ttDaemonAdmin
TimesTenのメイン・デーモンとサーバーを起動および停止します。
必要な権限
このユーティリティには、インスタンス管理者の権限が必要です。
TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用
このユーティリティはTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。
構文
ttDaemonAdmin {-h | -help | -?} ttDaemonAdmin {-V | -version} ttDaemonAdmin [-force] {-start | -stop | -restart} ttDaemonAdmin [-startserver | -restartserver] ttDaemonAdmin [-force] -stopserver ttDaemonAdmin -verbose
オプション
ttDaemonAdmin
には次のオプションがあります。
オプション | 説明 |
---|---|
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使用方法のメッセージを出力して終了します。 |
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警告が返された場合にも、TimesTenメイン・デーモンを起動または停止します。または |
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TimesTenメイン・デーモンを再起動します。 |
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TimesTenサーバーを再起動します。 |
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TimesTenメイン・デーモンを起動します。 |
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TimesTenサーバーのデーモンを起動します。 |
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TimesTenメイン・デーモンを停止します。 |
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TimesTenサーバーのデーモンを停止します。
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ノート
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TimesTenサーバーのオプションに対する変更は、一時的なものです。TimesTenサーバーのオプションの設定を永続的または無効にするには、
timesten.conf
ファイルのオプションを変更する必要があります。 -
-force
オプションを使用すると、データベースがリカバリ処理を必要とする状態になる場合があるため、注意が必要です。 -
TimesTenインスタンスがsystemdの制御下にあるときに、
ttDaemonAdmin
を使用してTimestenインスタンスを直接制御するとエラーが発生し、systemctl
を使用してプロセスを開始および停止するようユーザーに通知します。 -
このユーティリティをWindows上で使用する場合は、Windowsの管理者権限で実行する必要があります。デーモンを停止するときは(
ttDaemonAdmin -stop
)、まずデータベースに対するすべてのアプリケーション接続を停止します。また、レプリケーション・エージェントとキャッシュ・エージェントを実行している場合は、これらも停止します。これにより、デーモンを再起動する際の起動時間が短縮されます。また、アプリケーションの接続やエージェントを停止しないと、データベースが無効になる可能性があります。 -
Oracle Clusterwareエージェントを起動中の場合は、TimesTenメイン・デーモン(
ttDaemonAdmin -stop
)を停止する前に、ローカル・ホスト上でエージェントを停止する必要があります。Clusterwareエージェントを停止しない場合は、このコマンドによってメイン・デーモンは一時的に停止しますが、その後再起動します。Oracle Clusterwareエージェントを停止するには、次のコマンドを使用します。ttCWAdmin -shutdown -hosts
localhost
-
このユーティリティを使用してサーバーを再起動する場合、TimesTenデーモンは
timesten.conf
ファイルを読み取って、前回の読取り後に変更があったかどうかを確認します。ファイルが変更されていた場合、TimesTenは次のtimesten.conf
のオプションの値を確認します。server_port server_shmipc server_shmsize noserverlog
関連項目
- すべてのデーモン・オプションの説明と
timesten.conf
ファイルを変更する手順については、このリファレンスの「TimesTenインスタンスの構成ファイル」と『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』の「TimesTenデーモン属性の管理」を参照してください。