@VAR

Essbaseの@VAR計算関数は、2つのメンバー間の差異(差)を計算します。

差異計算では、データベース・アウトラインで費用としてタグ付けされた勘定科目と非費用(デフォルト)の勘定科目の差異が認識され、それに応じて差異が計算されます。

構文

@VAR (mbrName1, mbrName2)

パラメータ

mbrName1とmbrName2

差異の結果が計算される同じディメンションからのメンバー。差異はmbrName2値をmbrName1から差し引くことによって導き出されます。この例外は勘定科目が費用としてタグ付けされている場合であり、このとき、mbrName1値はmbrName2から差し引かれます。

次の例は、Sample Basicデータベースに基づいています。ActualとBudgetの差異は次のように計算されます。

Variance = @VAR(Actual,Budget);

COGSが費用であるのに対し、売上は費用ではありません。この例では、次のレポートが作成されます:

                Year    Product    Market 
                   Sales      COGS      
                   =====      ====
Actual            400855     179336     
Budget            373080     158940     
Variance           27775    (20396)