1. Oracle Cloud InfrastructureでのEssbaseスタックのデプロイメント
  2. Oracle Essbaseの設定
  3. Essbaseのデプロイ
  4. スタックの作成

スタックの作成

Oracle Essbaseスタックは、Oracle Cloud Marketplaceから作成します。

Oracle Cloud Infrastructure管理者として、Oracle Cloud Infrastructureを使用してEssbaseを設定します。Oracle Cloud Marketplaceでは、Oracle Resource Managerを使用してネットワーク、コンピュート・インスタンス、Essbaseメタデータ格納用Autonomous Databaseおよびロード・バランサがプロビジョニングされます。

このプロセスでは、他の管理者ユーザーIDを指定する必要があります。管理者のアクセス要件を確認して、このような管理者アカウントで実行可能な操作を理解してください。

  1. デプロイ前に理解または実行する必要がある前提条件および要件を一読します。Oracle Essbaseの使用を開始する前にを参照してください。
  2. Oracle Cloud Infrastructure管理者としてOracle Cloud Infrastructureコンソールにサインインします。
  3. ナビゲーション・メニューから、「マーケットプレイス」を選択します。
  4. Oracle Marketplaceページで、次のようにします。
    1. タイトル・バーで、デプロイの実行元となるリージョンを選択または受け入れます。
    2. 「カテゴリ」ドロップダウン・メニューで、「データベース管理」を選択します。
    3. 「すべてのアプリケーション」で、「Oracle Essbase」を選択します。
    4. スタック・バージョンを選択するか、デフォルトを受け入れます。
    5. ドロップダウン・メニューから、Essbase用に作成し、この中でスタック・インスタンスを作成するターゲットのコンパートメントを選択します。
    6. チェック・ボックスを選択し、オラクル社標準の条件および規制を受け入れることを示します。
    7. 「スタックの起動」をクリックします。
  5. 「スタックの作成」ページの「スタック情報」で、次のようにします。
    1. 「マイ構成」で、アップロードするTerraform構成のソース・ファイルについて、「.zipファイル」(デフォルトの「フォルダ」オプションではなく)を選択します。必要に応じて、スタックのzipファイルをドロップまたは参照します。スタック名が表示されます。

      ノート:

      Essbaseスタックのデプロイ・プロセスの間にOCIコンソールで次のオプションが表示されますが、それらはEssbase on OCIデプロイメントではサポートされていないため、使用できません。

      • 「スタックの編集」ボタンからのTerraform構成zipファイルをコードベース・エディタで編集ドロップダウン・オプション
      • 「カスタムTerraformプロバイダの使用」チェック・ボックス・オプション
    2. 必要に応じて、スタックの説明やその他のスタック情報を入力します。
    3. 「次」をクリックします。
  6. 「変数の構成」ページの「一般設定」で、スタックで作成するインフラストラクチャ・リソースの変数を構成します。
    • [オプション]一意のスタックIDを入力して、スタック・デプロイメント時に生成されるリソースを識別します。たとえば、essbase_<userid>です。意味のある一意のスタックIDを指定します。この名前は、このスタックのコンポーネントに対応するEssbaseメトリックのフィルタ処理にディメンションとして使用されます。入力しない場合、表示名は自動的に生成されます。
    • Essbase用に作成した「ターゲット・コンパートメント」(この中でスタック・インスタンスを作成します)が、ここに表示されます。
    • 新しいイメージを使用して既存のデプロイメントに基づいて新規ノード(VM)を作成する場合は、スタックのアップグレードを選択します。この選択により、イメージ更新に必要なフィールドのみが表示されるようにスタック構成ページが更新されます。選択した場合は、次のステップをスキップします。
  7. Essbaseインスタンスで、「一般設定」のスタックのアップグレードを選択しなかった場合は、次のオプションが表示され、選択できます。
    1. Essbaseコンピュート・インスタンスを作成するEssbase可用性ドメインを選択します。
    2. Essbaseコンピュート・インスタンスについてEssbaseインスタンス・シェイプを選択します。
      VM.Standard.E(n).Flex、VM.Optimized3.FlexまたはVM.Standard3.Flex (Intel社の新しいフレックス・シェイプ)コンピュート・シェイプを選択した場合は、追加入力フィールドが表示されます:
    3. データ・ボリューム・サイズを入力するか、デフォルトを受け入れます。最小値は256GBです。[オプション]構成ボリューム・サイズ、[オプション]一時ボリューム・サイズを選択することもできます。最小値は64 GBです。
    4. 使用するSSH公開キーの値を貼り付けてEssbaseコンピュート・インスタンスにアクセスします。
    5. Essbaseシステム管理ユーザー名フィールドに、Essbase管理者のユーザー名を入力します。オプションでIdentity Cloud Serviceユーザー名を使用することもできます。これは、Essbaseにログインするための補助的な方法であり、Essbaseが実行されているWebLogicコンソールへのアクセスに使用される管理者でもあります。Identity Cloud Serviceユーザーをこのフィールドに入力しない場合は、後でスタック定義のアイデンティティ構成セクションで、IDCS/IAM Essbase管理ユーザー・フィールドにそれを入力する必要があります。すでにIdentity Cloud Serviceユーザー名をEssbaseシステム管理ユーザー名フィールドで使用している場合は、アイデンティティ構成セクションで、別のIdentity Cloud Serviceユーザー名をIDCS/IAM Essbase管理ユーザー・フィールドに入力する必要があります。
    6. [オプション] Essbaseインスタンス・タイムゾーンを入力します。
    7. [オプションですが、フェデレーテッド・パーティションの場合は必須です]。

