできません。WebLogic Server はこのディレクトリ内のすべてのファイルをロードしようとし、サーバの起動エラーを引き起こす可能性があるためです。


CR051215

Solaris でのパスワードのプロンプトに問題があります。パスワードのプロンプトに対して〔Ctrl〕+〔C〕を押すと、画面への出力がすべて非表示テキストで行われるため、シェル ウィンドウを使用できなくなります。


CR061030

WebLogic では EJB、サーブレット、およびリソース アダプタのデプロイメント記述子にある grant 文を解析しますが、システム変数を展開しません。

回避策 :

EJB、サーブレット、およびリソース アダプタのデプロイメント記述子にある <security-permission> タグでは変数を使用しないでください。


CR064593

SSL の存続期間とキャッシュ サイズの制御に使用される以下のコマンドライン引数は、WebLogic Server 7.0 では無視されます。

-Dweblogic.security.SSL.sessionCache.size=
sessioncachesize

-Dweblogic.security.SSL.sessionCache.ttl=
sessioncachetimetolive

7.0 サービス パック 5

CR064837

SSL を使用するクライアントは有効なライセンスが必須になりました。ライセンスの位置を指定する手順については、WebLogic Server のセキュリティに関するドキュメントを参照してください。

また、SSL を使用するクライアントは、デフォルトで、接続先のサーバの証明書に対する信頼チェックを行う必要があります。信頼性のある認証局を指定する方法については、ドキュメントを参照してください。


CR066782

JCE プロバイダを静的にロードすると、または Sun による JSSE の実装を使用すると、SSL と WebLogic Server の間の対話で問題が発生する可能性があります。次のようなエラーが表示されます。

<<java.security.NoSuchAlgorithm> Exception: Algorithm XXXXXX not available>>

または

<Unable to initialize the server: Fatal initialization exception
Throwable: java.lang.ExceptionInInitializerError
java.lang.ExceptionInInitializerError: java.lang.SecurityException: class "com.rsa.asn1.b"'s signer information does not match signer information of other classes in the same package

Sun による JSSE の実装を使用している場合は、WebLogic による SSL の実装との間で衝突が発生するため、このようなエラーが発生します。

回避策 : 衝突を解決するには、JDK のディレクトリから jsse.jar (Sun の JDK 1.4 がデフォルトで提供するもの) を削除する必要があります。

JCE プロバイダを使用している場合も、このエラーが発生することがあります。java.security ファイルで静的にプロバイダを定義するのではなく動的にロードすると、問題が解決することがあります。次に、java.security ポリシーの例を示します。

security.provider.1=sun.security.provider.Sun
security.provider.2=com.sun.rsajca.Provider

sunJCE プロバイダは、それが静的に登録されていることがわかった場合は WebLogic Server によってアンロードされます。sunJCE プロバイダが必要な場合は、動的にロードしてください。


CR067087

現時点では、security-permission-spec 属性を weblogic-application.xml に追加できません。 この属性を使用できるのは、weblogic-ejb-jar.xml および weblogic.xml の中だけです。


CR067621

TLS_NULL_WITH_NULL_NULL 暗号スイートはサポートされておらず、使用しても無視されます。暗号スイートが使用されていないことを示す警告メッセージが、ログに記録されます。


CR067814

LDAP ブラウザを使って WebLogic Server の組み込み LDAP サーバを表示する場合は、以下の情報を使用してください。

host:localhost

port: WebLogic Server のリスン ポート

User DN:cn=Admin

Password: [ドメイン|セキュリティ|組み込み LDAP] タブで、組み込み LDAP サーバに対して定義されたパスワード


CR072154

MyListener クラスは、SSLSocketClient.java で実装されています。SSLClient の Package-Summary.html ファイルの「クラスの概要」の表では、このクラスは SSLSocketClient.MyListener と示されています。

ファイルの場所は以下のとおりです。

SAMPLES_HOME¥server¥src¥examples¥security¥sslclient

7.0 SP2

CR073187

TLS_RSA_WITH_DES_CBC_SHA 暗号スイートでは、SSL ライセンスでエクスポート レベルの暗号化だけが許可されている場合の問題が確認されています。この状況のため、このスイートを使用するようにコンフィグレーションされているサーバは、サーバの起動時に SSL の開始に失敗します。この障害の際に表示されるエラーの例を次に示します。

