6.9.4 ユーザー・インタフェース属性の編集
ユーザー・インタフェース・ページを使用して、アプリケーションのデフォルト特性を決定し、表示を最適化します。
6.9.4.2 ユーザー・インタフェース・ページ
ユーザー・インタフェース・ページは、「一般」、「ロゴ」、「ファビコン」、「属性」、「ナビゲーション・メニュー」、「ナビゲーション・バー」、「JavaScript」、「カスケード・スタイルシート」および「連結されたファイル」の各セクションに分かれています。
ヒント:
このページの属性についてさらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
6.9.4.2.1 一般
「一般」の下の属性を使用して、アプリケーション・ユーザー・インタフェースの基本的な特性を定義します。
表6-14 「ユーザー・インタフェース」の「一般プロパティ」
属性 | 説明 |
---|---|
静的ファイルの接頭辞 |
データベースのアプリケーション定義とともに格納されたファイルを参照するものを指定しないでください。 パフォーマンス上の理由から、アプリケーション・ファイルをWebサーバーに格納することもできます。任意の有効なURLを使用してそれらを参照します。 例:
|
イメージ接頭辞 |
アプリケーション・ビルダーによって分散されたイメージ・ディレクトリを指すためにWebサーバーが使用する仮想パスを決定します。インストール時、仮想パスは 静的テキスト(ページ、リージョン・ヘッダー、リージョン・フッターなど)にイメージを埋め込む場合は、置換文字列 <img src="#IMAGE_PREFIX#go.gif">
ノート: 入力されたイメージ接頭辞がインスタンス・イメージ接頭辞と同じである場合、アプリケーション・レベル属性は常にnullになります。これにより、異なるイメージ接頭辞を持つ可能性のある様々なインスタンス間で、アプリケーションを簡単に移動できます。 関連項目: IMAGE_PREFIX |
メディア・タイプ |
インターネット・メディア・タイプを入力します。インターネット・メディア・タイプは、2つの部分で構成される、インターネット上のファイル形式を表す識別子です。メディア・タイプは、少なくともタイプとサブタイプの2つの部分で構成され、オプションで1つ以上のパラメータを指定します。メディア・タイプは、ページ描画の際にHTTPヘッダーのContent-Typeで使用されます。 ページ・レベルのメディア・タイプが、アプリケーション・レベルのメディア・タイプを上書きします。この属性のデフォルト値は |
親トピック: ユーザー・インタフェース・ページ
6.9.4.2.2 ロゴ
「ロゴ」属性は、アプリケーション・ロゴを定義する際に使用します。アプリケーションのロゴは、イメージ、テキスト、またはイメージとテキストにするか、カスタムのマークアップを基にすることもできます。
関連項目:
親トピック: ユーザー・インタフェース・ページ
6.9.4.2.3 ファビコン
「ファビコンHTML」には、ファビコンHTMLコードを入力して、ファビコン(またはショートカット・アイコン)を作成します。この機能を使用するには、ページ・テンプレートに#FAVICONS#
置換文字列が含まれている必要があります。次に例を示します。
<link rel="shortcut icon" href="/i51/favicon.ico">
<link rel="icon" sizes="16x16" href="/i51/favicon-16x16.png">
<link rel="icon" sizes="32x32" href="/i51/favicon-32x32.png">
<link rel="apple-touch-icon" sizes="180x180" href="/i51/favicon-180x180.png">
親トピック: ユーザー・インタフェース・ページ
6.9.4.2.4 属性
表6-16 属性
属性 | 説明 | 詳細情報 |
---|---|---|
テーマ・スタイルを選択できるようにエンド・ユーザーを有効化 |
「オン」に設定すると、エンド・ユーザーは、カスタマイズ・ダイアログ内でセッションのテーマ・スタイルを選択できます。「パブリック」とマークされたテーマ・スタイルのみを選択できます。 |
ユーザーによるテーマ・スタイルの選択の可能化を参照してください |
"Built with APEX"をフッターに追加 |
「オン」に設定すると、Oracle Application Expressによってテキスト「Built with ♥ using Oracle APEX」が全ページのフッターに追加されます。 |
なし |
自動検出 |
ユーザー・インタフェースを自動的に検出する必要があるかどうかを選択します。自動検出を有効にすると、ユーザーは対応するログイン・ページまたはホームページにリダイレクトされます。 |
なし |
ホームURL |
アプリケーションのホームページを指定します。 |
なし |
ログインURL |
アプリケーションのログイン・ページを指定します。 |
なし |
テーマ |
