ORACLE JAPAN Server Release 6.1

 

  |  

  WebLogic Server ホーム   |     管理者ガイド   |   前へ   |   次へ   |   目次   |   索引   |   PDF 版

WebLogic Java ユーティリティの使い方

 

WebLogic には、インストールおよびコンフィグレーション タスクを簡素化したり、サービスを提供したり、便利なショートカットを提供したりする Java プログラムが用意されています。以下の節では、WebLogic Server に用意されている各 Java ユーティリティについて説明します。ここでは、すべてのユーティリティのコマンドライン構文を示し、一部のユーティリティについては使用例を紹介します。

これらのユーティリティを使用するには、CLASSPATH を正しく設定する必要があります。詳細については、「クラスパス オプションの設定」を参照してください。

AppletArchiver

AppletArchiver ユーティリティは、別のフレームにあるアプレットを実行し、ダウンロードされたクラスと、そのアプレットによって使用されたリソースの記録をすべて保持し、.jar ファイルまたは .cab ファイルにパッケージ化します(cabarc ユーティリティは、Microsoft から入手できます)。

構文

$ java utils.applet.archiver.AppletArchiver URL filename

引数

定義

URL

アプレットの URL

filename

.jar/.cab アーカイブの送り先であるローカル ファイル名


 

Conversion

以前のバージョンの WebLogic を使用していた場合は、weblogic.properties ファイルを変換する必要があります。変換スクリプトを使用してファイルを変換する手順については、Administration Console オンライン ヘルプの「変換」を参照してください。

ClientDeployer

weblogic.ClientDeployer は、J2EE の EAR ファイルからクライアントサイドの JAR ファイルを抽出し、デプロイ可能な JAR ファイルを作成します。weblogic.ClientDeployer クラスは、次の構文を使って Java コマンドライン上で実行します。

java weblogic.ClientDeployer ear-file client

ear-file 引数は、クライアント アプリケーションの JAR ファイルを 1 つ以上含む展開ディレクトリ (つまり拡張子が .ear の Java アーカイブ ファイル) です。

例:

java weblogic.ClientDeployer app.ear myclient

app.ear は、myclient.jar にパッケージ化する J2EE クライアントを含む EAR ファイルです。

weblogic.j2eeclient.Main ユーティリティを使ってクライアントサイド アプリケーションをブートストラップ化し、WebLogic Server インスタンスを指すようにします。

java weblogic.j2eeclient.Main clientjar URL [application args]

例:

java weblogic.j2eeclient.Main helloWorld.jar t3://localhost:7001 Greetings

der2pem

der2pem ユーティリティを使用すると、X509 証明書を DER 形式から PEM 形式に変換できます。.pem ファイルは、変換元の .der ファイルと同じディレクトリに書き込まれます。

構文

$ java utils.der2pem derFile [headerFile] [footerFile]

引数

説明

derFile

変換するファイルの名前。ファイル名は .der 拡張子で終わり、ファイルには .der 形式の有効な証明書が含まれている必要がある。

headerFile

PEM ファイルに配置されるヘッダ。デフォルトのヘッダは、"-----BEGIN CERTIFICATE-----"。

変換中の DER ファイルがプライベート キー ファイルの場合は、ヘッダ ファイルを使用する。以下のいずれかを含むヘッダ ファイルを作成する。

  • "-----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----"(暗号化されていないプライベート キーの場合)

  • "-----BEGIN ENCRYPTED PRIVATE KEY-----"(暗号化されているプライベート キーの場合)

注意: ファイル内のヘッダ行の最後には、改行が必要になる。

footerFile

PEM ファイルに配置されるヘッダ。デフォルトのヘッダは、"-----END CERTIFICATE-----"。

変換中の DER ファイルがプライベート キー ファイルの場合は、フッタ ファイルを使用する。ヘッダに以下のいずれかを含むフッタ ファイルを作成する。

  • "-----END RSA PRIVATE KEY-----"(暗号化されていないプライベート キーの場合)

  • "-----END ENCRYPTED PRIVATE KEY-----"(暗号化されているプライベート キーの場合)

注意: ファイル内のヘッダ行の最後には、改行が必要になる。


 

$ java utils.der2pem graceland_org.der
Decoding
................................................................

dbping

dbping コマンドライン ユーティリティを使用すると、JDBC ドライバを使用した DBMS とクライアント マシンの間の接続をテストできます。このユーティリティを使用する前に、ドライバをインストールしておく必要があります。

