Alter Partition

MaxL alter partition文は、両方のキューブに接続できる許可されたユーザーを変更することによって、または何かが移動または名前変更された場合にはアプリケーション、キューブまたはホストの名前を変更することによって、無効な、または参照先のないEssbaseパーティションの参照を修正するために役立ちます。

構文


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図altpart.gifの説明

MaxL alter partitionを使用して、次の方法でパーティションを編集します:

キーワード

alter...partition...set connect

パーティション化されたキューブへのアクセスを許可されるユーザーを変更します。

alter...partition...set hostname

パーティション定義を編集して、パーティションのソース・キューブ、ターゲット・キューブまたはその両方の正しいURLを含めます。

alter...partition...set application as

パーティション定義を編集して、正しいアプリケーション名を含めます。これが有用なのは、1つのアプリケーション名が変更された場合です。両方のアプリケーション名が変更された場合、パーティション定義を修正することはできず、再作成が必要です。

alter...partition...set database as

パーティション定義を編集して、正しいキューブ名を含めます。これが有用なのは、1つのキューブ名が変更された場合です。両方のキューブ名が変更された場合は、パーティション定義を修正することはできず、再作成が必要です。

alter...partition...direction single

例2および5を参照してください。

alter...partition...direction all

例3、4、および6を参照してください。

ノート

  • 1つ目のDBS-NAMEはローカル・キューブで、2つ目のDBS-NAMEはリモート・キューブです。

  • パーティションをリモート・サイトリダイレクトするということは、現在のキューブがソースであることを意味します。リモート・サイトからパーティションを作成するということは、現在のキューブがターゲットであることを意味します。

  • 許可されたパーティション・ユーザーを変更するには、例1に示すように、両方のパーティション化されたキューブに対してユーザーを変更する必要があります。

  • パーティション化されたホスト、アプリケーションまたはキューブの名前を変更した場合、その変更はパーティション定義には伝播されないため、alter partitionを使用してパーティション定義の名前を変更する必要があります。古い名前と新しい名前を指定する必要があります。両方の名前が変更された場合、パーティション定義は回復できず、再作成する必要があります。例外: 例4で示すように、ホスト名はソース上とターゲット上で更新できます。

例1 - パーティション・ユーザーの変更

次の例では、パーティション化されたキューブへのアクセスを許可されたユーザーが変更されます。

/* To change authorized partition user on target, log in to source & then use: */
       alter transparent partition app1.source to app2.target 
       set connect as newuser identified  by newpasswd;

/* To change authorized partition user on source, log in to target & then use: */
       alter transparent partition app2.target from app1.source 
       set connect as newuser identified  by newpasswd;

例2 - ターゲットのホスト名1つを更新

次の例では、URLが変更されて片方のパーティション定義(app2.target)のみに影響したときに無効になったパーティション定義を、alter partitionを使用して修正します。

alter transparent partition app1.source to app2.target at "https://myserver1.example.com:9001/essbase/agent" 
     set hostname as "https://myserver2.example.com:9001/essbase/agent" instead of "https://myserver1.example.com:9001/essbase/agent" direction single;

ここで、direction singleは、ターゲットURLのみの変更が必要であることを示します。

例3 - ソースとターゲットのホスト名1つを更新

次の例では、1つのホスト名の変更がソースとターゲットの両方に影響した(両方のアプリケーションが同じホスト上にあったため)ことで無効になったパーティション定義を、alter partitionを使用して修正します。

alter transparent partition app1.source to app1.target at "https://myserver2.example.com:9001/essbase/agent" 
     set hostname as "https://myserver2.example.com:9001/essbase/agent" instead of "https://myserver1.example.com:9001/essbase/agent" direction all;

ここで、direction allは、ホスト名の変更をパーティション定義のターゲットとソースの両方で行う必要があることを示します。

例4 - ソースとターゲットのホスト名を更新

次の例では、別々のホスト上にあったターゲット・キューブとソース・キューブが同じ新規ホストに両方とも移動されたことで無効になったパーティション定義を、alter partitionを使用して修正します。

alter transparent partition app1.target from app2.source set hostname as "https://myserver3.example.com:9001/essbase/agent" instead of "https://myserver1.example.com:9001/essbase/agent" direction all;

または

alter transparent partition app1.target from app2.source set hostname as "https://myserver3.example.com:9001/essbase/agent" instead of "https://myserver2.example.com:9001/essbase/agent" direction all;

ここで、direction allは、ホスト名の変更をパーティション定義のターゲットとソースの両方で行う必要があることを示します。

例5 - ソース・アプリケーション名の更新

次の例では、ソース・アプリケーション名(oldAppName)がnewAppNameに変更されて、パーティション定義の半分だけに影響した場合に無効になったパーティション定義を、alter partitionを使用して修正します。

alter transparent partition newAppName.source to app2.target  
    set application as newAppName instead of oldAppName direction single;

ここでdirection singleは、パーティション定義の半分だけの修正が必要であることを示します。

ノート:

パーティション定義を修正する前にdisplay partition文を発行すると、古いアプリケーション名を見つけられます。

例6 - ソースとターゲットのアプリケーション名を更新

次の例では、ソース・アプリケーションの名前(oldAppName)がnewAppNameに変更されて、両方のパーティション化されたキューブが同じアプリケーションにあったために両方のパーティション定義が影響を受けたときに無効になったパーティション定義を、alter partitionを使用して修正します。

alter transparent partition newAppName.source to newAppName.target  
     set application as newAppName instead of oldAppName direction all;

ここで、direction singleは、パーティション定義の両方に修正が必要なことを示します。