9.7.4 対話モード・レポートの属性の管理

レポート属性を編集すると、対話モード・レポートがどのように動作するかを制御できます。

9.7.4.1 対話モード・レポート属性の編集

ページ・デザイナで対話モード・レポート属性を編集するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、対話モード・レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。

    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます。グループまたは属性を検索するには、「フィルタ・プロパティ」フィールドにキーワードを入力します。プロパティ・エディタにグループまたは属性が表示されます。または、「グループに移動」をクリックしてグループを選択できます。

  4. 対象となる属性を編集します。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.7.4.2 リンク列の管理

対話モード・レポートの左側には、「リンク列」が表示されます。開発者は、単一行ビュー、カスタム・ターゲットにリンクするようにリンク列を構成したり、レポートからリンク列を除外できます。

ヒント:

エンド・ユーザーはリンク列のソート、非表示、移動を行うことはできず、リンク列は列属性ページに定義されている標準の列リンクとは関係ありません。

9.7.4.2.1 単一行ビューへのリンク

対話モード・レポートで単一行ビューにリンクするには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. 「リンク」グループを見つけて、次の項目を編集します。
    1. リンク列: 「単一行ビューへのリンク」を選択します。
    2. 一意に行を識別する基準: 「ROWID」または「一意列」を選択します。
      「一意列」を選択した場合、「一意列」フィールドに列を指定します。
    3. リンク・アイコン: デフォルトを使用するか、別のアイコンへのパスを指定します。
    4. リンク属性: 必要に応じて、<a href= >タグに含まれる追加の列リンク属性を指定します(リンク・ターゲット、クラス、スタイルなど)。
    5. 認可スキーム: 認可スキームを選択して、リンク列と関連付けます。この認可スキームは、リンク列をレポートでレンダリングするためにTRUEと評価される必要があります。
    6. 条件タイプ: このリンクをレンダリングするために満たす必要がある条件タイプをリストから選択します。
  5. 「単一行ビュー」グループを見つけて、次の項目を編集します。
    1. NULL値の除外: 単一レコード・ビューでNULL列を非表示にするかどうかを指定します
    2. 表示されている列のみ: 現在表示されている列のみを単一レコード・ビューに表示するかどうかを指定します。「オフ」を選択すると、非表示のレポート列も単一レコード・ビューに表示できます。
  6. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

ヒント:

対話モード・レポートが単一行ビューにリンクされており、リンク・アイコンにALTテキストがないか、ALTテキストが空である場合、アクセシビリティを改善するために alt="単一行ビュー"が自動的に含められます。これは、ALTテキストを行に固有なものにすることで(たとえば、alt="View Row: #COLUMN_NAME#"COLUMN_NAMEは現在の行を一意に識別する列である必要があります)、さらに改善できます。

9.7.4.2.2 特定のページへのリンク

特定のページにリンクするには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. 「リンク」グループを見つけて、次の項目を編集します。
    1. リンク列: 「カスタム・ターゲットへのリンク」を選択します。
    2. ターゲット: 「リンクが定義されていません」をクリックします。

      「リンク・ビルダー - ターゲット」ダイアログが表示されます。

      • ターゲット・タイプ: 「このアプリケーションのページ」を選択します。

      • ページ: ターゲット・ページ番号を選択します。

      • アイテムの設定: 「名前」および「値」を選択して、アイテムのセッション・ステートを指定します。

      • 「クリア/リセット」の「キャッシュのクリア」 - キャッシュをクリアするページ番号を指定します。複数ページを指定するには、ページ番号のカンマ区切りリストを入力します。

      • 「クリア/リセット」の「アクション」 - 次のいずれかを選択します。

        • なし - ページのロード時にアクションはクリア/リセットされません。

        • リージョンのクリア - ページのリージョン設定をすべてクリアします。

        • リージョンのリセット - ソート順序、非表示の列などを含め、ページのすべてのリージョンをデフォルトの状態にリセットします。

        • ページ区切りのリセット - このオプションでは、下位互換性が有効になります。

      • 詳細、リクエスト: 使用するリクエストを指定します。

      • 「OK」をクリックします。

    3. リンク・アイコン: リンクに使用されるHTMLを入力します。イメージ・タグを使用してイメージを表示するか、デフォルト・イメージのリストから選択します。定義しない場合は、#IMAGE_PREFIX#ws/small_page.gifが使用されます。
    4. リンク属性(オプション): <a href= >タグに含まれる追加の列リンク属性を入力します(リンク・ターゲット、クラス、スタイルなど)。
      例を表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.7.4.2.3 URLへのリンク

