@PARENT
Essbaseの@PARENT計算関数は、指定されたディメンションで計算中の現在のメンバーの親を返します。オプションのmbrNameを指定すると、その親は指定したメンバーと結合されます。
このメンバー・セット関数は、別の関数のパラメータとして使用できます。その場合、このパラメータは、メンバーまたはメンバーのリストです。
構文
@PARENT (dimName [, mbrName])
ノート
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この関数は、FIX文内では使用できません。
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この関数は、数式の左側と右側の両方で使用できます。計算スクリプトの数式の左側でこの関数を使用する場合は、この関数をメンバーに関連付けます。例:
Sales(@PARENT(Product) = 5;);
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場合によっては、@PARENTは、計算パフォーマンスの点を除いて、@PARENTVALと同等です。たとえば、次の2つの式は同等です。
Sales = @PARENT(Profit); Sales = @PARENTVAL(Profit);
この場合、後者の式を使用すると、計算パフォーマンスが向上します。一般に、@PARENTは、セルの暗黙の値としてではなく、メンバーとして使用します。例:
Sales = @AVG(SKIPMISSING, @ISIBLINGS(@PARENT("100")));
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この関数が動的計算または動的計算/保管としてタグ付けされたメンバーに関連付けられた数式に含まれている場合、取得と計算に必要な時間が大幅に長くなる可能性があります。
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@XREF内で@PARENTを使用している場合、@XREFは、@PARENTの周囲で@NAMEを使用する必要があります。例:
COGS=@XREF(Sample, @NAME(@PARENT(Product)),Sales);
例
Sample Basicデータベースの場合:
@PARENT(Market,Sales)
計算中のMarketの現在のメンバーがColoradoの場合、Central->Salesを返します。
@PARENT(Measures)
計算中のMeasuresの現在のメンバーがMarginの場合、Profitを返します。