17 パーティションおよびXREF/XWRITEを使用したキューブのリンク

パーティションまたはXREF/XWRITEを使用して、複数のキューブのデータを分析できます。

ビジネス分析で複数のキューブを使用する場合があります。複数のキューブのデータを共有するには、パーティションまたはXREF/XWRITE、あるいはその両方を実装することでキューブを接続できます。パーティションで接続された2つのキューブは、ソースとターゲットのペアと考えることができます。XREF/XWRITEを使用する場合は、ローカル・キューブとリモート・キューブを考えるのが最も簡単です。

同じEssbaseインスタンス上のキューブ間でパーティションまたはXREF/XWRITE関数を使用する場合は、ホスト・インスタンスまたはログイン資格証明を参照する必要はありません。一方、接続するキューブが別個のEssbaseインスタンスにある場合は、2つのインスタンスをリンクするために、再利用可能な接続を最初に作成しておく必要があります。

パーティションまたはXREF/XWRITEを使用するには、ユーザーをローカル・キューブのみでなくリモート・キューブに対してもプロビジョニングする必要があります。

パーティションのソース・キューブとターゲット・キューブは、同じバージョンのEssbaseに存在する必要があります。

NATゲートウェイを設定して、パブリックおよびプライベート・サブネットを使用する場合、パーティションが機能するには、ロード・バランサ・セキュリティ・ルールのイングレス・ルールにNATゲートウェイを追加する必要があります。