グリッド外部でのクライアント/サーバー接続のためのsys.odbc.iniのエクスポート(gridClientExport)

gridClientExportコマンドは、グリッドの一部ではないTimesTenインスタンスがグリッド内のデータベースにアクセスするために使用できるsys.odbc.ini ファイルを生成します。

ttGridAdmin gridClientExport [filepath]

生成されるファイルには、グリッドで定義されているすべてのクライアント/サーバー接続可能オブジェクトの定義が含まれています。このファイルは、グリッドの外部にあってグリッド内のデータベースへの接続元とするTimesTenクライアント・インスタンスに手動でコピーする必要があります。

オプション

gridClientExportコマンドにはオプションがあります。

オプション 説明

filepath

sys.odbc.iniエントリが書き込まれるファイルのパスと名前。

ファイルを指定しないと、エントリはstdoutに出力されます。

この例では、sys.odbc.iniエントリをファイルsys_export.odbc.iniにエクスポートし、そのファイルの内容を示しています。

% ttGridAdmin gridClientExport /sw/tten/grid/clients/sys_export.odbc.ini
% cd /sw/tten/grid/clients
% more sys_export.odbc.ini
[ODBC Data Sources]
database1client=TimesTen 22.1 Client Driver
 
[database1client]
TTC_SERVER_DSN=database1
# External address/port info for mysys3host.instance1
TTC_SERVER1=mysys3.example.com/21000
# External address/port info for mysys4host.instance1
TTC_SERVER2=mysys4.example.com/21000
ConnectionCharacterSet=AL32UTF8
UID=ttclient

ノート

このコマンドは、ホストの外部アドレスを使用します。