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WebLogic Server でのサードパーティ JDBC XA ドライバの使い方
この章では、WebLogic Server トランザクション内で JDBC XA ドライバをどのように使うかを説明します。
この節では、分散トランザクションにおける WebLogic Server でのサードパーティ JDBC 2 層ドライバの使い方について概説します。これらのドライバは、WebLogic Server と DBMS の間の接続を提供します。分散トランザクションで使用するドライバは、後に「/XA」が続くドライバ名(Oracle Thin/XA ドライバなど)によって指定されます。
次の表に、サード パーティ JDBC/XA ドライバを WebLogic Server 6.1 で使用する場合の確認済みの機能について示します。
ドライバ/データベースの |
説明 |
---|---|
Type 2 XA ドライバ(ネイティブ .dll) |
|
IBM DB2 |
|
Type 4 XA ドライバ(オール Java) |
|
Oracle Thin ドライバ XA |
|
Sybase jConnect/XA |
|
Cloudscape |
サードパーティ ドライバのコンフィグレーションとパフォーマンス要件
次に、WebLogic Server で特定のサードパーティ X/A ドライバを使用するための要件とガイドラインを示します。
注意: ここの一覧で示されていないサードパーティ製ドライバを使用するときは、接続プールの追加プロパティの設定が必要になる場合があります。詳細については、『管理者ガイド』の「その他の XA 接続プール プロパティ」を参照してください。
以下の節では、WebLogic Server 6.1 で Type 4 Oracle Thin 8.1.7/XA ドライバを使用するための情報を示します。
Oracle Thin 8.1.7/XA ドライバのソフトウェア要件
Oracle Thin 8.1.7/XA ドライバのソフトウェア要件は次のとおりです。
Oracle Thin 8.1.7/XA ドライバの確認済みの問題
次に、確認済みの問題と BEA の回避策を示します。
Oracle Thin 8.1.7/XA ドライバの環境の設定
次のように環境を設定します。
XA 用データベース サーバを有効にします。
sqlplus sys/CHANGE_ON_INSTALL@<DATABASE ALIAS NAME>
など)。
DBA_PENDING_TRANSACTIONS
to public
上の手順をデータベース サーバ上で実行しない場合、通常の XA データベース クエリと更新は正常に動作できます。ただし、クラッシュ後の再起動に続き、WebLogic Server トランザクション マネージャが回復を行うときに、Oracle リソース の回復は XAER_RMERR
になり失敗します。
Oracle Thin 8.1.7/XA ドライバのコンフィグレーション プロパティ
次の表に、接続プールのコンフィグレーションのためのサンプル コードを示します。
次の表に、TxDataSource のコンフィグレーションのためのサンプル コードを示します。
プロパティ名 |
プロパティ値 |
---|---|
Name |
|
Targets |
|
JNDIName |
|
PoolName |
|
Sybase jConnect 5.2.1/XA ドライバの使い方
以下の節では、Sybase jConnect 5.2.1/XA ドライバを使用する場合の重要なコンフィグレーション情報とパフォーマンス問題を示します。
Sybase jConnect 5.2.1/XA ドライバの確認済みの問題
次に、確認済みの問題と BEA の回避策を示します。
次の手順に従って環境を設定します。
set CLASSPATH=.;%SYBASE_INSTALL_DIR%
\jCONNECT-5_2
\classes
\jconn2.jar
ここで、SYBASE_INSTALL_DIR
は Sybase ドライバをインストールしたディレクトリです。
sp_configure "enable DTM",1
を実行して、トランザクションを有効にします。
sp_configure "enable xat coordination",1
を実行します。
<USER_NAME>
にロール dtm_role
を付与します。
SYBASE_INSTALL
\OCS-12_0
\sample
\xa-dtm
サブディレクトリにあるサンプルの xa_config
ファイルを、3 レベル上位の SYBASE_INSTALL
へコピーします。SYBASE_INSTALL
は、Sybase サーバをインストールしたディレクトリです。次に例を示します。
$ SYBASE_INSTALL
\xa_config
xa_config
ファイルを編集します。最初の [xa
] セクションで、サンプル サーバ名を適切なサーバ名に変更します。
トランザクションを実行するときのデッドロックを防ぐために、デフォルトで低レベル ロックを有効にします。
sp_configure "lock scheme",0,
datarows を実行します。
Sybase jConnect 5.2.1/XA ドライバの接続プール
