ttCacheADGStandbyTimeoutSet
ttCacheADGStandbyTimeoutSet
組込みプロシージャを使用してタイムアウトを設定すると、Active Data Guard構成のスタンバイOracleデータベースからのレスポンスを待機する時間を指定できます。スタンバイOracleデータベースがこの期間を経過しても応答しない場合、スタンバイOracleデータベースの状態は自動的にFAILED
に変更され、キャッシュ・エージェントはプライマリOracleデータベースのみを使用した自動リフレッシュを促します。
ノート:
ユーザーはいつでも、ttCacheADGStandbyStateSet
組込みプロシージャを実行して状態をOK
に設定することで、Active Data Guardのスタンバイ状態をリストアできます。
必要な権限
このプロシージャには、権限は必要ありません。
TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用
このプロシージャはTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。関連ビュー
このプロシージャには関連ビューはありません。
構文
ttCacheADGStandbyTimeoutSet(timeout)
パラメータ
ttCacheADGStandbyTimeoutSet
には、次のパラメータがあります。
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
|
|
プライマリOracleデータベースのみを使用してキャッシュ・グループを自動リフレッシュする前に、スタンバイOracleデータベースからの応答を待機する時間を秒単位で指定したタイムアウト。 デフォルトは0で、タイムアウトは使用されず、このタイムアウトの結果としてスタンバイOracleデータベースの状態が |
結果セット
ttCacheADGStandbyTimeoutSet
は結果を返しません。
例
次の例では、ttCacheADGStandbyTimeoutSet
組込みプロシージャを使用して、スタンバイOracleデータベースからのレスポンスを待機する時間を示すタイムアウトを設定する方法を示しています。その後、ttCacheADGStandbyTimeoutGet
組込みプロシージャをコールしてタイムアウト値を取得する方法を示しています。
Command> call ttCacheADGStandbyTimeoutSet('60'); Command> call ttCacheADGStandbyTimeoutGet(); < 60 > 1 row found.