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J2EE コネクタ アーキテクチャに準拠したリソース アダプタの作成
以下の節では、「J2EE プラットフォーム仕様、バージョン 1.3、最終草案 3」(http://java.sun.com/j2ee)に準拠したリソース アダプタの開発に必要な条件について説明します。以下の節は、この仕様で規定されているシステム規約の要件に対応しています。
また、Weblogic 固有の制限事項についても取り上げます。
注意: リソース アダプタを構築する手順については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlintegration/v2_1/devadapt/index.htm の BEA WebLogic Application Integration のマニュアルを参照してください。
接続管理
リソース アダプタに関する接続管理規約の要件は以下のとおりです。
javax.resource.spi.ManagedConnectionFactory
javax.resource.spi.ManagedConnection
javax.resource.spi.ManagedConnectionMetaData
ManagedConnection
実装は、以下のインタフェースとクラスを使用して、接続管理(および後述のトランザクション管理)用のサポートをアプリケーション サーバに提供する必要があります。
javax.resource.spi.ConnectionEvent
javax.resource.spi.ConnectionEventListener
非管理対象の環境をサポートするには、リソース アダプタが上記 2 つのインタフェースを使用しなくても内部オブジェクトの対話を実行できます。
javax.resource.spi.ConnectionManager
インタフェースのデフォルト実装を提供する必要があります。この実装クラスは、リソース アダプタを非管理対象の 2 層アプリケーションで使用する場合に機能します。アプリケーション サーバの管理対象の環境では、リソース アダプタはデフォルト ConnectionManager
実装クラスを使用してはなりません。
ConnectionManager
のデフォルト実装を使用すると、リソース アダプタは固有のサービスを提供できます。これらのサービスには、接続プール、エラーのロギングおよび追跡、セキュリティ管理などがあります。デフォルトの ConnectionManager
は、基底の EIS との物理接続の作成を ManagedConnectionFactory
に委託します。
ConnectionManager
インスタンスを作成)することができます。
非管理対象の 2 層アプリケーションの場合、リソース アダプタはリソース アダプタ内部用の接続プールをサポートできます。
セキュリティ管理
リソース アダプタに関するセキュリティ管理規約の要件は以下のとおりです。
ManagedConnectionFactory.createManagedConnection
を実装することでセキュリティ規約をサポートする必要があります。
ManagedConnection.getConnection
メソッド実装の一部として再認証をサポートする必要がありません。
authentication-mechanism
、authentication-mechanism-type、reauthentication-support
、および credential-interface
です。「J2EE コネクタ仕様、バージョン 1.0、最終草案 2」(http://java.sun.com/j2ee/download.html#connectorspec)の 10.6 節「Resource Adapter XML DTD」を参照してください。
トランザクション管理
この節では、リソース アダプタに関するトランザクション管理規約の要件について説明します。リソース アダプタは、トランザクション サポートのレベルに基づいて以下のように分けられます。
NoTransaction
- リソース アダプタはリソース マネージャのローカル トランザクションも JTA トランザクションもサポートしません。リソース アダプタは、XAResource
インタフェースも LocalTransaction
インタフェースも実装しません。
LocalTransaction
- リソース アダプタは、LocalTransaction
インタフェースの実装によってリソース マネージャのローカル トランザクションをサポートします。ローカル トランザクション管理規約は、「J2EE コネクタ仕様、バージョン 1.0、最終草案 2」(http://java.sun.com/j2ee/download.html#connectorspec)の 6.7 節で指定されています。
XATransaction
- リソース アダプタは、LocalTransaction
および XAResource
インタフェースの実装によってリソース マネージャのローカル トランザクションと JTA トランザクションの両方をサポートします。XAResource ベースの規約の要件は、「J2EE コネクタ仕様、バージョン 1.0、最終草案 2」(http://java.sun.com/j2ee/download.html#connectorspec)の 6.6 節で指定されています。
注意: その他のサポート レベル(基底のリソース マネージャがサポートするトランザクション最適化を含む)は、コネクタ アーキテクチャの適用範囲外です。
上記のレベルは、外部トランザクションの調整を可能にするためにリソース アダプタが必要とするトランザクション サポートの主なステップを反映しています。リソース アダプタのトランザクション機能と基底の EIS の要件に従って、リソース アダプタでは上記のトランザクション サポート レベルのいずれもサポート対象として選択できます。
パッケージ化とデプロイメント
以下の節では、リソース アダプタに関するパッケージ化とデプロイメントの要件について説明します。
制限
現時点では、WebLogic J2EE コネクタ アーキテクチャでは、シリアライズ可能な ConnectionFactory 実装のみがサポートされています(参照のみ可能な ConnectionFactory 実装はサポートされていません)。
また、WebLogic J2EE コネクタ アーキテクチャは、javax.resource.spi.security.GenericCredential
credential-interface も Kerbv5 authentication-mechanism-type
もサポートしていません。デプロイされているリソース アダプタの ra.xml
ファイルで、<authentication-mechanism>
にこれらの値のいずれかを指定すると、デプロイメントが失敗します。
パッケージ化
パッケージ化されたリソース アダプタ モジュールのファイル形式は、リソース アダプタ プロバイダとデプロイヤとの間の規約を定義します。パッケージ化されたリソース アダプタには以下の要素が含まれます。
デプロイメント
パッケージ化の要件の詳細については、「J2EE コネクタ仕様、バージョン 1.0、最終草案 2」(http://java.sun.com/j2ee/download.html#connectorspec)の 10.3.1 節「Resource Adapter Provider」および 10.5.1 節「Responsibilities」を参照してください。10.3.1 節ではデプロイメントの要件について、10.5.1 節では JNDI コンフィグレーションおよびルックアップのサポート方法について説明しています。
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