      カタログ・ストレージ・タイプを、デフォルト(ローカル・ファイルシステム)から「オブジェクト・ストレージ・バケット」に変更できます。ただし、「オブジェクト・ストレージ・バケット」に変更した場合、デプロイメント後にローカル・ファイルシステムに戻すことはできません。データソース、ウォレットおよび接続の詳細が含まれている/users、/sharedおよび/systemディレクトリについては、デフォルトのローカル・ファイルシステム・パスは/u01/data/essbase/catalogです。

      カタログ・ストレージ・タイプとして「オブジェクト・ストレージ・バケット」を選択した場合、Essbaseカタログ・ストレージはOracleクラウド・ストレージと統合され、新しいオブジェクト・ストレージ・バケットが作成されます。このバケットは、Essbaseジョブ(データ・ロードやディメンション構築など)で使用されるEssbaseアーティファクト・ファイル(データやルールなど)を含むオブジェクトの格納に使用できます。Essbaseバケットは、「リソース・マネージャ」>「スタック」>「スタックの詳細」>「アプリケーション情報」ページの「ストレージ詳細」に表示されます。

      「ストレージ詳細」ヘッダーの下に、カタログ・バケット名があります。Essbaseアーティファクトは、インポート/エクスポートの様々なユースケースのために、オブジェクト・ストレージ・バケットまたは外部オブジェクト・ストアと統合されます。なお、アプリケーション・フォルダはディスク上にあるため、関連するアーティファクト(データ、ルール、ジョブ)は/u01/data/essbase/appに格納されます。現在は、スタック作成中にカタログ・ストレージとして「オブジェクト・ストレージ・バケット」が選択されている場合には、/usersおよび/sharedフォルダのみがオブジェクト・ストレージ・バケットと統合されるため、これらのフォルダ・ファイルのみが、新規作成されたバケット内のオブジェクト・ストレージ・バケットに格納されます。

      ノート: バケット・オブジェクトを使用するかsshを使用してユーザー・ディレクトリでフォルダを作成または削除しないでください。ファイル・カタログ操作はすべて、Essbase WebインタフェースまたはREST APIを使用して実行します。
    8. [オプション]リリース21.5.x以降では、Oracle Smart View for Office (Macおよびブラウザ)を構成する場合は、Smart Viewサーバーをデプロイするオプションがあります。Smart Viewサーバーのデプロイ・チェック・ボックスを選択します。このオプションを選択すると、Oracle Smart View for Office (Macおよびブラウザ)がEssbase用にデプロイされ、Smart ViewサーバーがEssbaseサーバーとともに起動されます。Oracle Smart View for Office (Macおよびブラウザ)のデプロイと管理およびOracle Smart View for Office (Macおよびブラウザ)の操作を参照してください