構文

$ java -Dbea.home=WebLogicHome utils.dbping DBMS user password DB

引数

定義

WebLogicHome

WebLogic Server のライセンス (license.bea) が格納されているディレクトリ。たとえば d:\beaHome\。BEA 提供の JDBC ドライバを使用する場合は必ず指定しなければならない。

DBMS

JDBC ドライバに合わせて以下のいずれかを選択する。

WebLogic jDriver for Microsoft SQL Server:
MSSQLSERVER4

WebLogic jDriver for Oracle:
ORACLE

WebLogic jDriver for Informix:
INFORMIX4

Oracle Thin Driver:
ORACLE_THIN

Sybase JConnect driver:
JCONNECT

user

ログインに使用する有効なユーザ名。isql または sqlplus で使用する値と同じ値を使用する。

password

ユーザの有効なパスワード。isql または sqlplus で使用する値と同じ値を使用する。

DB

データベースの名前。使用する JDBC ドライバに応じて次の形式で指定する。

WebLogic jDriver for Microsoft SQL Server:
DBNAME@HOST:PORT

WebLogic jDriver for Oracle:
DBNAME

WebLogic jDriver for Informix:
DBNAME@HOST:PORT

Oracle Thin Driver:
HOST:PORT:DBNAME

Sybase JConnect driver: JCONNECT:
HOST:PORT:DBNAME

各値の説明は次のとおり。

  • HOST は、DBMS のホスト マシンの名前

  • PORT は、DBMS が接続をリスンするデータベース ホストのポート

  • DBNAME は、DBMS のデータベースの名前(Oracle の場合は、tnsnames.ora ファイルで定義されている DBMS の名前)

 

deploy

deploy ユーティリティは、アーカイブ(.jar.war、または .ear)ファイルから J2EE アプリケーションを取得し、その J2EE アプリケーションを実行中の WebLogic Server にデプロイします。詳細については、『Web アプリケーションのアセンブルとコンフィグレーション』および『WebLogic Server アプリケーションの開発』を参照してください。

構文

$ java weblogic.deploy [options] [action] password name {application
name
} {source}

アクション(以下のいずれかを選択)


 

アクション

説明

delete

アプリケーション名で指定されたアプリケーションを削除する。

deploy

J2EE アプリケーション(.jar.war.rar、または .ear)ファイルを、指定されたサーバにデプロイする。

list

指定された WebLogic Server 内のすべてのアプリケーションを一覧表示する。

undeploy

指定されたサーバから既存のアプリケーションを削除する。

update

アプリケーションをデプロイする。

注意: アプリケーションの対象になっているサーバ インスタンスの 1 つでそのアプリケーションを更新すると、対象になっているすべてのサーバでアプリケーションが更新される。たとえば、アプリケーションの対象がクラスタの場合、クラスタ化されたサーバ インスタンスの 1 つでアプリケーションを更新すると、アプリケーションはクラスタの全メンバで更新される。同様に、クラスタとスタンドアロン サーバ インスタンスがアプリケーションの対象になっている場合は、スタンドアロン サーバのインスタンスでアプリケーションを更新すると、クラスタでもアプリケーションが更新される。また、逆の場合も同様の処理が行われる。


 

他の必須引数

引数

説明

password

その WebLogic Server 用のシステム パスワードを指定する。

application name

アプリケーションの名前を示す。このアプリケーション名は、デプロイメント時に deploy または console のいずれかのユーティリティを使って指定できる。

source

アプリケーション アーカイブ(.jar.war、または .ear)ファイルの正確な場所、またはアプリケーション ディレクトリの最上位へのパスを指定する。


 

オプション

オプション

定義

-component componentname:target1, target2

さまざまな対象にデプロイされるコンポーネント。componentname:target1,target2 のように指定する必要がある。

componentname は、拡張子なしの .jar.rar、または .war ファイルの名前。このオプションは、コンポーネント(.jar、.rar、または .war)数に合わせて何回でも指定できる。

.ear ファイルをデプロイするには、このオプションを使用して各コンポーネントを個別に入力し、-source 引数を使用して .ear を指定する。たとえば、myDogApp.ear という .earjubilee.jarwallance.war をデプロイするには、次のように入力する。

weblogic.deploy
-component jubilie:myserver -component wallance:myserver
deploy gumby1234 appname
myDogApp.ear

(このコマンドは 1 行で入力する。)

