Export Outline

MaxLexport outline文は、アクティブなキューブ・アウトラインまたは入力アウトライン・ファイルから、指定したXMLファイルにEssbaseメタデータをエクスポートするために役立ちます。

エクスポート・アウトライン・ファイルは、Essbaseサーバー、またはMaxLexport outline文を実行したクライアント・マシン上の場所に書き込む必要があります。

アウトラインのエクスポートに必要な最小アプリケーション権限は、データベース・マネージャです。

キーワード

MaxL export outlineを使用すると、次の方法でキューブからメタデータ情報をエクスポートできます。

export outline DBS-NAME ...

指定されたキューブ名のアウトラインをエクスポートします。

export outline FILE-NAME ...

指定された.otlファイル名でアウトラインをエクスポートします。

export outline … all dimensions …

キューブ内のすべてのディメンションに関する情報をエクスポートします。

export outline … list dimensions …

リストされたディメンションに関する情報のみをエクスポートします。各ディメンションの名前を、カンマで区切って中カッコ内に指定します。

export outline … tree …

メタデータの完全な詳細は省略して、階層のメンバー名のみをエクスポートします。

export outline … with alias_table ALT-NAME-SINGLE ...

指定された別名表に示されたメンバー名のみを使用してエクスポートします。

export outline … to xml_file FILE-NAME

ファイル名を含む、出力XMLファイルの絶対パスを指定します。

ノート

  • この文では、キューブを起動する必要があります。

  • アウトラインに関して、次の一般情報がXMLエクスポートに含まれます。

    • 大文字小文字を区別するか

    • アウトライン・タイプ

    • 許可される重複メンバー名

    • 使用可能な型付きメジャー

    • 日付フォーマット

    • 使用可能な可変属性

    • 別名表の数とリスト

    • アクティブな別名表

    • 属性情報

    • 自動構成

    • テキスト・リストの定義

    • ユニバーサル・メンバーのコメント

    • ロケール(ある場合)

    • 問合せヒントのリスト(集約ストレージの場合)

    • 暗黙共有設定の取得

  • XMLエクスポートには、次のディメンション情報が含まれます。

    • 名前

    • 2パス計算

    • テキスト・リスト(テキスト・タイプの場合)

    • フォーマット文字列

    • コメント

    • 拡張メンバー・コメント

    • ディメンション・カテゴリ

    • 属性タイプ

    • データ・ストレージ

    • ディメンション・ストレージ

    • 別名(ある場合)

    • UDA(ある場合)

    • 連結

    • 関連付けられた属性ディメンション

    • 独立ディメンション(ある場合)

    • タイム・バランス

    • スキップ・オプション

    • 差異レポート

    • 通貨換算

    • 通貨換算メンバー

    • 動的時系列の有効なリスト

    • 添付レベル(リンク属性ディメンションの場合)

    • ディメンションの解決順

    • 非一意のディメンションかどうか

    • 階層タイプ

    • 集約でのレベルの使用方法(集約ストレージ階層の場合)

    • 圧縮ディメンションかどうか(集約ストレージの場合)

    • ストレージ・カテゴリ

  • XMLエクスポートには、次のメンバー情報が含まれます。

    • 名前

    • 2パス計算

    • テキスト・リスト(テキスト・タイプの場合)

    • 共有されているかどうか

    • 共有メンバー名(共有されている場合)

    • フォーマット文字列

    • コメント

    • 拡張メンバー・コメント

    • 属性タイプ

    • データ・ストレージ

    • ディメンション・ストレージ

    • 別名(ある場合)

    • UDA(ある場合)

    • 連結

    • 関連する属性メンバー

    • 妥当性セット(ある場合)

    • タイム・バランス

    • スキップ・オプション

    • 差異レポート

    • 通貨換算

    • 通貨換算メンバー

    • メンバー解決順序(集約ストレージの場合)

    • 集約でのレベルの使用方法(集約ストレージ階層メンバーの場合)

Linuxの例1

export outline sample.basic all dimensions to xml_file '/scratch/myexports/basic.xml';

Sample.Basicから指定されたXMLファイルbasic.xmlに、すべてのアウトライン情報がエクスポートされます。

Linuxの例2

export outline sample.basic list dimensions {"Product", "Market"} tree to xml_file '/scratch/myexports/basic.xml';

Sample.BasicからXMLファイルに、ProductとMarketディメンションに関する情報がエクスポートされます。

Windowsの例

export outline sample.basic all dimensions with alias_table "Default" to xml_file 'C:\\myexports\\basic.xml';

デフォルトの別名のみを使用して、Sample.Basic内のすべてのディメンションに関する情報をエクスポートします。