2.23 AUDIT_FILE_DEST
AUDIT_FILE_DEST
には、AUDIT_TRAIL
初期化パラメータがos、xmlまたはxml,extended.に設定されている場合に監査証跡が書き込まれるオペレーティング・システム・ディレクトリを指定します。
特性 | 説明 |
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パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
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デフォルト値 |
最初のデフォルト値:
1つ目のデフォルト値が存在しないか使用できない場合に使用する2つ目のデフォルト値:
いずれのデフォルト値もUNIXシステム用。その他のプラットフォームでは異なるデフォルト値になる場合がある。 マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)では、これらのデフォルト値の両方が、PDBに属する監査レコードを格納するプラガブル・データベース(PDB)のGUIDとともに付加されます。たとえば、PDBのGUIDが ORACLE_BASE
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変更可能 |
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PDBで変更可能 |
いいえ |
基本 |
いいえ |
ノート:
このパラメータは、従来の監査を使用する場合に有効です。従来型の監査は、Oracle Database 20cでは非推奨です。Oracleでは、統合監査をかわりに使用して、Oracle Database内で選択的でより効果的な監査を行うことをお薦めします。
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統合監査の詳細は、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。
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統合監査への移行の詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。
統合監査に移行されたOracle Databaseでは、このパラメータの設定は無効です。
AUDIT_TRAIL
初期化パラメータがxmlまたはxml, extendedに設定されている場合は監査レコードがXML形式で書き込まれます。これは、必須の監査情報が書き込まれるディレクトリでもあります。また、AUDIT_SYS_OPERATIONS
初期化パラメータで指定されている場合は、ユーザーSYS
の監査レコードもここに書き込まれます。
マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)では、この初期化パラメータの設定の範囲はCDBです。CDBではプラガブル・データベース(PDB)ごとに監査証跡が提供されますが、この初期化パラメータは個別のPDBに対して構成できません。
関連項目:
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CDBおよびPDBの概念情報は、『Oracle Multitenant管理者ガイド』を参照してください
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CDBおよびPDBの管理の詳細は、『Oracle Multitenant管理者ガイド』を参照してください
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「V$PDBS」