4.11.4 R用Conda環境の作成とRパッケージのインストール

このトピックでは、OML4Rとの互換性のためにR-4.0.5を使用して、Rパッケージ用のConda環境を作成し、forecastパッケージとggplot2パッケージをインストールする方法を示します。

ノート:

Conda環境を作成するには、ADMINユーザーとしてサインインする必要があります。

ノート:

バージョンの競合を回避するために、OML4Rにすでに含まれているパッケージをインストールしないでください。事前インストールされるパッケージとそのバージョンの完全なリストについては、OML4R Supporting Packagesについてを参照してください
OML4Rとの互換性のためにR-4.0.5を使用してmyrenvという名前のConda環境を作成し、パッケージforecastおよびggplot2をインストールするには:
  1. 次のコマンドを実行して、myrenvという名前でR用の環境を作成し、パッケージforecastおよびggplot2をインストールします。
    %conda
    
    create -n myrenv -c conda-forge --override-channels --strict-channel-priority r-base=4 r-forecast r-ggplot2
    この例では、conda-forgeチャネルを使用してRパッケージをインストールしています。
    このコマンドの説明:
    • -n: これは環境の名前です。この例では、myrenvです。
    • -c: これはチャネル名です。この例では、conda-forgeです。
    • --override-channels: この引数を指定すると、システムでデフォルトが検索されず、チャネルの指定が必要になります。
    • --strict-channel-priority: この引数を指定すると、同じ名前のパッケージが高優先度チャネルにある場合は低優先度チャネル内のパッケージが考慮されなくなります。この例では、この優先はR-4.0.5forecastおよびggplot2に指定されています。
    コマンドによって、次のメッセージが返されます。

    図4-52 R用のConda環境を作成してRパッケージをインストールするためのコマンド


    R用のConda環境を作成しRパッケージをインストールするためのコマンド

  2. これで、作成したR用Conda環境を確認できるようになりました。%condaパラグラフで次のコマンドを実行して環境のリストを表示します。
    env list
    出力においてmyrenv環境がmypyenvとともにリストされるようになったことに注目してください。

    図4-53 myrenv環境が作成されリストされた


    myrenv環境が作成されリストされた

    mypyenv環境に対してアスタリスク(*)が付いていることに注目してください。これは、この環境が現在アクティブであることを示しています。