<Apr 2, 2002 7:32:24 AM PST> <Emergency> <WebLogicServer> <000209><ListenThread.run() failed: java.lang.IllegalArgumentException: Export Restriction on suite: TLS_RSA_WITH_DES_CBC_SHA java.lang.IllegalArgumentException: Export Restriction on suite:TLS_RSA_WITH_DES_CBC_SHA at com.certicom.tls.TLSSystem.setEnabledCipherSuites(Unknown Source) at javax.net.ssl.impl.SSLServerSocketImpl.setEnabledCipherSuites(Unknown Source) at weblogic.t3.srvr.SSLListenThread.newServerSocket(SSLListenThread.java:667) at weblogic.t3.srvr.ListenThread.run

回避策 : 特定の暗号スイートを使用するようサーバがコンフィグレーションされている場合、WebLogic Server を正常に起動するには、暗号スイートのコンフィグレーション設定から次の項目を削除してください。

TLS_RSA_WITH_DES_CBC_SHA
SSL_RSA_WITH_DES_CBC_SHA


CR074716

Administrator、Operator、Deployer、および Monitor の各ロールは、このリリースでは部分的にしか機能しません。これらのロールに追加されたユーザは、適切な管理 MBean の動作にアクセスできますが、Administration Console にはアクセスできません。

回避策 : MBean の動作とコンソールの両方にユーザがアクセスできるようにするには、ユーザを Administrators、Operators、Deployers、および Monitors のグループに追加する必要があります。さらに、互換性モードで実行している場合は、システム ユーザが Administrators グループに入っていることを確認する必要があります。


CR075658

互換性モードで動作している場合、またはファイル レルムをセキュリティ レルムとして使用している場合に、JDBC 接続プールのアクセス制御リスト (ACL) に関して確認済みの問題があります。fileRealm.properties ファイルに接続プールで any パーミッションを付与する ACL が含まれている場合は、shrink および reset パーミッションを明示的に付与する ACL があっても、その接続プールでは shrink アクションと reset アクションが許可されません。


CR081250

LDAP Active Directory 認証プロバイダで無効なユーザアカウントが WebLogic Server に対して認証されます。

回避策 :

UF_ACCOUNTDISABLE ビット セットを持たないアカウントだけを返すように、ユーザ フィルタを変更します。次に例を示します。

元のフィルタ
microsoft.user.filter=(&(sAMAccountName=%u)(objectclass=user))

変更後のテキスト

microsoft.user.filter=(&(sAMAccountName=%u)(objectclass=user)(!userAccountControl:1.2.840.113556.1.4.803:=2))))


CR082106

ユーザ アカウントがロックされたためそのユーザ アカウントを削除して、同じ名前とパスワードを持つ別のユーザ アカウントを追加しても、UserLockout 属性がリセットされません。


CR082926

セキュリティ ネットワーク接続フィルタのサンプルにある SimpleConnectionFilter2 サンプルでは、WebLogic Server が起動しない可能性があります。この問題は Solaris プラットフォームでのみ発生が確認されていますが、他のプラットフォームでも起きる可能性があります。

サンプル ファイルは次の場所にあります。

SAMPLES_HOME¥server¥src¥examples¥security¥net

たとえば、ノード sunbird で SimpleConnectionFilter2 サンプルを実行しているときに、以下のフィルタ ルールが原因でサーバが起動しない可能性があります。

temple2 10.61.4.13 7001 deny

回避策 : 以下のフィルタ ルールを使用すると、サーバは正常に起動できます。

sunbird 172.18.130.72 7001 deny


CR083155

weblogic.security.service.ResourceBase クラスの getValues() メソッドから返される文字列配列は、文字列配列の値型をサポートしていません。特に、JNDIResource の「path」キーと EJBResource の「signature」キーは常に null を返します。WebLogic 7.0 (サービス パック 1 未適用) を使用している場合、配列の中に null 以外の値がない場合、NullPointerException が取得されます。


CR083242

セキュリティ レルムでレルム アダプタ認証プロバイダをコンフィグレーションした後、WebLogic Server が起動できなくなります。

回避策 : レルム アダプタ認証プロバイダをコンフィグレーションする前に、WebLogic Server を起動するディレクトリに空の filerealm.properties ファイルを作成します。レルム アダプタ認証プロバイダをコンフィグレーションするときに、[制御フラグ] を Optional に設定します。WebLogic Server を再起動します。