コンポーネントが展開ディレクトリ形式の場合、アーカイブ ファイルの代わりにそれぞれのディレクトリ名を使用する。

-debug

デプロイメント処理中、詳細なデバッグ情報を stdout に出力する。

-help

deploy ユーティリティで使用できるすべてのオプションのリストを出力する。

-host host

J2EE アプリケーション(.jar.war、または .ear)ファイルをデプロイする場合に使用する WebLogic Server のホスト名を指定する。このオプションを指定しない場合、deploy ユーティリティでは、ホスト名 localhost を使用した接続が試行される。

-jspRefreshComponentName

更新されたファイルがコピーされる webapp コンポーネントを指定する。このオプションを -jspRefreshFiles オプションと一緒に使用すると静的なファイルを更新できる。このオプションの使い方については、「Web アプリケーションのデプロイメント」の「静的コンポーネント(JSP ファイル、HTML ファイル、画像ファイルなど)の更新」を参照。

-jspRefreshFiles

静的なファイル(JSP など)、HTML ファイル、画像ファイル(.gif.jpg など)、およびテキスト ファイルを更新する。クラス ファイルは更新できない。クラス ファイルを更新するには、update フラグを使用してアプリケーションを再デプロイする。このオプションの使い方については、「Web アプリケーションのデプロイメント」の「静的コンポーネント(JSP ファイル、HTML ファイル、画像ファイルなど)の更新」を参照。

-port port

J2EE アプリケーション(.jar.war、または .ear)ファイルをデプロイする場合に使用する WebLogic Server のポート番号を指定する。

注意: -port オプションを指定しない場合、deploy ユーティリティでは、デフォルトのポート番号 7001 が接続に使用される。

-url url

Weblogic Server の URL を指定する。デフォルトは localhost:7001

-username username

接続が行われるユーザの名前。デフォルトは system

-version

deploy ユーティリティのバージョンを出力する。


 

deploy ユーティリティは、以下のようなさまざまな目的に役立ちます。

デプロイされた J2EE アプリケーションの表示

ローカル WebLogic Server にデプロイされたアプリケーションを表示するには、次のコマンドを入力します。

% java weblogic.deploy list password

ここで password は、WebLogic Server システム アカウント用のパスワードです。

リモート サーバにデプロイされたアプリケーションを一覧表示するには、次のように、port オプションと host オプションを指定します。

% java weblogic.deploy -port port_number -host host_name list password

新しい J2EE アプリケーションのデプロイ

まだ WebLogic にデプロイされていない J2EE アプリケーション(.jar.war、または .ear)ファイルまたはアプリケーション ディレクトリをデプロイするには、次のコマンドを使用します。

% java weblogic.deploy -port port_number -host host_name
deploy password application source

値は以下のとおりです。

次に例を示します。

% java weblogic.deploy -port 7001 -host localhost deploy weblogicpwd Basic_example
c:\mysamples\ejb\basic\BasicStatefulTraderBean.jar

注意: 管理サーバのアプリケーション ディレクトリにコピーする J2EE アプリケーション ファイル(.jar.war.ear)は、アプリケーションの名前を使ってリネームされます。このため、前述の例では、アプリケーション アーカイブ ディレクトリ . . .\config\mydomain\applications の名前は、BasicStatefulTraderBean.jar から Basic_example.jar に変更されます。

デプロイされた J2EE アプリケーションの削除

デプロイされた J2EE アプリケーションを削除するには、割り当てられたアプリケーション名の参照のみが必要です。次の例のように入力します。

% java weblogic.deploy -port 7001 -host localhost undeploy
weblogicpwd Basic_example

注意: J2EE アプリケーションを削除しても、アプリケーションは WebLogic Server から削除されません。deploy ユーティリティでそのアプリケーション名を再使用することはできません。次の項で説明するように、update 引数を使用してデプロイメントを更新する場合は、そのアプリケーション名を再使用できます。

デプロイされた J2EE アプリケーションの更新

J2EE アプリケーションを更新するには、次のように、update 引数を使用して、アクティブな J2EE アプリケーションの名前を指定します。

% java weblogic.deploy -port 7001 -host localhost update
weblogicpwd Basic_example
c:\updatesample\ejb\basic\BasicStatefulTraderBean.jar

