ドックレットへの参照ファイルの登録

チェックアウトしたドックレットに参照ファイルを登録し、その後ドックレット全体で必要に応じて使用可能なコンテンツを別途埋め込むという2段階のプロセスがあります。

このトピックでは、チェックアウトしたドックレットに参照ファイルのコンテンツを登録する手順を説明します。登録した参照ファイルからコンテンツを埋め込む手順については、「ドックレットへの参照ファイル・コンテンツの埋込み」を参照してください。

ノート:

作業を開始する前に、Excelの名前の管理機能を使用してターゲット参照ファイルで範囲を設定しておく必要があります(「参照ファイルの名前付き範囲の定義」を参照)。以下の手順を実行するときは、ファイルを閉じてください。

1つの手順で、使用可能なコンテンツを登録し、コンテンツを埋め込むこともできます。詳細は、「参照ファイルからドックレットへのコンテンツの追加」を参照してください。

ドックレットに参照ファイルを登録する手順は、次のとおりです。

  1. レポート・パッケージを開きます。
  2. 参照ファイルを登録するドックレットを開き、チェックアウトします。

    ドックレットがすでにチェックアウトされている場合は、レポート・パッケージ・パネルでドックレットを選択し、「プロパティの表示」をクリックして「プロパティ」ダイアログ・ボックスを開くこともできます。

  3. 「Narrative Reporting」リボンで、「検査」をクリックして「プロパティ」ダイアログ・ボックスを開きます。


    「Performance Reporting」リボンの「検査」ボタン

  4. 「プロパティ」「埋込みコンテンツ」タブをクリックし、「埋込みコンテンツ」タブ「使用可能なファイル」リンクをクリックします。
  5. 「使用可能なファイル」ドックレットに参照ファイルを登録するための追加ボタン(プラス記号のような形状)をクリックし、「埋込みコンテンツ・ファイルの追加」「ファイルの選択」ボタンをクリックします。
  6. 参照ファイルとして登録するExcelファイルに移動して選択し、「開く」をクリックします。

    「埋込みコンテンツ・ファイルの追加」ダイアログ・ボックスでは、ドックレットに登録されているコンテンツがリストされ、埋め込む対象として選択できるようになっています。たとえば、図20-25では、参照ファイルとして選択したExcelファイルに3つの名前付き範囲が含まれているため、その3つの名前付き範囲を使用可能コンテンツとしてドックレットに登録できます。

    図20-25 使用可能なコンテンツ・アイテムがリストされた「埋込みコンテンツ・ファイルの追加」ダイアログ・ボックス

    選択した参照ファイルの3つの範囲が、ドックレットに登録できる使用可能なコンテンツとして表示されている「埋込みコンテンツ・ファイルの追加」ダイアログ・ボックス。

    この使用可能なコンテンツは、参照ファイルの名前付き範囲の定義で名前付き範囲として指定したコンテンツです。

  7. ドックレットに埋め込むことができるようにする範囲名をクリックします。

    範囲名の横に表示されるチェック・マークは、その範囲がドックレットに登録されたことを示します。たとえば図20-26では、3つの使用可能な範囲をすべて選択してドックレットに登録しています。

    図20-26 範囲を登録した後の「埋込みコンテンツ・ファイルの追加」ダイアログ・ボックス

    ドックレットに登録するために選択した3つの使用可能な範囲が表示されている「埋込みコンテンツ・ファイルの追加」ダイアログ・ボックス。
  8. 「閉じる」をクリックして「埋込みコンテンツ・ファイルの追加」ダイアログ・ボックスを閉じます。

    「プロパティ」ダイアログの「埋込みコンテンツ」タブに戻ります。次の図に示すように、参照ファイルがドックレットに登録されました。

    図20-27 登録した参照ファイルが表示された「プロパティ」ダイアログの「埋込みコンテンツ」タブ

    ドックレットに登録された参照ファイルがリストされた「プロパティ」ダイアログの「埋込みコンテンツ」タブ

    この時点で、このダイアログ・ボックスからドックレットにコンテンツを埋め込むことを選択できます。ただし、この手順で説明しているのはコンテンツの登録のみです。登録した参照ファイルから使用可能なコンテンツを埋め込む手順については、「ドックレットへの参照ファイル・コンテンツの埋込み」を参照してください。