2.322 SERVICE_NAMES
SERVICE_NAMESには、クライアントがインスタンスに接続するための名前を1つ以上指定します。
               
| 特性 | 説明 | 
|---|---|
| パラメータ・タイプ | 文字列 | 
| 構文 | 
 
 | 
| デフォルト値 | 
 | 
| 変更可能 | 
 | 
| PDBで変更可能 | いいえ | 
| 値の範囲 | ASCII文字列、またはカンマで区切られた文字列名のリスト | 
| 基本 | いいえ | 
| Oracle RAC | Oracle RAC環境の場合は、 | 
インスタンスはそのサービス名をリスナーに登録します。クライアントがサービスを要求すると、リスナーは要求されたサービスを提供するインスタンスを決定し、クライアントを適切なインスタンスにルーティングします。
同じデータベースの異なる使用を区別するために、複数のサービス名を指定できます。次にその例を示します。
SERVICE_NAMES = sales.example.com, widgetsales.example.com
サービス名は、レプリケーションの使用を介して2つの異なるデータベースから使用可能な1つのサービスを識別するために使用できます。
このパラメータにドメインを付けて名前を修飾しない場合、DB_DOMAINパラメータの値で修飾されます。DB_DOMAINが指定されていない場合は、未修飾のSERVICE_NAMESの値にドメインは適用されません。
                  
このパラメータに追加のサービス名を指定する場合、デフォルトのサービス名はオーバーライドされません。デフォルトのサービス名に加え、このパラメータで指定された追加のサービス名が、クライアントがデータベースへの接続に使用できるサービス名となります。
ノート:
SERVICE_NAMES初期化パラメータは、Oracle Database 19cで非推奨となり、将来のリリースでサポートされなくなる可能性があります。
                     
SERVICE_NAMESパラメータの使用は、積極的にはサポートされなくなりました。高可用性(HA)デプロイメントでは使用できず、HA操作でもサポートされません。この制限には、FAN、ロード・バランシング、FAILOVER_TYPE、FAILOVER_RESTORE、SESSION_STATE_CONSISTENCYなどの用途が含まれます。
                     
サービスを管理するために、SRVCTLコマンドライン・ユーティリティ、GDSCTLコマンドライン・ユーティリティ、またはDBMS_SERVICE PL/SQLパッケージをかわりに使用することをお薦めします。
                     
関連項目:
- 
                           このパラメータと設定の詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。 
- 
                           Oracle RAC環境内のサービス管理の詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。