20.1.6 ワークスペース管理の理解

インスタンス管理者は、ワークスペースとスキーマの関連付けを定義できます。管理者は、ワークスペース・レベルまたはインスタンス・レベルで開発者およびユーザーを管理し、アプリケーション・ビルダー、チーム開発、SQLワークショップ、PL/SQL編集などの主要なコンポーネントへのユーザー・アクセスを制御できます。

関連項目:

『Oracle Application Express管理ガイド』の既存のワークスペースの管理に関する項

20.1.6.1 スキーマへのワークスペースの割当ての管理について

ユーザーがOracle Application Expressにサインインする場合、ワークスペースという作業用の共有領域にサインインします。各ワークスペースに、複数のスキーマを関連付ける(マップする)ことができます。インスタンス管理者は、必要に応じてワークスペースとスキーマ間の関連付けを定義できます。ワークスペースをスキーマに関連付けることによって、開発者はワークスペースで、スキーマ内の新規データベース・オブジェクトの作成、およびスキーマ内のデータベース・オブジェクトと相互作用するアプリケーションの構築が可能です。

関連項目:

Oracle Application Express管理ガイドスキーマへのワークスペースの割当ての管理に関する項

20.1.6.2 開発者およびユーザーの管理について

管理者は、どのスキーマ固有のユーザーにアクセス権を与えるか、およびそれらのユーザーのユーザー・ロール、つまり、ユーザーがワークスペース管理者、開発者またはエンド・ユーザーであるかを定義できます。管理者は、特定のApplication Expressコンポーネントへの開発者アクセスを制限し、アカウントをロックすることもできます。Oracle Application Expressには、開発者とユーザーを管理するための2つの個別のインタフェースがあります。ワークスペース管理者はワークスペース内でユーザー・アカウントを管理し、インスタンス管理者はApplication Express開発インスタンスにわたってすべてのユーザー・アカウントを管理します。

20.1.6.3 コンポーネントの可用性の管理について

ワークスペース管理者は、開発者がオブジェクト・ブラウザからPL/SQLプログラム・ユニットを編集およびコンパイルできるかどうかを決定する、主要コンポーネント(アプリケーション・ビルダー、チーム開発、SQLワークショップ、PL/SQL編集など)へのユーザー・アクセスを制御できます。たとえば、管理者がユーザーにデータベース・コンポーネントの構築、SQL文の実行を許可し、アプリケーションの作成は許可しない場合、管理者は特定のスキーマに対する権限を持つワークスペースを定義し、ワークスペース・プリファレンスの設定ページのオプションを使用してユーザーを開発者として構成します。

関連項目:

Oracle Application Express管理ガイドワークスペース・プリファレンスの構成に関する項