@VARPER

Essbaseの@VARPER計算関数は、2つのメンバー間の差分率(差)を計算します。

差異計算では、データベース・アウトラインで費用としてタグ付けされた勘定科目と非費用の勘定科目の差異が認識され、それに応じて差異が計算されます。

構文

@VARPER (mbrName1, mbrName2)

パラメータ

mbrName1とmbrName2

差異の結果が計算される同じディメンションからのメンバー。差分率はmbrName2値の差分率をmbrName1から取得することによって導き出されます。この例外は勘定科目が費用としてタグ付けされている場合であり、このとき、mbrName1値はmbrName2の差分率として取得されます。

次の例は、Sample Basicデータベースに基づいています。ActualとBudgetの差分率は次のように計算されます。

Variance % = @VARPER(Actual,Budget);

この例では、COGSが費用であるのに対し、売上は費用ではありません。この例では、次のレポートが作成されます:

             Year     Product     Market
                Sales        COGS       
                =====        ====
Actual          400855      179336      
Budget          373080      158940      
Variance %         7.4       (12.8)

関連項目