CR083273

ドメインのユーザ名とパスワードの組み合わせが weblogic/weblogic と指定されている場合、Administration Console でユーザ名とパスワードをあらかじめ取得する際にセキュリティ リスクが生じます。

回避策 : プロダクション環境では、weblogic/weblogic というユーザ名とパスワードの組み合わせを使用しないでください。


CR085089

カスタム認可プロバイダを作成する場合、ContextElementgetname() メソッドで、同じ型の複数の EJB パラメータを指定すると、エラーが発生します。その型の最初のパラメータだけが取得されます。この確認済みの問題は WebLogic Server 7.0 SP02 で修正されます。


ツールに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR064893

以下のデプロイメント記述子要素は、WebLogic Builder では変更できません。

ejb-jar.xml の要素

weblogic-cmp.xml の要素


CR065250

データベースに対するドライバ クラスがクライアントにないと、WebLogic Builder はサーバ上のデータベースへのアクセスに失敗する場合があります。


CR066466

WebLogic Builder では、操作をキャンセルすることはできません。


CR066668

Linux の場合、WebLogic Builder のファイル ブラウザはカレント ディレクトリではなくルートで開きます。


CR068152

WebLogic Builder の EJB 要素では、Add、Edit、および Delete の各動作が遅くなる場合があります。

8.1

CR068165

WebLogic Builder において、[Resource Links] の [Add] ダイアログ、 [WebLogic 設定]、および [J2EE Links] では、アプリケーション スコープのデータ リソースの選択が正しく表示されません。


CR068620

WebLogic Builder では、表のカラムのサイズを正しく変更できません。

8.1

CR069568

WebLogic Builder では、EJB メソッド パーミッションの 1 つのメソッドに複数のロールをマップできません。


CR071833、CR072541

WebLogic Builder の RAR サポートには、デプロイメント記述子の生成が含まれていません。


CR072700、CR074591

WebLogic Builder のデプロイメント ダイアログ ボックスを使用してアプリケーションをアンデプロイする場合に、そのダイアログでアンデプロイメントが示されません。このダイアログでは、デプロイメントの失敗したアプリケーションがデプロイされたと報告される場合もあります。


CR073715

WebLogic Builder では、複数の RDBMS XML ファイルを表示できないことがあります。

7.0 SP2

CR073975

WebLogic Builder では、メソッドまたはトランザクション属性を指定しなくてもトランザクションが追加されてしまいます。

7.0 SP3

CR074210

WebLogic Builder ではオプティミスティックな同時方式が機能しません。

8.1

CR074247

WebLogic Builder では、メソッド名が重複しているファインダを追加すると、新しいファインダが追加される代わりにオリジナルのファインダが更新される場合があります。

7.0 SP2

CR074322、CR074856

WebLogic Builder では、編集処理が取り消せない場合があります。

8.1

CR074566

(include-update のように) WebLogic Builder の BeanGrid/Edit を通じて修正されたファインダまたは CMP 値は、個別のパネルで表されない場合があります。

8.1

CR074622

WebLogic Builder のポップアップ ダイアログを使用して CMP フィールドを編集する際に、カラムの型を OracleCLOB に設定して、[CMP] ツリー ノードをクリックした場合に、そのカラムの型の変更が [CMP] パネルに表示されません。


CR074634、CR074955、CR074972

WebLogic Builder の関連ウィザードを使用して既に複数の関連がコンフィグレーションされている CMP の関連を編集すると例外が送出されます。

7.0 SP2

CR074639

WebLogic Builder の編集パネルを使用してファインダ メソッドの名前を編集した場合に、その変更は XML に伝播されません。[ファインダ] ポップアップ ダイアログを使用して編集した場合、その変更は XML にも編集パネルにも伝播されません。

7.0 SP2

CR074728

WebLogic Builder では、メソッドをローカル メソッドに変更することができません。


CR074754

一部のトランザクション属性を編集すると、WebLogic Builder で記述子が重複して作成される場合があります。


CR074775

WebLogic Builder では enable-call-by-reference 要素を明示的に設定することをお勧めします。


CR074961

WebLogic Builder を使用して web.xml 記述子を生成すると、7.0 より前のセキュリティ プロトコルに関連するセキュリティ ロール「guest」が作成されます。


CR075005

WebLogic Builder でコンポーネントを開くときに無効なドライブを指定すると(テキストボックスで無効なドライブを入力し、〔Enter〕を押して [開く] を選択する)、NullPointerException が発生します。

