RecoveryThreads

RecoveryThreads属性では、リカバリ中に索引を再作成するために使用するスレッドの数を決定します。

RecoveryThreads=1の場合、リカバリ中に、再作成する必要がある索引は順次再作成されます。索引の再作成を処理するのに十分なプロセッサがコンピュータ上にある場合は、この属性を1よりも大きな数に設定すると、リカバリのパフォーマンスを向上させることができます。異なるプロセッサが異なる索引を処理できる場合にのみ、パフォーマンスが向上します。同じ索引内の索引の再作成に並列処理はありません。

RecoveryThreadsの値は、システム上で使用可能なCPUの数までの値です。

データベースの作成時のデフォルトは1です。後続の接続に対しては、データベースをリカバリする必要があり、RecoveryThreadsが未指定または値が0の場合、TimesTenはこの属性の以前の設定を使用します。

必要な権限

インスタンス管理者のみがこの属性の値を変更できます。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

設定

RecoveryThreadsは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル、またはTimesTen Scaleoutのデータベース定義(.dbdef)ファイル

RecoveryThreads

n - リカバリ中に索引を再作成する際に使用するスレッドの数です。デフォルトは、データベースの作成時には4、後続の接続に対しては0です。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし

ノート:

リカバリ・プロセスの進捗状況のレポートについては、デーモン・ログの再作成メッセージを参照してください。

その他のサービスやプロセスのためにTimesTenサーバー上に十分なリソースを残すよう、スレッドの数は低く設定します。