URLにリンクするには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. 「リンク」グループを見つけて、次の項目を編集します。
    1. リンク列: 「カスタム・ターゲットへのリンク」を選択します。
    2. ターゲット: 「リンクが定義されていません」をクリックします。

      「リンク・ビルダー - ターゲット」ダイアログが表示されます。

      • ターゲット・タイプ: 「URL」を選択します。

      • 「OK」をクリックします。

    3. リンク・アイコン: リンクに使用されるHTMLを入力します。イメージ・タグを使用してイメージを表示するか、デフォルト・イメージのリストから選択します。定義しない場合は、#IMAGE_PREFIX#ws/small_page.gifが使用されます。
    4. リンク属性(オプション): <a href= >タグに含まれる追加の列リンク属性を入力します(リンク・ターゲット、クラス、スタイルなど)。
      例を表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.7.4.2.4 リンク列の除外

列リンクを除外するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. 「リンク」の属性を構成します。
    1. 「リンク」グループを検索します。
    2. リンク列: 「リンク列の除外」を選択します。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.7.4.3 対話モード・レポートの検索バーのカスタマイズ

すべての対話モード・レポートには、そのページの上部に検索バーがあります。開発者は、どのコントロールが表示されるかカスタマイズしたり、検索バーを削除できます。

9.7.4.3.1 対話モード・レポートの検索バー

すべての対話モード・レポートのページ上部には検索バーがあり、そこに、「検索列の選択」ボタン、「テキスト」領域、「実行」ボタンおよび「アクション」メニューの各コントロールが含まれています。

複数のレポートを保存した場合は、保存したレポートの選択リストが「実行」ボタンの右に表示されます。このリストを使用して、保存された特定のレポートを選択できます。複数のビューが構成されている場合、ビュー選択ボタン・グループも表示され、エンド・ユーザーはビューを切り替えることができます。プロパティ・エディタでレポート属性を構成することによって、ページ・デザイナで検索バーを削除したりカスタマイズすることができます。

9.7.4.3.2 検索バーのカスタマイズ

検索バーをカスタマイズするには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. プロパティ・エディタで、「検索バー」グループを見つけます。
  5. 「検索バー」で、「オン」または「オフ」を選択して、含めるオプションを指定します。
    • 検索バーを含める: レポートの上に検索バーを含めるには、「オン」を選択します。また、検索バーを含める場合は、表示する機能を完全にカスタマイズすることもできます。検索バーを含めない場合は、「オフ」を選択します。
    • 検索フィールド: 検索フィールドを検索バー内に含めるかどうかを指定します。
    • ファインダ・ドロップ・ダウン: ファインダ・ドロップ・ダウンを検索バーの検索フィールドの先頭に含めるかどうかを指定します。ファインダ・ドロップ・ダウンは、ユーザーが特定の列に検索を制限できる列のリストです。列を選択すると、検索は選択した列の値に対してのみ実行されます。実行中の対話モード・レポート内では、このオプションは「検索列の選択」として識別されます。
    • レポート選択リスト: レポート選択リストを検索バーに表示するかどうかを指定します。レポート選択リストは、プライマリ・レポート以外のレポートにユーザーがアクセス可能な場合にのみ表示されます。
    • ページごとの行数セレクタ: 独立したドロップ・ダウン行セレクタを検索バーに含めるかどうかを指定します。この属性と「ページごとの行数」の両方を選択しないでください。
    • 検索ボタン・ラベル: 検索ボタンのラベルのテキストを入力します。
    • ページごとの最大行数: ページごとの行数セレクタに表示する最大行数を入力します。
  6. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.7.4.3.3 対話モード・レポートの検索バーの削除

