CommitBufferSizeMax

CommitBufferSizeMaxには、トランザクション・コミット・バッファに割り当てられるメモリーの総量をMB単位で指定します。

再利用レコードのサイズを処理するにはこの属性を設定します。

ALTER SESSION SQL文(『Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス』を参照)を使用して、セッション内でのコミット・バッファの最大サイズを割当てまたは変更できます。新しい値は、新しいトランザクションが開始したときに有効になります。

ALTER SESSION SET COMMIT_BUFFER_SIZE_MAX = n;

構成されたコミット・バッファの最大サイズは、ttConfiguration組込みプロシージャをコールすることによって確認できます。

コミット・バッファ・サイズの設定方法を含む再要求操作の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「トランザクションの再要求操作」を参照してください。また、ttCommitBufferStatsおよびttCommitBufferStatsReset組込みプロシージャについての情報も参照してください。

必要な権限

この属性の値の変更に権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

設定

CommitBufferSizeMaxを次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル、またはTimesTen Scaleoutのデータベース定義(.dbdef)ファイル

CommitBufferSizeMax

0 - コミット・バッファは、デフォルトのサイズ(10MB)に構成されます。

n - 整数値。最小ユーザー設定サイズは1 (MB)です。この値はTempSizeより小さい値に設定します。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし

ノート:

組込みプロシージャttCommitBufferStatsをコールすると、コミット・バッファ統計はバイトで表されます。ただし、ttConfiguration組込みプロシージャの出力および接続属性CommitBufferSizeMaxによって設定された値はMBで表されます。