SETROWOP

Essbaseレポート・ライターのSETROWOPコマンドは、CALCULATE ROWを使用して作成された名前付き行に対してオンザフライ計算を定義します。

SETROWOPにより、rowCalcNameに指定された計算済行の計算が決定されます。次の表で、コマンドのoperationに使用できる演算子のリストを示します:

表4-4 CALCULATE ROWの演算子

演算子 演算
+ 加算
- 減算
* 乗算
/ 除算
% パーセンテージ
OFF 計算をオフにします

たとえば、加算の演算子では、演算がオンの間にすべての行出力のすべての値が合計されます。計算済行の結果は、PRINTROWを使用していつでも出力できます。計算済行当たりに演算子は1つだけ使用できます。SETROWOPコマンドを使用する前に、CALCULATE ROWコマンドを使用して、またはSAVEROWやSAVEANDOUTPUTを使用して、行名を定義する必要があります。行演算子設定機能の詳細は、CALCULATE ROWコマンドを参照してください。

operationが指定されない場合は、デフォルトの+ (加算)になります。

構文

{ SETROWOP "rowCalcName" [ operation ] }

パラメータ

rowCalcName

SETROWOPを適用する二重引用符で囲まれた名前付き行。

operation

任意の有効な行計算式を使用できます。

SETROWOPでは、CALCULATE ROWと同じ算術演算子を使用できます。また、SETROWOPではOFF演算子を使用できます。これにより、後続の行に対して行計算がオフになります。

ノート

SETROWOPでは、後続の単一または複数の行で単項演算が実行されます。SETROWOP "rowCalcName" OFFでは、後続の号の演算がオフになります。

CALCULATE ROWの例を参照してください。