暗号化されたクライアント/サーバー接続のためのsys.odbc.iniおよび証明書のエクスポート(gridClientExportAll)

gridClientExportAllコマンドは、次を含む.zipファイルを生成します。

  • サーバー検証およびクライアント/サーバー認証のための認証局(CA)公開キーとクライアント証明書を含むOracleウォレット。

  • グリッドで使用できるすべてのクライアント/サーバーが接続可能なsys.odbc.iniファイル。

  • sqlnet.oraファイル(使用可能な場合)。

  • tnsnames.oraファイル(使用可能な場合)。

  • グリッドの名前、GUID、TimesTenバージョンなど、グリッドに関する情報を含むexportinfo.jsonファイル。

ttGridAdmin gridClientExportAll filepath

結果の.zipファイルは、ウォレットおよびクライアント/サーバー接続可能オブジェクトをUNIXまたはWindowsのクライアント・インスタンスにインポートする際に、ttClientImportユーティリティで使用できます。

オプション

gridClientExportAllコマンドにはオプションがあります。

オプション 説明

filepath

.zipファイルのパスと名前。

ファイルが指定されていない場合は、エラーが返されます。

この例では、暗号化クライアント接続に必要なすべての情報をエクスポートします。

% ttGridAdmin gridClientExportAll /mydir/myfile.zip
Definitions exported to /mydir/myfile.zip
% zip -sf /mydir/myfile.zip 
Archive contains:
  gridWallet/
  gridWallet/cwallet.sso
  sys.odbc.ini
  sqlnet.ora
  tnsnames.ora
  exportinfo.json
Total 6 entries (3130 bytes)