計算演算子

Essbase計算演算子(算術、条件および論理、ディメンション間)は、メンバー式と計算スクリプトの等式を定義するのに役立ちます。

算術演算子

算術演算子を使用すると、Essbase計算スクリプトで一般的な算術演算を実行できます。

表3-2 算術演算子

演算子 説明
+ 加算
- 減算
* 乗算
/ 除算
%

次のように、割合を評価します。

Member1%Member2は、Member1Member2の割合として評価します。

( ) 計算の順序を制御し、方程式と数式をネストします

条件および論理演算子

Essbase計算で条件演算子を使用すると、論理条件を計算スクリプトに組み込めます。

表3-3 条件および論理演算子

演算子 説明
IF | ELSE | ELSEIF | ENDIF 条件をテストし、テストの成功または失敗に基づいて式を計算します
> データ値はより大きい
>= データ値は以上
< データ値は未満
<= データ値は以下
= = Ifデータ値が等しい場合
< >または!= データ値は等しくない
AND

複数値テストの論理ANDリンク演算子。両方の条件がTRUEの場合、結果はTRUEです。それ以外の場合、結果はFALSEです。脚注 1

OR 複数値テストの論理ORリンク演算子。いずれかの条件がTRUEの場合、結果はTRUEです。それ以外の場合、結果はFALSEです。脚注 2
NOT 論理NOT演算子。条件がFALSEの場合、結果はTRUEです。条件がTRUEの場合、結果はFALSEです。脚注 3

脚注 1

論理定数TRUEおよびFALSEは、必要に応じて1 (TRUE)および0 (FALSE)として解釈されます。

脚注 2

論理定数TRUEおよびFALSEは、必要に応じて1 (TRUE)および0 (FALSE)として解釈されます。

脚注 3

論理定数TRUEおよびFALSEは、必要に応じて1 (TRUE)および0 (FALSE)として解釈されます。

ディメンション間演算子

ディメンション間演算子は、特定のメンバーの組合せのデータ値を指すためのEssbase計算表記法です。

ディメンション間演算子を計算に含めるには、間に空白を入れずにハイフン( - )と右山カッコ( > )を使用して演算子を作成します。

->

次の例では、CLEARDATAコマンドを使用して、Colas製品ファミリの予算データをクリアしています。

CLEARDATA Budget->Colas;

次の例では、2つのメンバー関数の間でディメンション間演算子を使用して、2つのディメンションにわたりメンバーの子の平均を計算します。

@AVGRANGE(SKIPBOTH,"Sales",@CHILDREN(@CURRMBR("Product"))->@CHILDREN(@CURRMBR("Market")));