セル参照の使用

接続、ラベル、データ/テキストまたは変数の引数については、単一セルへの参照を入力できます。また、ディメンション/メンバーの参照については、2つの連続セルまたは非連続セルへの参照も入力できます。3つ以上のセルのセル範囲に対する参照は行えません。

セル参照を使用するには:

  1. 関数ビルダーでの関数の作成」のステップを実行して、「関数の引数」ダイアログ・ボックスを開きます。
  2. 「関数の引数」ダイアログ・ボックスで、選択した関数の引数ごとに、「セル参照」 「セル参照」ボタンで、「セル参照」ダイアログ・ボックスを開きますをクリックします。

    選択した引数のタイプに応じて、「セル参照」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 接続、ラベル、データ/テキストまたは変数の引数を選択すると、「単一セル参照の選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。

      図25-4 「単一セル参照の選択」ダイアログ・ボックス


      「単一セル参照の選択」ダイアログ・ボックスでは、接続、ラベル、データ/テキストまたは変数の引数を表す単一セル参照を手動で入力します。
    • メンバー・リストの引数を選択すると、ディメンションおよびメンバー名のセル参照用の「セル参照」ダイアログ・ボックスが表示されます。

      図25-5 ディメンションおよびメンバー名の「セル参照」ダイアログ・ボックス


      「セル参照」ダイアログ・ボックスでは、ディメンションおよびメンバーを表すセルの単一セル参照を手動入力するか、ディメンションおよびメンバーを表す2つの連続セルまたは非連続セルを[Ctrl]キーを使用して手動入力します。
  3. グリッドで、次の操作を実行します。
    • 引数のタイプに応じて異なる単一セル参照のダイアログ・ボックスでは、参照する単一セル(たとえば、値が含まれているセル)をクリックします。

      図25-6は、ラベル引数用のセルが選択された単一セル参照のダイアログ・ボックスを示しています。

      図25-6 ラベル引数用に単一のセルが選択された「セル参照」ダイアログ・ボックス


      ラベル引数用に単一のセルが選択された「セル参照」ダイアログ・ボックス
    • ディメンションおよびメンバー名のセル参照のダイアログ・ボックスでは、次のいずれかの操作を実行します。

      • 参照する単一のセル(たとえば、ディメンションとメンバー名の両方が含まれているセル)をクリックします。

      • [Ctrl]キーを押して、2つの連続セルまたは非連続セル(たとえば、ディメンションのセルとメンバーのセル)を選択します。

        [Ctrl]キーを押して、ワークシートの異なる領域にある2つのセルまたは隣接するセルをクリックできます。各セルの選択は、[Ctrl]キーを押したままシングルクリックすることで実行します。

      図25-7は、2つの非連続セルが選択されているディメンションおよびメンバー名のセル参照のダイアログ・ボックスを示しています。

      図25-7 2つの非連続セルが選択されている「セル参照」ダイアログ・ボックス


      2つの非連続セル(セルA23およびB26)が選択されている「セル参照」ダイアログ・ボックス
  4. 「セル参照」ダイアログ・ボックスの「OK」をクリックします。

    「関数の引数」の引数用のテキスト・フィールドには、参照されるセルが表25-2に示すフォーマットで含まれます。

    表25-2 セル参照のフォーマット

    セル参照 関数引数のフォーマット
    単一セル ""&A3&""

    詳しい説明は、この表の下にある「ノート」を参照してください。

    2つの連続セル ""&A3&"#"&B3&""
    2つの非連続セル ""&A5&"#"&B9&""

    ノート:

    • 単一セル参照の場合、ステップ3で選択したメンバー名がdimension#memberとしてグリッドに表示されていれば、引数の選択は完全です。たとえば、メンバーがグリッド内のセルA3にYear#Qtr 2として表示されている場合、""&A3&""は完全です。

      グリッド内にメンバー名のみが表示されている場合、2組の最初の二重引用符の間にディメンション名と後続の#を手動で入力する必要があります。たとえば、メンバー名がセルA3にQtr2として表示されている場合は、二重引用符の間にYear#と入力する必要があります("Year#"&A3&"")。

    • セル参照を選択する前に引数テキスト・フィールドにテキストが含まれていると、そのテキストにセル参照のテキストが追加されます。そのため、このフィールド内の不要なテキストは、参照用のセルを選択する前に削除してください。

    • データ・セルが入力として直接参照されている場合は、次に示すようにText関数を使用して適切なテキスト・フォーマットに入力を変換します。この例では、セルB3に適切な日付が含まれています。

      =HsSetValue(TEXT(B3,"dd/mm/yyyy"),"ConnectionName", "dim#member"…)

  5. 「OK」をクリックして、選択したセルに関数を挿入します。
  6. リフレッシュします。