      ノート: Smart View for Office (Macおよびブラウザ)は、新しいEssbaseデプロイメントにのみデプロイできます。以前のリリースからアップグレードする場合には、Smart View for Office (Macおよびブラウザ)をデプロイするオプションはありません。

  8. Essbaseインスタンスで、「一般設定」において前述のスタックのアップグレードを選択した場合は、「スタックのアップグレード」のプロセスに従ってください。完了したら、下の「確認」ページのステップまでスキップします。
  9. モニタリング構成で
    • [オプション]メッセージの発行先となる通知トピックのOCIDを入力します。通知の有効化方法の詳細は、「通知の概要」を参照してください。
    • [オプション]「モニタリングの有効化」を選択してモニタリング・サービスに対するメトリックの発行をサポートします。
  10. アイデンティティ構成で:
    1. 「アイデンティティ・プロバイダ」で、「IDCS」を選択します。セキュリティおよびアクセスを設定するには、Essbaseをスタック・デプロイメントの一部としてIdentity Cloud Serviceと統合します。組込みLDAPオプションは、本番ワークロードに使用しないでください(サポートされません)。
    2. Identity Cloud Service機密アプリケーションの作成後にデプロイ前要件として記録した、IDCS/IAMインスタンスのGUIDおよびIDCS/IAMアプリケーションのクライアントIDの各値を入力します(表2-2を参照)。
    3. IDCS/IAM Essbase管理ユーザーの値を入力します。このIDは、Identity Cloud Serviceテナンシにすでに存在している必要があります。スタック作成時にこのユーザーIDを指定しない場合や初期Essbase管理者へのマッピングが適切に行われなかった場合は、後でIdentity Cloud Service REST APIを使用してこのユーザーを作成し、それをEssbaseにリンクできます。Oracle Identity Cloud Service REST APIを参照してください。
  11. シークレット選択で:
    • 異なるコンパートメントに格納されているシークレットを選択する場合は、拡張シークレット選択オプションの表示チェック・ボックスを選択します。チェック・ボックスを選択すると、Essbaseシステム管理パスワードのコンパートメント、データベース管理パスワードのコンパートメントおよびIDCS/IAMアプリケーション・クライアント・シークレットのコンパートメントの3つの追加フィールドが使用可能になります。チェック・ボックスが選択されていない場合は、デプロイメントと同じコンパートメントからのみシークレットを選択できます。
      1. Essbaseシステム管理パスワードのコンパートメント・フィールドで、Essbaseシステム管理パスワードのシークレットを格納したコンパートメントを選択します。
      2. データベース管理パスワードのコンパートメント・フィールドで、データベース管理パスワードのシークレットを格納したコンパートメントを選択します。
      3. IDCS/IAMアプリケーション・クライアント・シークレットのコンパートメント・フィールドで、IDCS/IAMアプリケーション・クライアントのシークレットが格納されているコンパートメントを選択します。このフィールドは、アイデンティティ構成セクションで「アイデンティティ・プロバイダ」として「IDCS」を選択した場合にのみ使用できます。
    • Essbaseシステム管理パスワード・フィールドで、Essbaseシステム管理者のパスワードを含むシークレットを選択します。「ボールトとシークレットの作成および値の暗号化」を参照してください。
    • 「データベース管理パスワード」フィールドで、データベース管理パスワードを含むシークレットを選択します。
    • IDCS/IAMアプリケーションのクライアント・シークレット・フィールドで、IDCS/IAMアプリケーション・クライアントのパスワードを含むシークレットを選択します。このフィールドは、アイデンティティ構成セクションで「アイデンティティ・プロバイダ」が「IDCS」として選択されている場合にのみ使用できます。
  12. 「データベース構成」で、(リレーショナル・データベース接続の設定の)データベース接続の推奨事項およびルールを確認した後、次のオプションから選択します。
    データベースのオプションおよび考慮事項:
    • 21.4以降、保護されたデータベースを作成するというオプションがあります。構成したVCNによって、またはプライベート・エンドポイントによって、アクセスを制限できます。これらのオプションは、新しいネットワーク上に新しいデータベースを作成する場合にのみ使用できます(既存のネットワークの使用または既存のデータベースの使用を選択しなかった場合)。
      1. 高度なデータベース・オプションの表示を選択します。
      2. [オプション]データベース・アクセスをOCI VCN内のプライベート・エンドポイントに制限する場合は、データベースについてはプライベート・エンドポイント・アクセスのみを選択します。