対話モード・レポートから検索バーを削除するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. 「検索バー」をオフにします。
    1. プロパティ・エディタで、「検索バー」グループを見つけます。
    2. 検索バーを含める: 「オフ」を選択します。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.7.4.4 対話モード・レポートの「アクション」メニューのカスタマイズ

「アクション」メニューは、対話モード・レポートの検索バーの「実行」ボタンの右側に表示されます。ユーザーは、「アクション」メニューを使用して、レポート情報の表示方法をカスタマイズします。開発者は、対話モード・レポートの「アクション」メニューに表示するオプションをカスタマイズできます。

ヒント:

対話モード・レポートの「アクション」メニューの構造は、リリース5.1で対話グリッドと一貫するように変更されました。以前の(またはレガシー)構造を使用するように対話モード・レポートの「アクション」メニューを変更するには、「共有コンポーネント」「コンポーネント設定」に移動し、「対話モード・レポート」コンポーネントを構成します。対話モード・レポートの「アクション」メニューの構造の構成を参照してください。

「アクション」メニューをカスタマイズするには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. プロパティ・エディタで、「アクション・メニュー」グループを見つけます。
  5. 「アクション」メニューで、「オン」または「オフ」を選択して、オプションを有効または無効にします
    • 「アクション」メニューを含める: 「アクション」メニューを検索バー内に含めるかどうかを指定します。
    • フィルタ: エンド・ユーザーがこのレポートにフィルタを定義できるかどうかを指定します。
    • 列の選択: エンド・ユーザーが「アクション」メニューの「列の選択」を使用して、このレポートに表示する列を変更できるかどうかを指定します。ユーザーはこのオプションを使用して、複数の列の選択(または表示)、選択解除(または非表示)および並替えを行うことができます。
    • ページごとの行数: エンド・ユーザーがこのレポートに表示される行の数を変更できるかどうかを指定します。
    • ソート: エンド・ユーザーがこのレポートにソート列を定義できるかどうかを指定します。
    • コントロール・ブレーク: エンド・ユーザーがこのレポートにコントロール・ブレークを定義できるかどうかを指定します。
    • ハイライト: エンド・ユーザーがこのレポートにハイライトを定義できるかどうかを指定します。
    • 計算: エンド・ユーザーがこのレポートの計算列を定義できるかどうかを指定します。
    • 集計: エンド・ユーザーがこのレポートに集計を定義できるかどうかを指定します。
    • チャート: エンド・ユーザーがこのレポートにチャートを定義できるかどうかを指定します。
    • グループ化: エンド・ユーザーがこのレポートにグループ化ブレークダウンを定義できるかどうかを指定します。
    • ピボット: エンド・ユーザーがこのレポートにピボット・ブレークダウンを定義できるかどうかを指定します。
    • フラッシュバック: エンド・ユーザーがこのレポートでフラッシュバック問合せを使用できるかどうかを指定します。
    • レポートの保存: エンド・ユーザーが現在のレポート定義をプライベート・レポートとして保存できるかどうかを指定します。プライベート・レポートは、検索バーの使用可能なレポートの選択リストに表示されますが、レポートを保存した認証されているユーザーにのみ表示されます。「アクション」メニューのオプションは、認証されたユーザーのみが使用できます。
    • パブリック・レポートの保存: エンド・ユーザーが現在のレポート定義をパブリック・レポートとして保存できるかどうかを指定します。パブリック・レポートは、検索バーの使用可能なレポートの選択リストに表示され、すべてのユーザーに表示されます。「アクション」メニューのオプションは、認証されたユーザーのみが使用できますが、「パブリック・レポートの保存の認可」も設定した場合はさらに制限されます。
    • パブリック・レポートの保存の認可: 認可スキームを選択して、パブリック・レポート定義を保存できるユーザーを制限します。エンド・ユーザーがパブリック・レポートを保存できるようにするには、この認可スキームはTRUEと評価される必要があります。認可スキームが指定されていない場合、すべてのユーザーがレポートを保存できます。
    • リセット: エンド・ユーザーが「アクション」メニューからレポートをリセットできるかどうかを指定します。レポートをリセットすると、ユーザーが行ったカスタマイズやコール元のURLで指定されたカスタマイズがすべて元に戻され、「プライマリ・レポート」が表示されます。
    • ヘルプ: エンド・ユーザーが対話モード・レポートの組込みヘルプのモーダル・ダイアログを表示できるかどうかを指定します。ヘルプ・ダイアログには、現在のユーザーが使用できるオプションの概要のみが示されます。
    • サブスクリプション: エンド・ユーザーがこのレポートにサブスクリプション設定を定義できるかどうかを指定します。
    • ダウンロード: エンド・ユーザーが指定されたダウンロード形式のいずれかにレポートをダウンロードできるかどうかを指定します。
  6. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.7.4.5 対話モード・レポートの「アクション」メニューのダウンロード・オプションの構成

