データベースのエクスポート(dbExport)

dbExportコマンドは、指定されたデータベースから指定されたリポジトリにデータをエクスポートします。dbExportコマンドおよびdbImportコマンドは、たとえば、2つのグリッド間やパッチの互換性のないTimesTenのバージョン間でデータベースを移行するために使用します。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイド』「データの移行、バックアップおよびリストア」を参照してください。

ttGridAdmin dbExport dbname 
                     -repository reponame 
                     [-name exportname]

エクスポートは、コレクションとしてリポジトリに格納されます。まずリポジトリを作成する必要があります。「リポジトリ操作」を参照してください。

オプション

dbExportコマンドには、次のオプションがあります。

オプション 説明

dbname

エクスポートするデータベースの名前。

-repository reponame

エクスポートを格納するリポジトリの名前。

-name exportname

エクスポートの名前を指定します。デフォルトは文字Mで始まり、その後にバックアップの日付と時刻が続き、次の形式になります。

Myyyymmddhhmmss

% ttGridAdmin dbExport database1 -repository repo1 -name exp_db1
...
dbExport exp_db1 started

その後、「データベース・エクスポートのステータスの表示(dbExportStatus)」の例に示すように、dbExportStatusを使用して進行状況をチェックします。各要素とデータベース全体が完了と示されていると、エクスポートは終了です。

ノート

  • エクスポートは、非同期的に行われます。進行状況をチェックするには、dbExportStatusコマンドを使用します。

  • データベースの各レプリカ・セットは、サブコレクションとして格納されます。

  • dbExportを実行するときには、データベースはすべての接続がクローズされたクローズ済の状態である必要があります。

  • ある時点で1つのデータベースに対して実行できるdbExportコマンドは1つのみとなり、dbExportdbImportと同時に実行することはできません。

  • ディスク領域の要件は、『Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイド』「データベースのエクスポートおよびインポート」を参照してください。