特定のコンポーネントを更新する場合は、以下のコマンドを入力します。

% java weblogic.deploy -port 7001 -host localhost -component
Basic_example:sampleserver,exampleserver update
weblogicpwd Basic_example
c:\updatesample\ejb\basic\BasicStatefulTraderBean.jar

update を指定すると、アプリケーションまたはコンポーネントは、対象になっているすべてのサーバ インスタンスで更新されます。 updateを参照してください。

getProperty

getProperty ユーティリティを使用すると、Java の設定およびシステムに関する詳細情報を表示できます。引数はありません。

構文

$ java utils.getProperty

$ java utils.getProperty
-- listing properties --
user.language=en
java.home=c:\java11\bin\..
awt.toolkit=sun.awt.windows.WToolkit
file.encoding.pkg=sun.io
java.version=1.1_Final
file.separator=\
line.separator=
user.region=US
file.encoding=8859_1
java.vendor=Sun Microsystems Inc.
user.timezone=PST
user.name=mary
os.arch=x86
os.name=Windows NT
java.vendor.url=http://www.sun.com/
user.dir=C:\weblogic
java.class.path=c:\weblogic\classes;c:\java\lib\cla...
java.class.version=45.3
os.version=4.0
path.separator=;
user.home=C:\

logToZip

logToZip ユーティリティは、HTTP サーバ ログ ファイルの内容(共通ログ形式)を検索し、その中でサーバによってロードされる Java クラスを検出してから、それらの Java クラスを含む非圧縮の .zip ファイルを作成します。このユーティリティは、HTTP サーバのドキュメント ルート ディレクトリから実行します。

このユーティリティを使用するには、HTTP サーバによって作成されたログ ファイルへのアクセスが必要です。

構文

$ java utils.logToZip logfile codebase zipfile

引数

定義

logfile

必須。ログ ファイルの完全修飾パス名。

codebase

必須。アプレットの CODEBASE、または CODEBASE がない場合は ""。CODEBASE をアプレットの完全パッケージ名と連結することで、HTTP ドキュメント ルートからアプレットへのフル パスを取得する。

zipfile

必須。作成する .zip ファイルの名前。.zip ファイルは、プログラムを実行しているディレクトリ内に作成される。入力されるファイル名のパスは、相対パスでも絶対パスでもよい。例では、相対パス名が使用されているので、.zip ファイルはカレント ディレクトリに作成される。


 

次の例に、ドキュメント ルート自体に存在するアプレット用の .zip ファイルの作成方法を示します(CODEBASE なしの例)。

$ cd /HTTP/Serv/docs
$ java utils.logToZip /HTTP/Serv/logs/access "" app2.zip

次の例に、ドキュメント ルートのサブディレクトリに存在するアプレット用の .zip ファイルの作成方法を示します。

C:\>cd \HTTP\Serv
C:\HTTP\Serv>java utils.logToZip \logs\applets\classes app3.zip

MulticastTest

MulticastTest ユーティリティは、WebLogic Cluster のコンフィグレーション時にマルチキャストに関する問題をデバッグする場合に便利です。このユーティリティは、マルチキャスト パケットを送信し、ネットワーク上で、マルチキャストがどのくらい効果的に機能してるかについての情報を返します。特に、MulticastTest は標準出力を通して以下のタイプの情報を表示します。

  1. このサーバが送信する各メッセージの確認およびシーケンス ID

  2. このサーバを含む、任意のクラスタ化されたサーバから受信した各メッセージのシーケンスと送信者 ID

  3. メッセージを受信したがシーケンスがない場合は、シーケンス紛失警告

  4. 予期されていたメッセージが受信されなかった場合は、メッセージ紛失警告

MulticastTest を使用するには、まず、マルチキャスト トラフィックのテストを行う各ノードにこのユーティリティをコピーします。

警告: 現在実行している WebLogic Cluster のアドレスと同じマルチキャスト アドレス(-a パラメータ)を指定して MulticastTest ユーティリティを実行しないでください。このユーティリティは、クラスタ化された WebLogic Server を起動する前に、マルチキャストが正しく機能することを確認することを目的にしています。

マルチキャストの設定に関する情報については、WebLogic Server ホストの特定のオペレーティング システムまたはハードウェアのコンフィグレーションに関するドキュメントを参照してください。クラスタの詳細については、『WebLogic Server Clusters ユーザーズ ガイド』を参照してください。

構文

$ java utils.MulticastTest -n name -a address [-p portnumber]
[-t timeout] [-s send]

引数

定義

-n name

必須。シーケンスされたメッセージの送信者を示す名前。開始するテスト プロセスごとに、異なる名前を使用すること。

-a address

必須。シーケンスされたメッセージがブロードキャストされるマルチキャスト アドレス。または、クラスタ内のサーバが互いに通信するマルチキャスト アドレス(マルチキャスト アドレスが設定されていないクラスタのデフォルトは、237.0.0.1)。