「アクション」メニューに「ダウンロード」オプションを追加すると、ユーザーが対話モード・レポートをカンマ区切りファイル(CSV)形式、HTML、Microsoft Excel (XLSX)形式、Adobe Portable Document Format (PDF)、Microsoft Word Rich Text Format (RTF)または電子メール添付のいずれかの形式としてダウンロードできます。Microsoft Word Rich Text Format (RTF)では、プリント・サーバーの構成が必要です。Microsoft Word形式では、BI Publisherも必要です。

警告:

レポートからWordへのダウンロードには32Kの制限があります。エンド・ユーザーが表示している列の数が多すぎる場合は、これらの拡張形式にデータをダウンロードしようとすると、エラーが発生することがあります。また、大きいデータ・セットでは、ダウンロードが完了するまでかなりの時間がかかる場合があります。

ノート:

ピボット・ビューでは、PDFおよびRTFのダウンロード形式は、有効化され、レポート・サーバーが構成されている場合でもサポートされません。

9.7.4.5.1 対話モード・レポートのダウンロード形式の構成

電子メールは認証されたユーザーのみが使用でき、インスタンス管理者がApplication Express管理サービス・アプリケーション(管理サービス)内でSMTPサーバーを構成する必要があります。

ダウンロード形式を構成するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. 次の属性を編集します。
    1. 検索バー検索バーを含める: 「オン」を選択します。
    2. アクション・メニューダウンロード: 「オン」を選択します。

      ヒント:

      「ダウンロード」に「オフ」を設定すると、「アクション」メニューに「ダウンロード」メニューが表示されなくなります。ユーザーがデータを完全にダウンロードできなくするには、次のステップで説明するすべてのダウンロード形式の選択を解除します。

    3. ダウンロード認可 - 認可スキームを選択して、ダウンロードできるユーザーを制限します。エンド・ユーザーがこれをダウンロードできるようにするには、この認可スキームがそのユーザーに対してTRUEと評価される必要があります。
    4. ダウンロードダウンロード形式: ダウンロード形式を選択します。
      • CSV

      • HTML

      • Excel

      • PDF

      • RTF

      • 電子メール

      ヒント:

      「アクション」メニューに「ダウンロード」オプションが表示されるのは、ファイル形式を選択した場合のみです。「インスタンス管理」内でレポート・サーバーが定義されていない場合は、特定のオプションが表示されません。詳細は、『Oracle Application Express管理ガイド』のレポート出力の構成に関する説明を参照してください。

    5. CSVセパレータ: (CSVのみ)列セパレータを定義します。値が入力されていない場合は、現行のNLS設定に応じて、カンマまたはセミコロンが使用されます。
    6. CSV囲み文字: (CSVのみ)デリミタ文字を入力します。この文字は、データ値の開始境界および終了境界を区切ります。デフォルトのデリミタは二重引用符(" ")です。
    7. ファイル名 - ダウンロードされたドキュメントの名前を入力します。ファイル拡張子は指定しないでください。拡張子は自動的に追加されます。これを空白のままにすると、リージョン名がファイル名として使用されます。
    8. 追加テキスト: ダウンロード・ファイルの最上部に表示するテキストを入力します。ファイル内のデータに関するデータ分類、法的メッセージまたは警告メッセージを入力します。

      警告:

      CSVダウンロードで「追加テキスト」属性を使用しないでください。「CSV」ダウンロードを有効にすると、定義されたテキストによってCSVファイル形式が無効になります。

