ttCacheSqlGet
このプロシージャは、キャッシュ・グループのOracleオブジェクトをインストールまたは削除するOracle Database SQL文を生成します。
このプロシージャは、次に対する文を生成します:
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読取り専用キャッシュ・グループ
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増分自動リフレッシュが指定されたユーザー管理キャッシュ・グループ
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非同期ライトスルー(AWT)キャッシュ・グループ
このプロシージャは、キャッシュ・グループを作成しているユーザーにOracle Databaseに書き込むための適切な権限がない場合に有効です。そのため、Oracle DBAではこの組込みプロシージャによって生成されたスクリプトを使用してOracle Databaseオブジェクトを作成できます。
必要な権限
このプロシージャには、CACHE_MANAGER
権限が必要です。
TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用
このプロシージャは、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。関連ビュー
このプロシージャには関連ビューはありません。
構文
ttCacheSqlGet('feature_name', 'cache_group_name', install_flag)
パラメータ
ttCacheSqlGet
には、次のパラメータがあります。
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
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キャッシュ・グループの名前。非同期ライトスルー・キャッシュ・グループのオブジェクトをインストールする場合、または自動リフレッシュ・ユーザー・アカウント内のすべてのOracle Databaseオブジェクトを削除する場合には、 |
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結果セット
ttCacheSqlGet
は次の結果セットを返します。
列 | 型 | 説明 |
---|---|---|
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自動リフレッシュまたは非同期ライトスルーのOracle Databaseオブジェクトをインストールまたは削除するOracle SQL文。 |
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結果列 |
例
CALL ttCacheSqlGet('INCREMENTAL_AUTOREFRESH', 'westernCustomers', 1);
自動リフレッシュ・ユーザー・アカウントのすべてのOracle Databaseオブジェクトを削除するには、次のコマンドを使用します。
CALL ttCacheSqlGet('INCREMENTAL_AUTOREFRESH', NULL, 0);
ノート
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このプロシージャは、キャッシュ操作でのみ使用可能です。
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返される各
retval
フィールドには、Oracle Databaseで直接実行できる個別のOracle SQL文が含まれます。continueFlag
フィールドで示されるように、1つの行は文の中央で終わる場合があります。この場合、使用可能なSQL文を生成するために、前の行と連結する必要があります。 -
このプロシージャのスクリプト出力は、OracleのSQL*Plusユーティリティと互換性がありません。ただし、
ttIsql
cachesqlget
コマンドを使用すると、SQL*Plusユーティリティと互換性のあるスクリプトを生成できます。 -
cache_group_name
オプションに対してNULL
を指定すると、ttDestroy
ユーティリティによってデータベースが破棄された後でOracle DatabaseオブジェクトをクリーンアップするOracle SQLを生成できます。