-p portnumber

省略可能。クラスタ内のすべてのサーバが通信するマルチキャスト ポート(マルチキャスト ポートは、WebLogic Server に設定されたリスン ポートと同じである。設定されていない場合のデフォルトは、7001)。

-t timeout

省略可能。マルチキャスト メッセージが受け取れない場合のアイドル タイム アウト(秒単位)。この引数を設定しない場合、デフォルトは 600 秒(10 分)。タイムアウトを経過すると、タイムアウトの確認情報が stdout に出力される。

-s send

省略可能。送信間の時間間隔(秒単位)。この引数を設定しない場合、デフォルトは 2 秒。送信された各メッセージの確認情報が、stdout に出力される。


 

$ java utils.MulticastTest -N server100 -A 237.155.155.1
Set up to send and receive on Multicast on Address 237.155.155.1 on port 7001
Will send a sequenced message under the name server100 every 2 seconds.
Received message 506 from server100
Received message 533 from server200
I (server100) sent message num 507
Received message 507 from server100
Received message 534 from server200
I (server100) sent message num 508
Received message 508 from server100
Received message 535 from server200
I (server100) sent message num 509
Received message 509 from server100
Received message 536 from server200
I (server100) sent message num 510
Received message 510 from server100
Received message 537 from server200
I (server100) sent message num 511
Received message 511 from server100
Received message 538 from server200
I (server100) sent message num 512
Received message 512 from server100
Received message 539 from server200
I (server100) sent message num 513
Received message 513 from server100

myip

myip ユーティリティを使用すると、ホストの IP アドレスを取得できます。

構文

$ java utils.myip

$ java utils.myip
Host toyboat.toybox.com is assigned IP address: 192.0.0.1

pem2der

pem2der ユーティリティを使用すると、X509 証明書を PEM 形式から DER 形式に変換できます。.der ファイルは、変換元の .pem ファイルと同じディレクトリに書き込まれます。

構文

$ java utils.pem2der pemFile

引数

説明

pemFile

変換するファイルの名前。ファイル名は .pem 拡張子で終わり、ファイルには .pem 形式の有効な証明書が含まれている必要がある。


 

$ java utils.pem2der graceland_org.pem
Decoding
................................................................
................................................................
................................................................
................................................................
................................................................

Schema

Schema ユーティリティを使用すると、WebLogic JDBC ドライバを使用してデータベースに SQL 文をアップロードできます。データベース接続の詳細については、『WebLogic JDBC プログラミング ガイド』を参照してください。

構文

$ java utils.Schema driverURL driverClass [-u username]
[-p password] [-verbose SQLfile]

引数

定義

driverURL

必須。JDBC ドライバの URL。

driverClass

必須。JDBC ドライバ クラスのパス名。

-u username

省略可能。有効なユーザ名。

-p password

省略可能。ユーザの有効なパスワード。

-verbose

省略可能。SQL 文とデータベースのメッセージを出力する。

SQLfile

-verbose 引数を使用する場合は必須。SQL 文を記述したテキストファイル。


 

次のコードは、Schema コマンド ラインのサンプルです。

$ java utils.Schema "jdbc:cloudscape:demo;create=true"
COM.cloudscape.core.JDBCDriver
-verbose examples/utils/ddl/demo.ddl

次のコードは、.ddl ファイルのサンプルです。

DROP TABLE ejbAccounts;
CREATE TABLE ejbAccounts
(id varchar(15),
bal float,
type varchar(15));
DROP TABLE idGenerator;
CREATE TABLE idGenerator
(tablename varchar(32),
maxkey int);

showLicenses

showLicenses ユーティリティを使用すると、このマシンにインストールされている BEA 製品に関するライセンス情報を表示できます。

構文

$ java -Dbea.home=license_location utils.showLicenses

引数

定義

license_location

license.bea ファイルが存在するディレクトリの完全修飾名

$ java -Dbea.home=d:\bea utils.showLicense

system

system ユーティリティを使用すると、コンピュータの操作環境に関する基本的な情報を表示できます。この情報には、JDK の製造メーカーとバージョン、CLASSPATH、オペレーティング システムに関する情報などがあります。

構文

$ java utils.system

$ java utils.system
* * * * * * * java.version * * * * * * *
1.1.6

* * * * * * * java.vendor * * * * * * *
Sun Microsystems Inc.

