ConsolidateAddress.jws サンプル

手続き的なコードを使用して XML マッピングを実行するための、XML 用の ECMAScript 言語拡張の使用を示す Web サービスです。受信した XML ドキュメントは、異なる内部 Java データ構造に変換された後、次のメソッド呼び出しによってクライアントに返されるときに再変換され、元に戻されます。ECMAScript は、ConsolidateAddressScript.jsx ファイルにあります。ConsolidateTest.xml は、送信可能なテスト ドキュメントです。

このサンプルによって示される概念

サンプル ファイルの場所

このサンプルは、samples WebLogic Workshop プロジェクトの xmlmap フォルダにあります。ファイル システムでの場所は次のとおりです。

BEA_HOME\weblogic700\samples\workshop\applications\samples\xmlmap\ConsolidateAddress.jws

サンプルの実行方法

この Web サービスを実行するには

  1. 適切なドメインにある WebLogic Server を起動します。

    • Microsoft Windows システムでは、[スタート] メニューから次のように選択します。

    [BEA WebLogic Platform 7.0|WebLogic Workshop|WebLogic Workshop Examples|Start Examples Server]

    • Linux システムまたは Solaris システムでは、次のスクリプトを実行します。

    BEA_HOME/weblogic700/samples/workshop/startWebLogic.sh

  2. WebLogic Workshop でサービスを開いて [開始] を選択するか、またはブラウザのアドレス バーに「http://localhost:7001/samples/xmlmap/ConsolidateAddress.jws」と入力して、サービスを起動します。適切なドメインにある WebLogic Server がこのマシン上で実行されている場合は、ここをクリックしてサンプルを実行することもできます。

  3. 必要な場合は、テスト ビューの [Test Form] タブに移動します。

  4. WebLogic Workshop またはテキスト エディタで ConsolidateTest.xml を開きます。内容をコピーし、setEmployees メソッドのテキスト ボックスで、XML タグ <employees></employees>に貼り付けます。

  5. setEmployees を呼び出します。送信された XML ドキュメントは、setEmployees メソッドの XML パラメータ マップによって処理されます。パラメータ マップは、マップ内の <xm:use> タグを介して ECMAScript 関数 ConsolidateAddressScriptFromXML を呼び出します。ConsolidateAddressScriptFromXML は受信する XML ドキュメントを処理し、データを Web サービスにネイティブな Java タイプに変換します。

  6. 会話 ID([Message Log] で各会話の最上部に表示される桁数の多い数字)をクリックし、会話の継続メソッドおよび終了メソッドにアクセスします。

  7. getEmployeesNatural を呼び出します。このメソッドは、XML マップを使用せず、内部データ構造を直接返します。WebLogic Workshop では、複合されたオブジェクトを XML に変換する必要がある場合にはナチュラル マッピングがデフォルトで使用されます。メソッド呼び出しに対する応答は、データが格納されている内部 Java データ構造のナチュラル マッピングになります。内部構造が、setEmployees に渡したドキュメントの構造とは異なっていることに注目してください。

  8. もう一度、会話 ID をクリックして、会話の継続メソッドおよび終了メソッドに戻ります。

  9. getEmployees を呼び出します。このメソッドは、setEmployees と同様、ECMAScript を使用した XML マップ使って、メソッドによって返された Java オブジェクトを XML に変換します。この場合は、ECMAScript メソッド ConsolidateAddressScriptToXML が使用されます。このメソッドは、Java 構造を入力ドキュメントのフォーマットに再変換して戻します。

  10. ConsolidateAddressScript.ps、およびそれに含まれる ECMAScript と ConsolidateAddress.jws 内のメソッドとの関係を調べます。

関連トピック

会話を使用してステートを保持する

JwsContext インタフェース

XML マップを使用して XML メッセージを処理および成形する

ECMAScript の拡張機能で XML を処理する

<xm:use> タグ

@jws:parameter-xml タグ

@jws:return-xml タグ

OutputScriptMap.jws サンプル

テスト ビュー