SAVEANDOUTPUT
Essbaseレポート・ライターのSAVEANDOUTPUTコマンドは、レポートに行メンバーを追加し、デフォルト名がその行メンバーである計算済の新しい行を作成します。その名前は、オプションの行計算名を使用して変更できます。
SAVEANDOUTPUTにより、rowMbrに関連付けられたデータが自動的に保管されます。CALC ROW、CALC COLUMN、PRINTROWまたは計算済行を参照できるその他すべてのコマンドから、このデータが参照される可能性があります。
このコマンドを使用すると、そのコマンドの計算演算子がオフに設定されて、ユーザーが明示的に演算子をオンに戻さないかぎりコマンドのコンテンツは影響を受けません。
SAVEANDOUTPUTでは、データの取得と結果の出力の両方が実行され、SAVEROWでは出力が取得されますが抑制されます。
構文
{ SAVEANDOUTPUT [ "rowCalcName" ] } rowMbr !
パラメータ
ノート
メンバーと計算済行は同じ名前にできます。レポート・ライターでは、同じ名前であっても個別のエンティティであるとみなされます。
例
次の例は、Demo Basicに基づいています。
{ TEXT 18 "Expenses as % of Sales for January" }
Jan Boston Audio
Actual Budget
{ SAVEANDOUTPUT } Sales !
{ CALCULATE COLUMN " Actual%" = 1 % "Sales" 1
CALCULATE COLUMN "Budget%" = 2 % "Sales" 2 }
COGS Misc
Payroll
Marketing
!
この例では、次のレポートが作成されます:
Expenses as % of Sales for January
Jan Boston Audio
Actual Budget
======== ========
Sales 1,985 2,150
Jan Boston Audio
Actual Budget Actual% Budget%
======== ======== ======== ========
Cost_of_Goods_Sold 941 1,007 47 47
Miscellaneous 4 0 0 0
Payroll 542 530 27 25
Marketing 134 130 7 6