7.0SP2

CR075006

場合によっては、WebLogic Builder で 1 対多の関連が正しく作成されません。

7.0 SP2

CR075129

ステートレス セッション Bean をステートフルに切り替えた場合に、WebLogic Builder ではそのモジュールが変更されていることが示されない場合があります。


CR075228

トランザクションまたはパーミッション メソッドを削除すると、WebLogic Builder ではアサーション エラーが送出される場合があります。

8.1

CR075586

WebLogic Server サンプル サーバまたはサンプルで WebLogic Builder を使用する場合は、WebLogic Builder を起動する前に setExamplesEnv (%SAMPLES_HOME%¥server¥config¥examples にあります) を実行し、PointBase データベース サーバを実行するために必要なファイルをクラスパスに追加する必要があります。これを行わないと、データベースのエラー メッセージが表示されます。


CR075753

記述子の一部の要素は WebLogic Builder の検証をパスしても、ejbc によってエラーと判定されることがあります。


CR075924

WebLogic Builder では、EAR でネストされた WAR ファイルの記述子ファイルが正しく生成されない場合があります。

8.1

CR075936

WebLogic Builder では、<estimated-bean-size> 要素で無効な値が生成される場合があります。

8.1

WebLogic Tuxedo コネクタに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR067275

RMI over IIOP を使用するクラスタの WebLogic Tuxedo Connector では、ロード バランシングとフェイルオーバはサポートされていません。


CR079630

相関 ID を設定する場合、setJMSCorrelationID(String) メソッドの使用を考えるユーザが多いと思われます。このメソッドでは 32 文字の文字列を使用し、それを 64 バイトの配列に格納します。JMS では文字列は UTF-16BE として格納されます。tBridge が Tuxedo から受け取る相関 ID も 32 文字ですが、こちらは 32 バイトです。tBridge では setJMSCorrelationIDAsBytes(byte[]) を使用して、受信側の JMS キュー用のメッセージが作成されます。この 2 つの文字列は ASCII では同じ文字列になることもありますが、長さが異なるために同じ文字列とは見なされません。

回避策 : 相関 ID を Tuxedo から JMS キュー内に返された ID と比較する必要がある場合には、バイト配列を作成して相関 ID の 16 進数値を格納します。 その後 setJMSCorrelationIDAsBytes() および getJMSCorrelationIDAsBytes() メソッドを使用して ID を作成し、Tuxedo から JMS キュー内に返された ID と比較します。

たとえば相関 ID の文字列が "1234567890ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUV" の場合、次のようになります。


private byte[] coridbyte={0x31,0x32,0x33,0x34,0x35,0x36,0x37,
0x38,0x39,0x30,0x41,0x42,0x43,0x44,
0x45,0x46,0x47,0x48,0x49,0x4a,0x4b,
0x4c,0x4d,0x4e,0x4f,0x50,0x51,0x52,
0x53,0x54,0x55,0x56};
msg.setJMSCorrelationIDAsBytes(coridbyte);
corIDasBytes = msg.getJMSCorrelationIDAsBytes();

corIDasBytes に Tuxedo から返された相関 ID と正しく比較できる値が格納されます。


Web サービスに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR067190

WebLogic Web サービスでは、complexTypes および同じ名前の複数の要素がある XML スキーマはサポートされていません。


CR072890

コマンドライン バージョンの servicegen Ant タスクでは、Ant タスク属性に対応する以下のオプションがサポートされていません。

-overwrite
-contextURI
-includeEJBs
-excludeEJBs
-generateTypes

コマンドライン バージョンの clientgen Ant タスクでは、Ant タスク属性に対応する以下のオプションがサポートされていません。

-autotype
-overwrite

8.1

CR073661

無効な web-services.xml ファイルを使用して不正確に記述された WebLogic Web サービスは WebLogic Server にデプロイはされますが、そのサービスを呼び出そうとするクライアント アプリケーションからアクセスできません。


CR073899

WebLogic Web サービスは、SOAP 障害の生成時に余計な非 CDATA 文字を追加します。

7.0 SP2

CR083493

Web サービス サンプルのパッケージに含まれる messages サンプルと multicomponent サンプルには、ダウンロード可能な client.jar ファイルを生成するために必要なコードがありません。これは、用意されているクライアントで動作するサンプルの機能には影響しません。