  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.7.4.5.2 対話モード・レポートのCSVダウンロードの有効化

CSVダウンロードのサポートを有効にするには、まずグローバリゼーション属性の編集ページで自動CSVエンコーディングを有効にする必要があります。グローバリゼーション・ページへのアクセスおよび自動CSVエンコーディングを参照してください。

対話モード・レポートでCSVダウンロードを有効にするには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. 検索バー検索バーを含める: 「オン」を選択します。
  5. アクション・メニューダウンロード: 「オン」を選択します。

    ヒント:

    「ダウンロード」に「オフ」を設定すると、「アクション」メニューに「ダウンロード」メニューが表示されなくなります。ユーザーがデータを完全にダウンロードできなくするには、次のステップで説明するすべてのダウンロード形式の選択を解除します。

  6. 「ダウンロード」で、次の項目を設定します。
    1. ダウンロード形式 - 「CSV」を選択します。

      ヒント:

      「アクション」メニューに「ダウンロード」オプションが表示されるのは、ファイル形式を選択した場合のみです。

    2. CSVセパレータ: (CSVのみ)列セパレータを定義します。値が入力されていない場合は、現行のNLS設定に応じて、カンマまたはセミコロンが使用されます。
    3. CSV囲み文字: (CSVのみ)デリミタ文字を入力します。この文字は、データ値の開始境界および終了境界を区切ります。デフォルトのデリミタは二重引用符(" ")です。
    4. ファイル名 - ダウンロードされたドキュメントの名前を入力します。ファイル拡張子は指定しないでください。拡張子は自動的に追加されます。これを空白のままにすると、リージョン名がファイル名として使用されます。

      警告:

      CSVダウンロードで「追加テキスト」属性を使用しないでください。「CSV」ダウンロードを有効にすると、定義されたテキストによってCSVファイル形式が無効になります。

  7. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.7.4.5.3 対話モード・レポートの電子メール・ダウンロードの有効化

電子メールは認証されたユーザーのみが使用でき、インスタンス管理者がApplication Express管理サービス・アプリケーション(管理サービス)内でSMTPを構成する必要があります。

対話モード・レポートでは、Word (RTF)を除くすべての形式の電子メールがサポートされます。これは「ダウンロード」ダイアログにのみ適用され、「サブスクリプション」ダイアログには適用されません。

ヒント:

電子メール・ダウンロードは、認証済ページでのみサポートされています。公開ページで電子メール・ダウンロードを有効にする場合、「ダウンロード」ダイアログには電子メール・ダウンロード・オプションは表示されません。

電子メール・ダウンロードのサポートを有効にするには、Oracle Application Express管理者はインスタンス・レベルで電子メールを構成する必要があります。『Oracle Application Express管理ガイド』のメールの構成についての説明を参照してください。

電子メール・ダウンロードを有効にするには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. 検索バー検索バーを含める: 「オン」を選択します。
  5. アクション・メニューダウンロード: 「オン」を選択します。

    ヒント:

    「ダウンロード」に「オフ」を設定すると、「アクション」メニューに「ダウンロード」メニューが表示されなくなります。ユーザーがデータを完全にダウンロードできなくするには、次のステップで説明するすべてのダウンロード形式の選択を解除します。

  6. 「ダウンロード」で、次の項目を設定します。
    1. ダウンロード形式 - 「電子メール」を選択します。

      ヒント:

      「アクション」メニューに「ダウンロード」オプションが表示されるのは、ファイル形式を選択した場合のみです。

    2. ファイル名 - ダウンロードされたドキュメントの名前を入力します。ファイル拡張子は指定しないでください。拡張子は自動的に追加されます。これを空白のままにすると、リージョン名がファイル名として使用されます。
    3. 追加テキスト: ダウンロード・ファイルの最上部に表示するテキストを入力します。ファイル内のデータに関するデータ分類、法的メッセージまたは警告メッセージを入力します。

      警告:

      CSVダウンロードで「追加テキスト」属性を使用しないでください。「CSV」ダウンロードを有効にすると、定義されたテキストによってCSVファイル形式が無効になります。

  7. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

    ノート:

    電子メール・ダウンロードから送信される電子メールには、電子メールの送信者を識別するシステム生成電子メール署名が含まれています。この署名は削除できません。

9.7.4.6 対話モード・レポートのページ区切りの制御

ページ区切りによって、結果セット内の行数および現在の位置に関する情報が提供されます。プロパティ・エディタの属性ページの「ページ区切り」属性から選択することによって、ページ区切りの表示方法を制御します。

対話モード・レポートのページ区切りを編集するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. 「ページ区切り」の属性を構成します。
    1. 「ページ区切り」を検索します。
    2. タイプ: このレポートのページ区切りタイプを選択します。多くの場合、ページには、レポートの特定数の行のみが表示されます。それ以上の行を表示するには、アプリケーション・エンド・ユーザーはレポートの次のページにナビゲートする必要があります。
    3. 表示位置: レポートのページ区切りの表示位置を選択します。
      ページ区切りを表示できるのは、レポートの上または下(あるいは両方)で、位置は左または右に設定できます。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.7.4.7 アイコン・ビューの有効化

デフォルトでは、ほとんどの対話モード・レポートはレポートとして表示されます。必要に応じて、列をアイコンとして表示できます。列をアイコンとして表示するように構成すると、「アイコンの表示」アイコンが検索バーに表示されます。

アイコン・ビューを利用するには、アイコン、ラベルおよびターゲット(つまり、リンク)を識別するために使用する列を指定します。これらの列は通常エンド・ユーザーには役立たないため、非表示になるように設定することをお薦めします。

9.7.4.7.1 「アイコンの表示」ボタンの追加

対話モード・レポートにアイコン・ビューを追加するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. 「アイコン・ビュー」を見つけます。次の属性を構成します:
    1. 表示: 「オン」を選択すると、検索バーに「アイコンの表示」アイコンが追加されます。
    2. カスタム: アイコン・ビューのカスタム・リンクを定義するかどうかを指定します。このオプションでは、複数列を使用できるなど、アイコン・ビューのコンテンツをより柔軟に定義できます。「オン」または「オフ」を選択します。
    3. 1行当たりの行数: アイコン・ビューの1行当たりに表示するアイコンの数を選択します。値を5にすると、レポートの1行当たり5つのアイコンが表示されます。
    4. リンク列: アイコンのリンク・ターゲットを返す列を選択します。
    5. イメージ・ソース列: イメージ・ソースを返す列を指定します。
    6. ラベル列: イメージ・ラベルを返す列を選択します。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.7.4.7.2 カスタム・アイコン・ビュー・リンクの追加

カスタム・アイコン・ビュー・リンクでは、複数列を使用できるなど、アイコン・ビューのコンテンツをより柔軟に定義できます。

カスタム・アイコン・ビュー・リンクを追加するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. 「アイコン・ビュー」を見つけます。次の属性を構成します:
    1. 表示: 「オン」を選択します。
    2. カスタム: 「オン」を選択します。
    3. 1ページ当たりの列数: アイコン・ビューの1行当たりに表示するアイコンの数を選択します。値を5にすると、レポートの1行当たり5つのアイコンが表示されます。
    4. カスタム・リンク: アイコン・ビューの列リンクを入力します。次の例のように、列名に置換文字列を使用します。
      <a href="#EMP_LINK#"><img src="#EMP_IMG#" title="#ENAME#" alt=""><br>#ENAME#</a>
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.7.4.8 詳細ビューの有効化

デフォルトでは、ほとんどの対話モード・レポートはレポートとして表示されます。必要に応じて、各列の詳細を表示できます。構成すると、検索バーに「詳細の表示」アイコンが表示されます。

対話モード・レポートに詳細ビューを追加するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. 「詳細ビュー」を見つけます。次の属性を構成します:
    1. 表示: 「オン」を選択します。
    2. 行の前: レポート行の前に表示するHTMLを入力します。次に例を示します。
      <table>
    3. 各行: 詳細ビューのレポート行の本体を入力します。列名および列ラベルに#COLUMN_NAME#置換文字列を使用します。次に例を示します。
      <tr><td class="u-textRight">#ENAME_LABEL#:</td><td>#ENAME#</td></tr>
      <tr><td class="u-textRight">#JOB_LABEL#:</td><td>#JOB#</td></tr>
    4. 行の後: レポート行の後に表示するHTMLを入力します。次に例を示します。
      </table>
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.7.4.9 対話モード・レポートの詳細属性の構成

