メモリーへのデータベースのロード(dbLoad)

ttGridAdmin dbLoadコマンドは、指定されたデータベースをメモリーにロードします。データベースをアプリケーションで使用するには、そのデータベースをロードしてオープンしておく必要があります。

ttGridAdmin dbLoad name 
                   [-nowait | -wait [timeout]]

オプション

dbLoadコマンドには、次のオプションがあります。

オプション 説明

name

ロードするデータベースの名前。

-nowait | -wait [timeout]

このコマンドは状態の変更を開始し、それはグリッドのアクティブ管理インスタンスに記録されます。

-nowaitオプションを指定すると、コマンドは状態の変更を待機しないですぐに戻ります。これは、デフォルトの動作です。

-waitオプションを指定すると、データベース要素がグリッド内の各インスタンスでロードされている場合、コマンドは状態の変更が完了することを待機します。必要に応じて、待機をtimeout秒の制限の対象にできます。それ以外の場合、またはtimeoutが0に設定されている場合、制限はありません。

大規模なグリッドでは、一般的に、-waitを使用することはお薦めしません。そのようにする場合は、タイムアウトを設定することをお薦めします。(「データベース管理操作」を参照してください。)

この例では、すべてのインスタンスに要素がロードされることを待機しないでデータベースをロードし、ステータスをチェックします(データベースが正常にロードされた後)。

% ttGridAdmin dbLoad database1
Database database1 load started
...
% ttGridAdmin dbStatus database1
Database database1 summary status as of Mon Nov 13 18:58:53 PST 2017
 
created,loaded,closed
Completely created elements: 4 (of 4)
Completely loaded elements: 4 (of 4)
Completely created replica sets: 0 (of 0)
Completely loaded replica sets: 0 (of 0)
 
Open elements: 0 (of 4)

ノート

  • データベースをロードする前に、-loadReadinessオプションを指定したdbStatusを実行して、すべてのレプリカ・セットをロードできることを確認することをお薦めします。

  • コマンドが完了すると、データベースはロードされていますが、クローズされています。(dbOpenを使用してオープンします。)

  • dbCreateによってデータベースが自動的にロードされるため、dbCreateの後にdbLoadを実行する必要はありません。

  • dbLoadを非同期に(待機しないで)実行する場合は、dbStatusコマンドを使用して、データベースがロードされているかどうかを確認できます。