* * * * * * * java.class.path * * * * * * *
\java\lib\classes.zip;\weblogic\classes;
\weblogic\lib\weblogicaux.jar;\weblogic\license
...

* * * * * * * os.name * * * * * * *
Windows NT

* * * * * * * os.arch * * * * * * *
x86

* * * * * * * os.version * * * * * * *
4.0

t3dbping

t3dbping ユーティリティを使用すると、任意の 2 層 JDBC ドライバを使用した、DBMS への WebLogic JDBC 接続をテストできます。このユーティリティを使用するには、WebLogic Server と DBMS へのアクセスが必要です。

構文

$ java utils.t3dbping WebLogicURL username password DBMS driverClass driverURL

引数

定義

WebLogicURL

必須。WebLogic Server の URL。

username

必須。有効な DBMS ユーザ名。

password

必須。有効な DBMS パスワード。

DBMS

必須。データベース名。

driverClass

必須。WebLogic 2 層ドライバの完全パッケージ名。

driverURL

必須。WebLogic 2 層ドライバの URL。


 

verboseToZip

verboseToZip ユーティリティは、HTTP サーバのドキュメント ルート ディレクトリから実行されると、verbose モードで実行されている Java アプリケーションから標準出力を取得し、参照されている Java クラスを検出してから、それらの Java クラスを含む非圧縮の .zip ファイルを作成します。

構文

$ java utils.verboseToZip inputFile zipFileToCreate

引数

定義

inputFile

必須。verbose モードで実行されているアプリケーションの出力が含まれる一時ファイル。

zipFileToCreate

必須。作成する .zip ファイルの名前。.zip ファイルは、プログラムを実行しているディレクトリ内に作成される。


 

UNIX の例

$ java -verbose myapplication > & classList.tmp
$ java utils.verboseToZip classList.tmp app2.zip

NT の例

$ java -verbose myapplication > classList.tmp
$ java utils.verboseToZip classList.tmp app3.zip

version

version ユーティリティは、インストールされている WebLogic に関する情報を stdout を介して表示します。

構文

$ java weblogic.Admin -url host:port -username username -password password VERSION

$ java weblogic.Admin
-url localhost:7001 -username system -password foo VERSION

writeLicense

writeLicense ユーティリティを使用すると、WebLogic ライセンスすべてに関する情報を、カレント ディレクトリにある writeLicense.txt というファイルに書き込むことができます。このファイルは、たとえば WebLogic のテクニカル サポートなどへ電子メールで送信できます。

構文

$ java utils.writeLicense -nowrite -Dbea.home=path

引数

定義

-nowrite

必須。writeLicense.txt ではなく、stdout に出力を送る。

-Dbea.home

必須。WebLogic システム ホーム(インストールされている WebLogic のルート ディレクトリ)を設定する。

注意: この引数は、WebLogic システム ホームから writeLicense を実行しない場合に必要となる。


 

$ java utils.writeLicense -nowrite

UNIX の出力例

* * * * * * System properties * * * * * *

* * * * * * * java.version * * * * * * *
1.1.7

* * * * * * * java.vendor * * * * * * *
Sun Microsystems Inc.

* * * * * * * java.class.path * * * * * * *
c:\weblogic\classes;c:\weblogic\lib\weblogicaux.jar;
c:\java117\lib\classes.zip;c:\weblogic\license
...

Windows NT の出力例

* * * * * * * os.name * * * * * * *
Windows NT

* * * * * * * os.arch * * * * * * *
x86

* * * * * * * os.version * * * * * * *
4.0

* * * * * * IP * * * * * *
Host myserver is assigned IP address: 192.1.1.0

* * * * * * Location of WebLogic license files * * * * * *
No WebLogicLicense.class found

No license.bea license found in
weblogic.system.home or current directory

Found in the classpath: c:/weblogic/license/license.bea
Last Modified: 06/02/1999 at 12:32:12

* * * * * * Valid license keys * * * * * *
Contents:
Product Name :WebLogic
IP Address : 192.1.1.0-255
Expiration Date: never
Units : unlimited
key : b2fcf3a8b8d6839d4a252b1781513b9
...

* * * * * * All license keys * * * * * *
Contents:
Product Name :WebLogic
IP Address : 192.1.1.0-255
Expiration Date: never
Units : unlimited
key : b2fcf3a8b8d6839d4a252b1781513b9
...

* * * * * * WebLogic version * * * * * *
WebLogic Build: 4.0.x xx/xx/1999 10:34:35 #xxxxx

 

back to top previous page next page