非同期性を利用して長期間の処理を実現する

典型的な非分散ソフトウェア アプリケーションでは、アプリケーション コンポーネント間で同期メソッドを使用します。同期メソッドの呼び出し側は、メソッドが復帰するまでそれ以降の実行がブロックされます。ただし、Web サービスはネットワークをまたがって動作します。Web サービスを使用するアプリケーションの分散的性質は、ときに非常に長時間に及ぶ予期できないレイテンシを生じさせます。つまり、特定の処理では時間がかかる可能性があるのです。Web サービスで表される一部のビジネス プロセスは、バックエンドで人間の対話を要する場合があるので、処理に数日かかることがあります。すべての Web サービスの対話が同期的だとしたら、未処理の処理がある各クライアントは許容できないほど長い時間そのホスト システムのリソースを消費することになります。

WebLogic Workshop は、非同期の Web サービスを構築しやすくする機能を備えてします。それらの機能を使用すると、結果を待つ間にクライアントで実行をブロックする必要のない Web サービスを設計できます。Web サービスのクライアントに結果を返す方法を複数の中から選ぶことができます。

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