ttCkptBlocking

このプロシージャは、ブロッキング・チェックポイント処理を実行します。チェックポイント処理では、データベースのインメモリー・イメージを、チェックポイント・ファイルと呼ばれるファイルに保存します。このチェックポイントでは、データベースへの排他アクセスを必要とするため、チェックポイントの実行中は他のアプリケーションがデータベースからブロックされる可能性があります。

非ブロッキング・チェックポイントを実行するには、ttCkptプロシージャを使用します。

ブロッキング・チェックポイントを使用している場合、ログ・ファイルは必要ありません。ログが存在する場合、TimesTenではリカバリ後にそのログを使用してデータベースが最新状態になります。

必要な権限

このプロシージャには、ADMIN権限が必要です。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャはTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。

関連ビュー

このプロシージャには関連ビューはありません。

構文

ttCkptBlocking([timeout], [retries])

パラメータ

ttCkptBlockingには、次のオプションのパラメータがあります。

パラメータ 説明

timeout

TT_INTEGER

ttCkptBlockingがタイムアウトする前にデータベース・ロックを取得するために待機する時間(秒)。timeoutの値は0から1,000,000です。指定しない場合、チェックポイントのタイムアウトは発生しません。

retries

TT_INTEGER

タイムアウトが発生した場合にttCkptBlockingがデータベース・ロックを取得しようとする回数。retriesの値は0から10です。指定しない場合、デフォルトは0です。

結果セット

ttCkptBlockingは結果を返しません。

CALL ttCkptBlocking();
CALL ttCkptBlocking(1,10);

ノート:

このチェックポイントはコミットまたはロールバック時に実行されるため、ttCkptBlockingの呼出しは常に成功します。コミットまたはロールバックの実行時に、チェックポイント処理についての問題(ディスク領域の不足やタイムアウト)が発生すると、アプリケーションに警告が返されます。チェックポイントに問題があるコミットやロールバックは、チェックポイントが失敗したとしても成功するため、チェックポイントの問題はエラーとして扱われません。ODBCでは、リターン・コードSQL_SUCCESS_WITH_INFOを伴って警告が返されます。

チェックポイントの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「トランザクション管理」を参照してください。