NAMESCOL

Essbaseレポート・ライターのNAMESCOLコマンドは、レポート内の行名列の位置を判別します。

NAMESCOLコマンドは、レポートに列メンバーを入力したで使用します。ORDERコマンドを使用しても同じ結果が得られますが、名前列だけを移動する場合や、データ列の数が異なる可能性がある場合には、NAMESCOLがより便利です。

構文

{ NAMESCOL [ columnList | CENTERED ] }

パラメータ

columnList

各行名の場所を示す、オプションのリスト(スペース区切り)。リストの位置は、影響を受ける列の番号に対応します。

NAMESCOLは、残りの列を左から右に移動して、行メンバーの名前列の場所を確保します。

CENTERED (or C)

レポートの行メンバー名の列を中央に配置するキーワード。このパラメータを使用する前に、次を行います。

  • レポート内のすべての列を定義します。

  • FORMATCOLUMNSコマンドを使用して、列数を設定します。

ノート

{ NAMESCOL c c 10 }によって、レポートの中央に最初の2つの行名列が配置され、3つ目の行名列が列10に配置されます。

次のレポート・スクリプトは、ギャラリで使用できるDemo Basicキューブ向けに設計されています。{ NAMESCOL c }によって、次のレポートの行名列がレポートの中央に配置されます。


<PAGE (Market, Accounts, Scenario)
Chicago Sales Actual

      <COLUMN (Year)
      <ICHILDREN Year

<ROW (Product)
{ NAMESCOL c }
<ICHILDREN Audio
     !
         
         

この例では、次のレポートが作成されます:

Chicago Sales Actual 

   Qtr1   Qtr2                Qtr3   Qtr4     Year 
 ====== ======              ====== ====== ========
  2,591  2,476 Stereo        2,567  3,035   10,669 
  3,150  3,021 Compact_Disc  3,032  3,974   13,177 
  5,741  5,497 Audio         5,599  7,009   23,846