詳細対話モード・レポート属性を構成することによって、開発者はリージョンの別名の定義、保存したレポートのIDを格納する値を持つアイテムの指定および対話モード・レポートのサブスクリプションまたは電子メール・ダウンロードの送信者アドレスの定義を行うことができます。

9.7.4.9.1 対話モード・レポートからの電子メール送信について

次の2つの方法で、対話モード・レポートから送信された電子メールの送信元アドレスを定義できます。

  • アプリケーションレベル - アプリケーション定義の編集ページで、「アプリケーションの電子メール送信元アドレス」属性を編集します。

  • レポートレベル — レポート属性にアクセスします。「詳細」で、「電子メール送信者アドレス」属性を編集します。

いずれの場合も、値には、有効な電子メールを含むリテラル文字列、アプリケーションレベルで定義したアプリケーションの電子メール送信元アドレスを返す置換構文または&APP_EMAIL.置換を使用してアプリケーションレベルで定義されたアプリケーション置換を指定できます。例:

john.doe@abc.com
&MY_APP_EMAIL_FROM.
&APP_EMAIL.

ノート:

アイテムの置換は、電子メール・ダウンロードでのみ機能し、サブスクリプションでは機能しないため、アプリケーションまたはページレベルでのアイテムの置換の使用はお薦めしません。

9.7.4.9.2 詳細属性の構成

詳細属性を構成するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. 「詳細」を検索して、必要に応じてオプションを構成します。
    1. リージョン別名: この対話モード・レポート・リージョンの英数字の別名を入力します。

      別名は、アプリケーション内で一意である必要があります。カスタムAPIコールでは、別名を使用して対話モード・レポート・リージョンを参照できます。たとえば、APEX_APPLICATION_PAGE_IRビューでALIAS列を問い合せることによって、INTERACTIVE_REPORT_IDを返すファンクションを記述できます。INTERACTIVE_REPORT_IDの値は、アプリケーションを別のインスタンスにエクスポートまたはインポートするときに変わる可能性があるため、別名を使用して対話モード・レポート・リージョンを参照する方法は有益です。

    2. レポートIDアイテム: 保存されたレポートIDを格納する値を持つページまたはアプリケーション・アイテムを選択します。

      対話モード・レポートでは、このアイテム値を使用して保存済のレポートにリンクします。たとえば、定義されたアイテム名のリンク、および保存されたデフォルト・レポート、パブリックまたはプライベート・レポートにリンクする値として保存されたレポートIDとともに、保存されたレポートのリストを定義できます。保存されたレポートIDは、APEX_APPLICATION_PAGE_IR_RPTビューから取得できます。

    3. 電子メール送信者アドレス: このレポートから電子メールを送信するときに送信者アドレスとして使用する有効な電子メール・アドレスを入力します。

      電子メールは、電子メール・タイプおよびサブスクリプション・タイプのダウンロードの場合にこのレポートから送信されます。値は、有効な電子メール・アドレスを含むリテラル文字列、または置換構文を使用してアプリケーションで定義された静的置換参照です。

      アイテムの置換は、電子メール・ダウンロードでのみ機能し、サブスクリプションでは機能しないため、アプリケーションまたはページレベルでのアイテムの置換の使用はお薦めしません。

      例:

      john.doe@abc.com
      &MY_APP_EMAIL_FROM.
      &APP_EMAIL.
      
    4. Oracle Text索引列: Oracle Text索引によって索引付けされている列を選択します。

      対応するOracle Text索引が列に作成されている場合、行検索は入力されたOracle Text演算子に基づいて結果を返します。このオプションは、必要な索引が存在し、エンド・ユーザーがOracle Text検索演算子の使用方法についてトレーニングされている場合にのみ有効にする必要があります。エンド・ユーザーのOracle Text構文を簡略化するために、共有コンポーネントの対話グリッドの「Oracle Text PL/SQLファンクション名」コンポーネント設定にファンクションを指定できます。

  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。