現在ユーザー・インタフェースに関連付けられているテーマを表示します。 |
テーマの切替えを参照してください |
テーマ・スタイル |
テーマ・スタイルを選択します。このオプションは、テーマ・スタイルをサポートする新しいテーマに対してのみ表示されます。 |
テーマ・スタイルおよびテーマ・ローラーの使用を参照してください |
グローバル・ページ |
定義されている場合、アプリケーションのグローバル・ページが表示されます。 |
すべてのページにコンポーネントを表示するグローバル・ページの作成を参照してください。 |
親トピック: ユーザー・インタフェース・ページ
6.9.4.2.5 ナビゲーション・メニュー
ユニバーサル・テーマ - 42などの新しいテーマを使用しているアプリケーションは、ナビゲーション・メニューを使用したナビゲーションを提供します。
表6-17 ナビゲーション・メニュー
関連項目:
ナビゲーション・メニューの管理親トピック: ユーザー・インタフェース・ページ
6.9.4.2.6 ナビゲーション・バー
ユニバーサル・テーマ - 42などの新しいテーマを使用しているアプリケーションには、ナビゲーション・バー・リストが含まれます。「ナビゲーション・バー」の設定で、リストおよびリスト・テンプレートを選択できます。クラシック実装を選択すると、リストのかわりにタブが使用されます。「ナビゲーション・バー」属性は、新しいテーマとともにのみ表示されます。
表6-18 ナビゲーション・バー
関連項目:
ナビゲーション・バー・リストの管理親トピック: ユーザー・インタフェース・ページ
6.9.4.2.7 JavaScript
これらの属性を使用して、アプリケーションがJavaScriptを処理する方法を制御または変更します。
表6-19 JavaScript
親トピック: ユーザー・インタフェース・ページ
6.9.4.2.8 カスケード・スタイルシート
「ファイルURL」で、すべてのページにロードするカスケード・スタイルシートのファイルURLを入力します。各URLを新しい行に記述する必要があります。ファイルの縮小バージョンを指定する場合、置換文字列#MIN#
を使用して.min
,を、または#MIN_DIRECTORY#
を使用して minified/
を通常ページ・ビューのファイルURLに含めたり、ページをデバッグ・モードで表示する場合は空の文字列を含めることができます。アプリケーションのバージョンをファイルURLに含める場合、置換文字列#APP_VERSION#
にアクセスすることもできます。
ここに入力したファイルURLによって、ページ・テンプレート内の#APPLICATION_CSS#置換文字列が置き換えられます。
ノート: link
タグの開始タグや閉じタグを含める必要はありません。ファイルURLのみを含めてください。
例:
-
標準ファイル参照。
/mycss/main.css
-
通常ページ・ビューの場合は
/mycss/minified/
から縮小ファイルmain.min.css
を、デバッグ・モードの場合は/mycss/
からmain.css
をロードする標準ファイル参照。/mycss/#MIN_DIRECTORY#main#MIN#.css
-
条件付きメディア問合せ。
[media="only screen and (max-device-width: 480px)"]/mycss/smartphone.css
-
アプリケーション・バージョンを参照するURLで問合せ文字列を使用するファイル参照(アプリケーションがアップグレードされた(バージョンが増分された)ときに、ブラウザが常に新しいファイルをロードして、以前にキャッシュされたファイルを無視するよう指示されたファイル参照):
/mycss/main.css?version=#APP_VERSION#
親トピック: ユーザー・インタフェース・ページ
6.9.4.2.9 連結されたファイル
連結されたファイルを使用すると、単一のファイルごとに複数のHTTPリクエストを発行するかわりにブラウザで1つのファイルのみをロードするため、ページをロードするパフォーマンスを向上できます。この方法には、開発中に、より小さく、よりモジュール化されたファイルを使用し、Application Express開発環境の外部のアプリケーションを実行するときには、単一の連結されたファイルを使用するオプションがあります。
連結されたファイルを作成するには、「連結されたファイル」をクリックして、画面に表示される手順に従います。詳細および例を確認するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
親トピック: ユーザー・インタフェース・ページ
6.9.4.3 アプリケーション・ロゴの定義
アプリケーション・ロゴを定義するには、次のステップを実行します。
ヒント:
置換文字列を使用して、静的ファイル・リポジトリにアップロードされたイメージを参照することもできます。詳細は、「静的アプリケーション・ファイルの参照」および「静的ワークスペース・ファイルの参照について」を参照してください。
親トピック: ユーザー・インタフェース属性の編集