CR101160

サービス固有の例外の複合データ型が、次のように、JAX-RPC (Java API for XML-Based RPC) 1.0 の仕様に厳密に準拠して処理されません。

この問題の回避策はありません。

回避策 : WebLogic Web サービスを実装する際に、サービス固有 の例外ではなく常に javax.xml.rpc.SOAPFaultException を送出します。


XML に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR070547

Solaris で XML ストリーミング API を使用する場合、一部の文字参照が NT の場合と同じ文字に解決されません。


 


WebLogic Server 7.0 の確認済みの問題

この節では、特定のサービス パックと関連付けられていない WebLogic Server 7.0 の問題を示します。

コネクタに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR098342

WebLogic Server 7.0 の JCA 実装は、IBM CICS リソース アダプタと互換性がありません。 javax.resource.spi.ConnectionManager インタフェースの BEA 実装は、javax.resource.spi.ManagedConnection インタフェースのリソース アダプタ実装の getConnection() メソッドによって返されるオブジェクトを直接には返しません。

代わりに、java.lang.reflect.Proxy クラスで動的に生成されるクラスのインスタンスが返されます。


コア サーバに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR106616

Linux AS2.1 および HP-UX で動作する Netscape バージョン 4.79 には問題があります。

WebLogic Server Administration Console でのいくつかの操作の後、ブラウザはバス エラー (コア ダンプの場合もある) で停止します。


EJB に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR061938

EJB QL クエリは、SQL クロス積の結果として誤った重複を返す可能性があります。これは次のような状況で発生する可能性があります。

この問題を次の例に示します。

EJB QL:

SELECT OBJECT(c)
FROM CustomerBean AS c, IN(c.accounts)accts
WHERE c.name = '100' OR c.accts.bal = 300

DATA: customer '100' exists but has no accounts

EXPECTED RESULT: customer '100' from clause #1

ACTUAL RESULT: customer '100' X number of accts

SQL:

DROP TABLE thorick_customers;

CREATE TABLE thorick_customers (
cust_name VARCHAR(10),
cust_interests VARCHAR(10),
cust_rating INTEGER, acct_id INTEGER,
PRIMARY KEY (cust_name));

DROP TABLE thorick_accounts;

CREATE TABLE thorick_accounts
(acct_id INTEGER,
bal FLOAT,
PRIMARY KEY (acct_id));

INSERT INTO thorick_accounts VALUES (100, 100.0);
INSERT INTO thorick_accounts VALUES (200, 200.0);
INSERT INTO thorick_accounts VALUES (300, 300.0);
INSERT INTO thorick_accounts VALUES (400, 400.0);
INSERT INTO thorick_accounts VALUES (500, 500.0);
INSERT INTO thorick_customers VALUES('100', 'jazz', 2, null);
INSERT INTO thorick_customers VALUES('900', 'punk', 3, 400);
SELECT WL0.cust_name, WL0.cust_interests, WL0.acct_id
FROM thorick_Customers WL0, thorick_Accounts WL1
WHERE WL0.cust_name = '100'
OR ( wl1.bal = 300 AND wl0.acct_id=wl1.acct_id );

CUST_NAME CUST_INTER ACCT_ID
---------- ---------- ----------
100 jazz
100 jazz
100 jazz
100 jazz
100 jazz


JDBC に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR101419

クラスタの DataSources および TxDataSources のフェイルオーバがこのリリースでは機能しません。


RMI に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

問題が修正されたリリース

CR099693

7.0 (G.A.、SP01、および SP02) では、クライアントが t3 プロトコルを使用してファイアウォールから WebLogic Server にアクセスすると、サーバで次のエラーが発生します。

####<Feb 17, 2003 10:15:59 AM EST> <Error> <RJVM> <ewibeasbx01.merck.com> <edmServer> <ExecuteThread: '14' for queue: 'default'> <kernel identity> <> <000506> <Closing: weblogic.rjvm.t3.T3JVMConnection@23730e because of Server expected to route a message received over an uninitialized connection:

'JVMMessage from: '3684268472702687546S:172.16.2.2:[7001,7001,7002,7002,7001,7002,-1]:edm:edmServer' to: '0S:172.16.1.250:[7000,-1,-1,-1,-1,-1,-1]' cmd: 'CMD_IDENTIFY_REQUEST', QOS: '101', responseId: '0', invokableId: '0',flags: 'JVMIDs Sent, TX Context Not Sent', abbrev offset: '594''>

