TimesTenユーティリティ・ライブラリの概要

この項では、TimesTenユーティリティ・ライブラリの概要を示します。

ユーティリティ・ライブラリについて

TimesTenユーティリティ・ライブラリのC言語関数では、一部のコマンドライン・ユーティリティへのプログラム・インタフェースが提供されます。

『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』ユーティリティを参照してください。

これらの関数は、直接接続に直接ドライバまたはTimesTenドライバ・マネージャを使用するTimesTen ODBCアプリケーションでサポートされています。

ユーティリティ・ライブラリの要件

このC言語関数のセットを使用するアプリケーションは、ttutillib.hおよびttutil.hを含み、libttutil.so TimesTenユーティリティ・ライブラリとリンクしている必要があります。

「LinuxまたはUNIXでのアプリケーションの直接コンパイルおよびTimesTenドライバを使用したリンク」「Windowsでのアプリケーションのコンパイルおよびリンク」、および「LinuxまたはUNIXでのアプリケーションのコンパイルおよびTimesTenドライバ・マネージャを使用したリンク」を参照してください。

ヒント:

アプリケーションでは、他のすべてのTimesTenユーティリティ・ライブラリ関数をコールする前に、ttUtilAllocEnv C関数をコールする必要があります。また、TimesTenユーティリティ・ライブラリ・インタフェースを使用して処理を行う場合、アプリケーションは、ttUtilFreeEnv C関数をコールする必要があります。

ユーティリティ関数のリターン・コード

特に指定されていないかぎり、ユーティリティ関数は、ttutillib.hで定義されている次のコードを返します。

アプリケーションでは、ttUtilGetError C関数をコールして、実際のエラー情報または警告情報をすべて取得する必要があります。

コード 説明

TTUTIL_SUCCESS

成功を示します。

TTUTIL_ERROR

エラーが発生したことを示します。

TTUTIL_WARNING

成功時に、警告が生成されたことを示します。

TTUTIL_INVALID_HANDLE

無効なユーティリティ・ライブラリ・ハンドルが指定されていることを示します。