2 キャッシュの概念

キャッシュを使用して、データへのアプリケーション・アクセスのパフォーマンスを向上させます。Oracle Databaseデータをキャッシュして、Oracleデータベースのワークロードを削減できます。

Oracleデータベース表に対して読取り/書込みキャッシュを有効にするTimesTenメカニズムをキャッシュ・グループと呼びます。キャッシュ・グループは、Oracleデータベースの1つ以上の関連表を表すことができます。各Oracle表は、キャッシュ表が含まれるキャッシュ・グループで表されます。キャッシュ表に対しては、読取りまたは書込みが可能です。TimesTenは、バックエンドOracleデータベースに接続し、必要に応じてデータをロードまたは更新します。

キャッシュは、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方で使用できます。

  • TimesTen Classicでは、すべてのキャッシュ・グループ・タイプがサポートされています。

  • TimesTen Scaleoutでは、静的読取り専用キャッシュ・グループがサポートされています。

「キャッシュ・グループ・タイプ」を参照してください。

この章の内容は次のとおりです。