サーバの ExternalDNSName が指定されました。初期接続時に、クライアントはサーバ インスタンスの ExternalDNSName へリクエストを送信しました。サーバ インスタンスからの応答にある JVMID は、サーバの内部 IP アドレスと内部 DNS 名を必要としていました。クライアントからの以降のリクエストは認識されませんでした。

これは SP03 で解決された WebLogic Server 7.0 の既知の問題です。クライアントがファイアウォールを介して t3 で接続する場合に問題が発生します。

回避策 : サーバ インスタンスの内部 DNS 名を外部 IP アドレスにマップするエントリを外部 DNS サーバに追加します。

7.0 SP03

ディレクトリ名のスペース

WebLogic Server は、名前またはアドレスにスペースが含まれるディレクトリからは起動しません。たとえば、次のディレクトリ名の場合、起動時に失敗します。

D:¥bea new¥weblogic700 space¥

D:¥bea new¥

WebLogic Server 7.0 ではディレクトリ名にスペースを含めないでください。この問題は変更要求 CR084568 で示されています。

EJB の値渡しに関して J2EE に準拠していない点

WebLogic Server の EJB デプロイメント記述子の多くには、パフォーマンスのために最適化されたデフォルト値があります。これらのデフォルト値には、EJB 仕様に準拠していないものもあります。WebLogic Server を EJB 仕様に準拠させる場合は、以下のプロパティを設定する必要があります。

weblogic-ejb-jar.xml で、enable-call-by-reference を False に設定する。

weblogic-cmp-jar.xml で、include-updatesTrue に設定する。

weblogic-cmp-jar.xml で、check-exists-on-methodTrue に設定する。

HTML ページと Netscape

WebLogic Server の起動時に Netscape ブラウザが既に動作している場合は、一部の HTML ページが表示されません。 たとえば、Netscape が動作しており、Microsoft Internet Explorer がない状態で、[スタート] メニューから [About WebLogic Server] ページを選択した場合、画面は点滅しますが、ページは表示されません。

クラスタ、DNS、および NT でのマルチホーム

クラスタ環境の Windows NT でマルチホームを使用する場合は、名前の問題に注意する必要があります。たとえば、マルチホームの Windows NT マシンでクラスタが動作しており、クラスタ内の 1 つのサーバがマシン名と同じ DNS 名にバインドされている場合は名前の衝突が発生する場合があります。URL でその DNS 名を使用してサーバにアクセスしようとすると、Windows NT ではその DNS 名がマルチホーム Windows NT マシンのいずれかの IP アドレスに変換される場合があります。この場合、要求が間違ったアドレスに送られる場合があります。DNS 名は、マシン名と一致しないようにしてください。

WebLogic キーストア プロバイダのサポート

WebLogic キーストア プロバイダでは Java 2 Enterprise Edition (JKS) キーストアのみを使用できます。パスワードで保護される JKS キーストアを、WebLogic キーストア プロバイダで使用できるようになりました。

注意: WebLogic キーストア プロバイダはこのリリースの WebLogic Server 7.0 で非推奨となりました。

マルチサーバ環境の XA 非対応 JDBC ドライバに関するトランザクションの制限事項

TxDataSource の [非 XA ドライバ用に 2 フェーズ コミットをエミュレート] (または EnableTwoPhaseCommit=true) オプションは、単一の XA 非対応リソースが分散トランザクションに参加できるようにするために設計されています。このような TxDataSource は 1 つの分散トランザクションで 1 つだけ使用できます。

マルチサーバ環境 (クラスタを含む) では、複数のサーバ上の XA 非対応リソースで TxDataSource をコンフィグレーションする場合、アプリケーションはトランザクション コーディネータとして動作するサーバ上のリソースにアクセスする必要があります。そうしない場合、コミット処理中に、ヒューリスティックな終了を引き起こすエラーが発生します。

クラスタ化された環境では、複数サーバ間のロード バランシングが原因でこのエラーが発生する大きな危険性があります。

回避策 :

分散トランザクションで JDBC リソースにアクセスするには、XA をサポートする JDBC ドライバを使用します。

XA 非対応 JDBC ドライバで TxDatasource をコンフィグレーションする方法については、『管理者ガイド』の「分散トランザクション用の XA 非対応 JDBC ドライバのコンフィグレーション」を参照してください。

 

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