12.3 OMLユーザーの管理

管理者は、ユーザー管理インタフェースで、Oracle Machine Learningのユーザー・アカウントおよびユーザー資格証明の新規作成を管理します。

12.3.1 ユーザーの作成

管理者は、ユーザー管理インタフェースでOracle Machine Learningの新しいユーザー・アカウントおよびユーザー資格証明を作成します。

ノート:

Oracle Machine Learningのユーザー管理インタフェースにアクセスするには、管理者ロールが必要です。

ユーザー・アカウントを作成するには:

  1. 「Autonomous Database」ページの「表示名」で、Autonomous Databaseを選択します。
  2. Autonomous Databaseの詳細」ページで、「データベース・アクション」をクリックします。
  3. 「データベース・アクション」起動パッドの「管理」で、「管理」をクリックします。
  4. +ユーザーの作成をクリックします。
  5. 「ユーザー名」フィールドに、アカウントのユーザー名を入力します。ユーザーは、このユーザー名を使用してOracle Machine Learningインスタンスにログインします。
  6. (オプション)「パスワードの有効期限切れ(ユーザーが変更する必要がある)。」オプションを選択して、ユーザーが初めてログインしたときにパスワードの変更を要求します。
  7. 「Password」フィールドに、ユーザーのパスワードを入力します。
  8. 「パスワードの確認」フィールドに、「パスワード」フィールドに入力した値を確認するためのパスワードを入力します。
  9. 「OML」を選択して、ユーザーに対してOracle Machine Learningを有効にします。
  10. 「ユーザーの作成」をクリックします。

これにより、新しいデータベース・ユーザーが作成され、Oracle Machine Learningを使用するために必要な権限が付与されます。

ノート:

新しいデータベース・ユーザーが作成されたら、管理者がデータベース上でgrantコマンドを発行し、新しいユーザーのOracle Machine Learningノートブックに関連付けられた表に対する表アクセス権を、その新しいユーザーに付与する必要があります。

12.3.2 Oracle Machine Learningコンポーネントへの既存のデータベース・ユーザー・アカウントの追加

ADMINユーザーとして、Oracle Machine Learningコンポーネントに既存のデータベース・ユーザー・アカウントを追加できます。

ノート:

Oracle Machine Learningのユーザー管理インタフェースにアクセスするには、ADMINロールが必要です。

既存のデータベース・ユーザー・アカウントを追加するには:

  1. 「Autonomous Database」ページで、「表示名」列の下で「Autonomous Database」を選択します。
  2. Autonomous Databaseの詳細」ページで、「データベース・アクション」をクリックします。
  3. 「データベース・アクション」起動パッドの「開発」で、「Oracle Machine Learning」をクリックします。
  4. Oracle Machine Learningの横にあるナビゲーション・アイコンをクリックして、ナビゲータを展開します。
  5. 「管理」で、「OMLユーザーの管理」を選択してOracle Machine Learning Notebooksユーザーを追加します。
  6. 「すべてのユーザーを表示」をクリックすると、既存のデータベース・ユーザーが表示されます。

    ノート:

    最初は、既存のデータベース・ユーザーの「ロール」フィールドにはロール「なし」が表示されます。ユーザーを追加すると、そのユーザーにロール「開発者」が割り当てられます。
  7. ユーザーを選択します。ユーザーを選択するには、「ユーザー名」列で名前を選択します。たとえば、「ANALYST1」を選択します。
    ユーザーを選択すると、「Oracle Machine Learningユーザーの編集」ページが表示されます。
  8. 「名」フィールドに名を入力します。(オプション)
  9. 「姓」フィールドにユーザーの姓を入力します。(オプション)
  10. 「電子メール・アドレス」フィールドに、ユーザーの電子メールIDを入力します。
    このページで変更を行うと、必要な権限を持つ既存のデータベース・ユーザーがOracle Machine Learningコンポーネント・ユーザーとして追加されます。
  11. 「保存」をクリックします。

これにより、Oracle Machine Learningアプリケーションを使用するために必要な権限が付与されます。このユーザーは、Oracle Machine Learningで、アクセス権限を持つデータベース内の任意の表にアクセスできるようになります。