      3. デフォルトの新しいデータベース・タイプ「Autonomous Transaction Processing」(ATP)を受け入れるか、「Autonomous Data Warehouse」(ADW)を選択します。データベースはプライベート・エンドポイント(プライベートIP)を持ち、データベースは作成されたOCI VPNを介してのみ通信します。
    • Essbase起動URLを使用してAutonomous Databaseを構成する場合は、Autonomous DatabaseへのEssbase URLの追加を選択します。Essbaseインスタンスへのリンクは、デプロイメント後に、Autonomous DatabaseインスタンスのData Studioツール・スイートに表示されます。
    • 強化されたネットワークおよびセキュリティ・ルールが必要な場合は、システムおよびセキュリティ強化タスクとクリーン・アップ・タスクの実行のネットワークおよびAutonomous Databaseのセキュリティ・ルールの強化の項を参照してください。
    • スタックによって自動的にデプロイされたOracle Autonomous Databaseを使用する場合は、データベース・ライセンスを選択するか、デフォルトを受け入れます。
    • 既存のOracle Autonomous Databaseを使用する予定で、「既存のデータベースの使用」を選択した場合は、Autonomous Transaction Processingが作成されたコンパートメントを指定します。
    • フェデレーテッド・パーティションを使用する予定の場合は、Essbase RCUスキーマ、およびファクト表を保持するスキーマをホストするAutonomous Data Warehouseサーバーレスのインスタンスを指定する必要があります。既存のデータベースの使用オプションを選択してAutonomous Data Warehouseサーバーレスのインスタンスにデプロイします。
    • 既存のOracle Cloud Infrastructure Database Systemを内部Essbaseリポジトリに使用するには、「データベース・タイプ」で「データベース・システム」オプションを選択し、コンパートメントおよびデータベースの詳細を指定します。データベースは、作成されたコンピュート・ノードにアクセスできる必要があります。データベースにプライベートIPがある場合、ネットワークが設定されている既存のネットワーク・オプションを使用し、コンピュート・ノードをホストするサブネットとデータベースをホストするサブネット間のトラフィックを許可します。ベア・メタルおよび仮想マシンのデータベース・システムを参照してください。
  13. 「ネットワーク構成」で:
    1. 「既存のネットワークの使用」を選択した場合、既存の仮想クラウド・ネットワークの名前を選択します。Autonomous Transaction Processingデータベースの新しいインスタンスは、引き続き作成できます。
    2. 新しい仮想クラウド・ネットワークを作成する場合は、VCNに割り当てる仮想ネットワークCIDRの値を入力します。ネットワーキングの概要を参照してください。
    3. ターゲット・ネットワーク・コンパートメント、仮想ネットワークおよびアプリケーション・サブネットを選択します。
    4. プライベートEssbaseサブネットを作成する場合、ターゲットEssbaseコンピュート・ノードのサブネットに割り当てるアプリケーション・ネットワークCIDRを入力します。
    5. サブネット戦略を選択します。既存のパブリック・サブネットを使用するか、EssbaseノードのプライベートEssbaseサブネットの作成を選択します。
    6. [オプション]「パブリックEssbaseノードの可視性」を選択し、Essbaseインスタンスに対してパブリックIPアドレスを有効にします。選択した場合、指定したサブネットではパブリックIPアドレスを許可する必要があります。
  14. 「ロード・バランシング構成」で、次のようにします。
    1. 「ロード・バランサのプロビジョンニング」を選択し、Oracle Cloud Infrastructureでデモ証明書を使用してプロビジョンニングします。これは、本番ワークロードに使用しないでください。
    2. 「パブリック・ロード・バランサの可視性」を選択し、ロード・バランサに対してパブリックIPアドレスを有効にし、セキュリティ・レイヤーをさらに追加します。ロード・バランサ・シェイプを選択します。
  15. 要塞構成で:
    要塞構成(19.3.0.4.5までのみ使用可能なオプション)で、パブリックEssbaseノードの可視性が設定されていない場合:
    1. 要塞のプロビジョンニングを選択し、要塞の作成を有効にします。
    2. 要塞可用性ドメインを選択し、要塞のターゲット可用性ドメインを指定します。
    3. 要塞インスタンス・シェイプを選択します。要塞コンピュート・インスタンスを正常に作成するには、指定の可用性ドメインにターゲット・シェイプの容量が必要です。要塞シェイプ値は、コンピュート・ノード・シェイプと一致する必要はありません。
    19.3.0.5.6以降の場合:

    プライベートIPを使用してスタックをデプロイすると、アクセスに要塞が使用されます。ユーザーはコンピュート・ノードでOracle Cloudエージェント(OCA) Bastionプラグインを有効にする必要があります。そのために、OCIでコンピュート・インスタンスを開き、「Oracle Cloudエージェント」タブに移動して、「要塞」切替えスイッチを有効にします。OCAプラグインの詳細は、Oracle Cloud Agentを使用したプラグインの管理に関する項を参照してください。デプロイ中に、要塞の作成と構成を実行する必要はありません。後でアクセスが必要になったときに実行できます。SSHを使用したOracle Essbaseへのアクセスを参照してください。

  16. 「次」をクリックします。
  17. 「確認」ページのステップ - 「確認」ページで、指定した情報を確認します。構成で定義したリソースを即時にプロビジョニングする場合は、「適用の実行」を選択して、新しいスタックで適用ジョブを実行します。「作成」(または「アップグレード」)をクリックしてスタックを作成します。Oracle Resource Managerの「ジョブ情報」タブには、ジョブが完了してスタックが作成されるまでステータスが表示されます。ジョブ・ステータスは作成および割り当てられるOCIリソースのステータスを示しているにすぎないため、これは変更されることがあります。スタック構成を確認するには、OCIDの通知を指定してモニタリングを使用するか、イメージにSSH接続します。
  18. ログ・エラーがないか確認します。必要に応じて、デプロイメント・エラーのトラブルシューティングを参照してください。
  19. スタックのアップグレードを選択しており、そのジョブが完了している場合は、ターゲット・ノードのプライベートIPをソース・ノードのロード・バランサに追加します(それが存在する場合)。これの詳しい手順は、「スタックのアップグレード」および「スタックのアップグレード後」でロード・バランサの詳細を確認してください。それ以外の場合は、次のURLを使用してEssbaseにアクセスできます:
    https://essbase_node_public_ip/essbase
  20. デプロイが完了したら、作成したIdentity Cloud Serviceアプリケーションの変更、Essbaseへの接続のテスト、その他のリストに示されたタスクなど、デプロイ後タスクを実行します。

後で、作成したリソースを変更したり、変数を構成できます。トラブルシューティングが必要な場合にOracle Supportに転送できるログが作成されます。デプロイ後は、Essbase Webインタフェースでユーザーをロールおよび権限にいつでも割り当てられます。追加のネットワークおよびセキュリティの構成も実行できます。

デプロイ後の出力の確認または収集

すべてのデプロイメント出力を記録していなかった場合、Oracle Cloud Infrastructure管理者が、Oracle Resource Managerの「変数」ページまたは「アプリケーション情報」の他、Identity Cloud Service機密アプリケーションのクライアント構成の詳細でそれらを収集できます。

  • デプロイメントの表示

    Oracle Cloud Infrastructureコンソールにログインし、コンパートメントのリソース・マネージャに移動し、作成したEssbaseスタックの詳細を表示します。そこで、適用ジョブをクリックすると、デプロイメントのログおよび出力の詳細を表示できます。ロード・バランサを使用することにした場合は、そのパブリックIPがessbase_urlに含まれています。19cから19.3.0.4.5の場合、要塞ホストをデプロイしていると、出力にはbastion_host_public_ipが含まれ、essbase_node_public_ipはありません。

  • 変数の表示

    ログを使用したデプロイメントの詳細の検索および記録に加えて、リソース・マネージャの「変数」ページまたは「アプリケーション情報」ページでその大部分を表示することもできます。ロード・バランサを使用することにした場合、create_load_balancerはtrueです。

  • 機密アプリケーション構成の表示

    リソース・マネージャではマスクされているクライアント・シークレットを探すには、Identity Cloud Service管理者がIdentity Cloud Serviceコンソールに移動し、機密アプリケーションを選択して構成を表示できます。