次の表に、接続プールのコンフィグレーションのためのサンプル コードを示します。
Lrm_name は、論理リソース マネージャの名前です。
注意: config.xml
ファイルの接続プール タグに、KeepXAConnTillTxComplete="true"
も追加する必要があります。詳細については、『管理者ガイド』の「その他の XA 接続プール プロパティ」を参照してください。
次の表に、TxDataSource のコンフィグレーションのためのサンプル コードを示します。
プロパティ名 |
プロパティ値 |
---|---|
Name |
|
Targets |
|
JNDIName |
|
PoolName |
|
Java クライアントを実行する場合の以下のコンフィグレーション プロパティを設定します。
以下の節では、WebLogic Server 6.1 で Type 2 Cloudscape 3.5.1/XA ドライバを使用するための情報を示します。
Cloudscape 3.5.1/XA ドライバのソフトウェア要件
Cloudscape 3.5.1/XA ドライバは JDK 1.3 RC1 をサポートしています。詳細については、http://www.cloudscape.com/support/techinfo.jsp を参照してください。
Cloudscape 3.5.1/XA ドライバの確認済みの問題
次の表に、確認済みの問題を示します。
説明 |
Cloudscape の拡張機能の要求 |
説明/WebLogic Server 6.1 の回避策 |
---|---|---|
確認済みの問題はなし。 |
|
. |
Cloudscape 3.5.1/XA ドライバの環境の設定
次のように環境変数を設定します(NT 構文が前提)。
set CLOUDSCAPE_INSTALL=<directory where Cloudscape is installed>
set CLASSPATH=.;%cloudscape_install%
\lib
\cloudscape.jar;
%cloudscape_install%
\lib
\cloudsync.jar;
%cloudscape_install%
\lib
\client.jar;%cloudscape_install%
\lib
\tools.jar;c:
\weblogic
\dev
\src
\3rdparty
\weblogicaux.jar
注意: weblogicaux.jar
は javax クラスの場合のみです。
Cloudscape 3.5.1/XA ドライバのコンフィグレーション プロパティ
次の表に、接続プールのコンフィグレーションのためのサンプル コードを示します。
次の表に、TxDataSource のコンフィグレーションのためのサンプル コードを示します。
プロパティ名 |
プロパティ値 |
---|---|
Name |
|
Targets |
|
JNDIName |
|
PoolName |
|
以下の節では、WebLogic Server 6.1 で Type2 DB2 7.2/XA ドライバを使用するために環境を設定する方法について説明します。
次のように環境を設定します。
<db2>
\java12
ディレクトリにあるバッチファイル usejdbc2.bat
を実行して、正しいバージョンの db2java.zip
ファイルを展開し、適切な場所に移動します。これで、ドライバの JDBC 2.0 機能が有効になります。このバッチ ファイルを実行する前に、実行中の DB2 プロセスがないことを確認してください。
<db2>/java/db2java.zip
を含めます。
<db2>/bin
を含めます。
ここで、<db2>
は DB2 サーバがインストールされているディレクトリを表します。
javax.transaction.InvalidTransactionException
(非アクティブなトランザクションを再開しようとした)が送出されます。中断と再開の間に、中間トランザクションが、中断されたトランザクションで使用されたものと同じリソースを使用すると、javax.transaction.invalidtransation
例外が送出されます。異なるリソースが中間トランザクションの内部で使用される場合は、正常に動作します。
DB2 7.2/XA ドライバのコンフィグレーション プロパティ
次の表に、接続プールのコンフィグレーションのためのサンプル コードを示します。
注意: config.xml
ファイルの接続プール タグに、KeepXAConnTillTxComplete="true"
も追加する必要があります。詳細については、『管理者ガイド』の「その他の XA 接続プール プロパティ」を参照してください。
次の表に、TxDataSource のコンフィグレーションのためのサンプル コードを示します。
プロパティ名 |
プロパティ値 |
---|---|
Name |
|
Targets |
|
JNDIName |
|
PoolName |
|
他のサードパーティ XA ドライバ
他のサードパーティ製 XA 準拠 JDBC ドライバを使用するには、ドライバのクラス ライブラリに対するパスを CLASSPATH
に追加する必要があります。
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