関数の手動作成

特性およびその他のExcel関数の制約については、Microsoftのドキュメントおよびサポート・サイトを参照してください。

関数を手動で作成するには:

  1. Excelで、関数を入力するセルをクリックします。
  2. 等号を入力します (=)
  3. 関数名(HsSetValueなど)を入力します
  4. 例25-1に記載のルールに従い、関数の説明に記載された各関数固有の情報を使用して、関数のパラメータを入力します。
  5. ワークシートをリフレッシュするには、Oracle Smart View for Officeのメニューで、「リフレッシュ」を選択します。

    関数はリフレッシュ時にのみ検証されます。

例25-1 構文のガイドライン

個々の関数の構文については、関数の説明を参照してください。

  • 共有接続を使用するには、ワークスペース関数を指定するWSFN識別子を接続文字列とともに関数に追加する必要があります。フォーマットは次のようになります:

    "WSFN|ProviderType|Server|Application|Database","POV"

    たとえば、HsGetValue関数でOracle Essbaseデータ・ソースへの共有接続には、WSFN識別子と接続文字列を次のように関数に追加します:

    =HsGetValue("WSFN|Essbase|myserver|Sample|Basic","Market#South")

    ProviderTypeでは、次のいずれかの文字列を大文字/小文字を区別して使用します:

    • Essbase (Essbaseオンプレミスのみ。 Oracle Analytics Cloud - Essbaseではプライベート接続構文が必要です)

    • HFM (Oracle Hyperion Financial Managementの場合)

    • HP (Oracle Hyperion PlanningPlanningPlanning ModulesFinancial Consolidation and CloseTax Reportingの場合)

    Financial Managementでは、Databaseパラメータを省略でき、指定する場合はApplicationパラメータと同じ値を指定します。整合性を保つため、OracleではDatabaseパラメータにアプリケーション名を入力することをお薦めしています。

  • プライベート接続パラメータには次の値を入力できます:

    • 空白: デフォルトの接続

    • HsActive: 関連付けられたアクティブな接続

    • プライベート接続のユーザー定義名

    プライベート接続を指定する場合は、POVの前に置く必要があります。

  • POVは次の例のようにdimension#memberのペアで構成されます:

    Entity#Connecticut
  • 親子関係は次の例のようにピリオド(.)で示されます:

    Entity#UnitedStates.Maine
  • 接続と各POVのdimension#memberペアは個別の関数パラメータに分割でき、次の例に示すように各パラメータが引用符(")で囲まれ、カンマ(,)で区切られます:

    "My_connection","Entity#UnitedStates","Account#Sales"

    または接続をカンマ(,)でPOVから分離できます。この場合は次の例のようにPOV全体が引用符(")で囲まれ、dimension#memberの各ペアがセミコロン(;)で区切られます:

    "My_connection","Entity#UnitedStates;Account#Sales"
  • 関数のディメンション名とその別名を混合しないでください。ただし、メンバーの場合、メンバー名または選択した別名表の別名のいずれかを使用できます。