グラフの挿入

グラフを挿入する際、Oracle Smart View for Officeでは、Oracle Business Intelligence Enterprise EditionのグラフをMicrosoft Office 2007のチャートでサポートされるチャート・タイプにマップしようとします。さらに、Smart Viewは、2Dや3Dなどの視覚効果、およびキャンバス・サイズ、軸スケール、データ・フォーマット、フォント・スタイルと色に関する書式設定などの他のグラフ・プロパティを一致させようとします。

一致するチャート・タイプが使用できない場合、グラフ・ビューは単にイメージとして挿入されます。

サポートされているOracle BI EEチャートおよびオブジェクトのタイプおよびサポートされていないOracle BI EEチャートおよびオブジェクトのタイプを参照してください。

グラフを挿入するには:

  1. カタログから、グラフ・ビューを右クリックします。
  2. オプションを選択します。
    • 挿入—選択したグラフがExcelチャートとして挿入され、編集、マスクおよびリフレッシュできます。

      Oracle BI EEのグラフにプロンプトが定義されている場合は、「プロンプト・セレクタ」ダイアログ・ボックスが表示され、表示するデータを選択できます(それ以外の場合、グラフは直接挿入されます)。最初の挿入後、「Oracle BI EE」リボンの「プロンプトの編集」アイコンをクリックしてプロンプトを編集できます。プロンプトの操作を参照してください。

      グラフにページ・プロンプトが定義されている場合(Oracle BI EEでプロンプトが表示される)、「Oracle BI EE」リボンの「ページ・プロンプトの編集」アイコンをクリックしてページ・プロンプトを編集できます。詳細は、プロンプトの操作を参照してください。

      この分析にプロンプトが定義されていない場合、グラフは直接挿入されます。図21-7を参照してください。

      図21-7 Excelチャートとして挿入された円グラフ・ビュー


      グラフとして挿入された円グラフ・ビューの例。

      Oracle BI EEで作成されたビューの編集の説明に従って、この方法で挿入されたグラフを編集できます。

    • イメージとして挿入—選択したグラフがグラフのイメージとして挿入され、編集やカスタマイズはできません。

      グラフをイメージとして直接挿入すると、Oracle BI EEで定義されているプロンプト、ページ・プロンプトおよびセクションは使用できません。

      ゲージおよびファンネル・オブジェクトを挿入できるのは、「イメージとして挿入」コマンドを使用する場合のみです。

      図21-8 イメージとして挿入された円グラフ・ビュー


      イメージとして挿入された円グラフ・ビューの例。

Excelチャートまたはイメージとして挿入されると、表示される両方のタイプのグラフは、引き伸ばすことでサイズを変更できます。

ノート:

Microsoft Officeの既知の問題が原因で、WordまたはPowerPoint 2010 (32ビット)に1つ以上のチャートが挿入される際、バックグラウンドで起動されるExcelインスタンスがリフレッシュ後に閉じない場合があります。