12.6 接続グループのスタート・ガイド

接続グループとはデータベース接続の集合のことで、Zeppelinインタープリタ・セットとも呼ばれます。

12.6.1 接続グループについて

「接続グループ」ページでは、管理者ロールを持つユーザーが、接続グループを構成する接続を管理できます。

このページの接続グループの下にリストされている1つ以上の接続を編集および停止できます。

ノート:

接続グループを管理できるのは管理者ユーザーのみです。
接続に関する次の情報が利用可能です。
  • 名前: これはインタープリタの名前です。

  • デフォルト: チェック・マークは、この接続がデフォルト接続かどうかを示します。

  • スコープ: 接続のスコープを示します。

  • コメント: インタープリタに関連するコメントが表示されます。

  • 所有者: 接続を作成したユーザーの名前が表示されます。

  • 最終更新: 接続が最後に更新された日時を示します。

次のタスクを実行できます。
  • 編集: インタープリタの接続を編集するには、接続を選択して、「編集」をクリックします。

  • 停止: インタープリタ接続を停止するには、接続を選択して、「停止」をクリックします。

  • リフレッシュ: 次の場合には、「リフレッシュ」ボタンをクリックします:
    • プラガブル・データベース(PDB)の名前を変更した場合。
    • ウォレット・ローテーションを行った場合。ウォレットをローテーションすると、現在のウォレットが無効になります。このため、データベース接続に新しいウォレットが必要になります。

12.6.2 グローバル接続グループについて

新規のデータベースがプロビジョニングされると、グローバル接続グループが自動作成されます。

グローバル接続グループは、次のもので構成されます。
  • コンピュート・リソース定義 — コンピュート・リソースはプラガブル・データベース(PDB)に関連付けられます。新しいPDBがプロビジョニングされると、そのPDBにコンピュート・リソースが追加されます。1つのテナントで複数のPDBをプロビジョニングでき、PDBごとにコンピュート・リソースが追加されます。コンピュート・リソースの設定は、独自のPDBに関連しています。コンピュート・リソースはOracleウォレットに関連付けられています。Oracleウォレットに、ユーザーPDBに接続するための資格証明が含まれています。

    ノート:

    コンピュート・リソース定義を編集できるのは、管理者のみです。
  • 接続グループ定義 — グローバル接続グループは、Globalタイプの単一接続で構成されます。コンピュート・リソースごとに1つのグローバル接続グループのみがPDBごとに許可されます。この接続ではPDBの資格証明を含むウォレットが使用されるため、パスワードは必要ありません。ウォレットはコンピュート・リソースに関連付けられています。

    ノート:

    グローバル接続グループを編集できるのは、管理者のみです。

    リセット: インタープリタ接続をリセットするには、接続グループ名をクリックします。接続グループが別のページ内に開いて、そのグループ内のすべてのインタープリタ接続がリストされます。リセットする接続を選択し、「リセット」をクリックします。「リセット」をクリックすると、インタープリタでサポートされているすべての接続が閉じ、その接続を使用しているすべてのノートブックが取り消されます。

    ノート:

    「リセット」オプションは、管理者のみが使用できます。

12.6.3 Oracle Databaseインタープリタ接続の編集

Oracle Databaseインタープリタ接続を定義するとき、コンピュート・リソースへの参照が作成されます。この参照には、インタープリタに関するすべての接続関連情報が含まれます。

Oracle Databaseインタープリタのコンピュート・リソースは、サービスによって定義されています。次のフィールドを編集できます。

ノート:

これらのフィールドを編集するには、管理者ロールが必要です。
  1. 名前: インタープリタ・エディタの名前は、ここで編集できます。これは、1つのインタープリタ・セット内に同じインタープリタ・タイプの定義が複数ある場合に便利です。名前を指定することにより、ノートブックへの特定のバインドをオンまたはオフにすることができます。
  2. タイプ: これは編集不可能なフィールドです。接続タイプを示します
  3. バインド・モード: これは編集不可能なフィールドです。メモリー内でのインタープリタ・インスタンスの動作、およびリソースの共有方法を定義します。デフォルトでは、グローバル接続グループの「バインド・モード」は「スコープ」に設定されています。これにより、各ノートブックでは同じインタープリタ・プロセスで新規のインタープリタ・インスタンスが作成されます。
  4. 行のレンダリング制限: これにより、Zeppelin組込みプロット・サービスを使用して表またはグラフとして表示できるデータ構造をフェッチするときに、パラグラフ結果に表示される行数が決定されます。この設定を変更するときは、ブラウザの機能を考慮する必要があります。デフォルトの制限は1000です。

    ノート:

    Zeppelinプロット・サービスは、以前にスナッパUIのクライアント側にフェッチされたデータに対して使用できます。
  5. コメント: インタープリタに関連する情報を1000文字以下で入力します。

    ノート:

    このフィールドを編集するには、管理者ロールが必要です。
  6. 「コンピュート・リソース」セクションの「リソース」フィールドは、コンピュート・リソースの優先度を示します。これは編集不可能なフィールドです。
  7. 「データベース」セクションでは、PL/SQL DBMS出力に関連する追加設定を指定できます。「有効」を選択すると、PL/SQLインタープリタで、DBMS_OUTPUTに送信されたメッセージをパラグラフ結果に表示できます。
  8. 「保存」をクリックします。