資格証明の設定(dbCacheCredentialSet)

dbCacheCredentialSetコマンドを使用して、Oracleキャッシュ管理ユーザーの名前とパスワードをTimesTenデータベースに登録します。

キャッシュ・グループ操作を発行する前に、これらの資格証明を登録する必要があります。キャッシュ・エージェントはOracleキャッシュ管理ユーザーとしてOracle Databaseに接続し、特定のキャッシュ・グループ・タイプの定義済動作の実行に使用される情報を格納するOracle Databaseオブジェクトを作成および保持します。また、キャッシュ・エージェントは、Oracle Database操作を管理するための資格証明が設定されたOracle Databaseに接続します。

新しいデータベースごとにキャッシュ管理ユーザーIDとパスワードを1回だけ登録します。『Oracle TimesTen In-Memory Databaseキャッシュ・ガイド』「TimesTenデータベースでのキャッシュ管理ユーザーの名前およびパスワードの設定」を参照してください。

ttGridAdmin dbCacheCredentialSetコマンドを使用して、Oracleキャッシュ管理ユーザーの名前とパスワードを変更することもできます。既存のキャッシュ・グループがある場合、Oracleキャッシュ管理ユーザーの名前は変更できません。この場合、Oracleキャッシュ管理ユーザーの名前を変更する前に、すべてのキャッシュ・グループを削除します。『Oracle TimesTen In-Memory Databaseキャッシュ・ガイド』「キャッシュ・ユーザー名およびパスワードの変更」を参照してください。

ttGridAdmin dbCacheCredentialSet name

オプション

dbCacheCredentialSetコマンドには、次のオプションがあります。

オプション 説明

name

データベースの名前。

ttGridAdmin dbCacheCredentialSetコマンドを使用して、Oracleキャッシュ管理ユーザーの名前およびパスワードを設定します。このユーザー名およびパスワードは、データベース内の各インスタンスがアクセスして使用できるOracleウォレットに保存されます。

プロンプトが表示されたら、OracleユーザーIDとしてOracleキャッシュ管理ユーザー名を、OracleパスワードとしてOracleキャッシュ管理ユーザー・パスワードを指定します。

% ttGridAdmin dbCacheCredentialSet database1
Enter your Oracle user id: cacheadmin
Enter Oracle password:
Password accepted
Configuring cache.....................................................OK

ノート

  • CacheAdminWallet接続属性は、ttGridAdmin dbCacheCredentialSetコマンドに登録されているOracleキャッシュ管理ユーザーの資格証明を、Oracle Walletに格納するか、メモリーに格納するかを指定します。「CacheAdminWallet」を参照してください。

  • TimesTenスケールアウトの場合、Oracleウォレットは常にデータ・インスタンスに配置されます。