20.1 セキュリティに関する管理者のベスト・プラクティスの理解
Oracle Application Express管理者のためのセキュリティのベスト・プラクティスについて学習します。
ノート:
開発環境のセキュリティとパフォーマンスを確保するために、一部の管理サービス機能はOracle Cloudで実行されているApplication Expressインスタンスでは使用できません。このセクションでは、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションの様々な設定について説明します。
- Oracle Application Express管理者のロールについて
Oracle Application Expressには、ワークスペース管理者とインスタンス管理者の2種類の管理者が含まれています。 - Webリスナーのセキュリティに関する考慮事項
Oracle REST Data Servicesのセキュリティに関する考慮事項を確認します。 - インスタンス・セキュリティの管理
Oracle Application Expressインスタンスを管理する場合のセキュリティに関するベスト・プラクティスについて学習します。 - インスタンス設定の構成
Oracle Application Expressインスタンスを構成する際のセキュリティに関するベスト・プラクティスには、ワークスペースの作成を自動化するかどうかの決定、電子メールの有効化および構成、記憶域オプションの構成およびウォレットの作成が含まれます。 - ワークスペースの消去設定の構成について
アクティブではないワークスペースをパージすることにより、記憶領域を節約して、システムのパフォーマンスを向上させます。 - ワークスペース管理の理解
インスタンス管理者は、ワークスペースとスキーマの関連付けを定義できます。管理者は、ワークスペース・レベルまたはインスタンス・レベルで開発者およびユーザーを管理し、アプリケーション・ビルダー、チーム開発、SQLワークショップ、PL/SQL編集などの主要なコンポーネントへのユーザー・アクセスを制御できます。 - Oracle BI Publisherとの統合について
Oracle Application ExpressとOracle BI Publisherを統合する場合は、Secure Sockets Layer (SSL)を使用することをお薦めします。Oracle BI Publisherサーバー用にSSL(HTTPSプロトコル)を構成したら、ウォレットを作成して、内部管理環境設定でレポート・サーバーにHTTPSプロトコルを指定する必要があります。 - Application Expressのランタイム環境の利点について
Oracle Application Expressのランタイム環境では本番アプリケーションを実行できますが、管理用のWebインタフェースは使用できず、これらのアプリケーションを直接開発することはできません - Oracle Database 11g以上でのネットワーク・サービスの有効化
Oracle Database 11g以上のバージョンでは、Oracle Application Expressでアウトバウンド・メールを送信したり、Webサービスを使用したり、PDFレポートの印刷を使用できるように、ネットワーク・サービスを有効にする必要があります。
親トピック: アプリケーション・セキュリティの管理