アクティブ・スタンバイ・ペアに対するその他の変更
アクティブ・スタンバイ・ペアに特定の変更を加える前に、レプリケーション・エージェントを停止する必要があります。
アクティブ・スタンバイ・ペアに次の変更を加えるには、レプリケーション・エージェントを停止する必要があります。
-
アクティブ・スタンバイ・ペアが作成された後にキャッシュ・グループを含めるか除外する。
ノート: アクティブ・スタンバイ・ペアを作成する前にすでに存在しているキャッシュ・グループを追加する方法の詳細は、「アクティブ・スタンバイ・ペア内のキャッシュ・グループのレプリケート」を参照してください。
-
サブスクライバを追加または削除する。
-
STORE
句の値を変更する。 -
ネットワーク操作を変更する(
ADD ROUTE
句またはDROP ROUTE
句)。
上記のリストに従ってアクティブ・スタンバイ・ペアを変更するには、次のタスクを実行します。
-
アクティブ・データベースでレプリケーション・エージェントを停止します。「レプリケーション・エージェントの起動および停止」を参照してください。
-
アクティブ・スタンバイ・ペアにキャッシュ・グループが含まれている場合、アクティブ・データベースでキャッシュ・エージェントを停止します。
-
ALTER ACTIVE STANDBY PAIR
文を使用して、レプリケーション・スキームを変更します。「アクティブ・スタンバイ・ペアを変更する方法を示す例」を参照してください。 -
アクティブ・データベースでレプリケーション・エージェントを起動します。「レプリケーション・エージェントの起動および停止」を参照してください。
-
アクティブ・スタンバイ・ペアにキャッシュ・グループが含まれている場合、アクティブ・データベースでキャッシュ・エージェントを起動します。
-
スタンバイ・データベースおよびサブスクライバを破棄します。
-
アクティブ・データベースをスタンバイ・データベースに複製します。
ttRepAdmin
-duplicate
ユーティリティまたはttRepDuplicateEx
C関数を使用して、データベースを複製できます。アクティブ・スタンバイ・ペアにキャッシュ・グループが含まれている場合、キャッシュ・グループを保持するには、ttRepAdmin
で-keepCG
コマンドライン・オプションを使用します。「データベースの複製」を参照してください。 -
スタンバイ・データベースでレプリケーション・エージェント・ポリシーを設定し、レプリケーション・エージェントを起動します。「レプリケーション・エージェントの起動および停止」を参照してください。
-
スタンバイ・データベースが
STANDBY
状態になるまで待機します。状態を確認するには、ttRepStateGet
組込みプロシージャを使用します。 -
アクティブ・スタンバイ・ペアにキャッシュ・グループが含まれている場合、
ttCacheStart
組込みプロシージャまたはttAdmin
-cacheStart
ユーティリティを使用して、スタンバイ・データベースのキャッシュ・エージェントを起動します。 -
スタンバイ・データベースからすべてのサブスクライバを複製します。「サブスクライバへのマスター・データベースの複製」を参照してください。アクティブ・スタンバイ・ペアにキャッシュ・グループが含まれている場合、
ttRepAdmin
で-noKeepCG
コマンドライン・オプションを使用し、サブスクライバでキャッシュ・グループを通常のTimesTen表に変換します。「データベースの複製」を参照してください。 -
サブスクライバでレプリケーション・エージェント・ポリシーを設定し、各サブスクライバ・データベースでエージェントを起動します。「レプリケーション・エージェントの起動および停止」を参照してください。
アクティブ・スタンバイ・ペアを変更する方法を示す例
これらの例では、アクティブ・スタンバイ・ペアの追加、削除および変更を実際に示します。
次の例は、アクティブ・スタンバイ・ペアへのサブスクライバの追加を示しています
ALTER ACTIVE STANDBY PAIR ADD SUBSCRIBER sub1;
次の例は、アクティブ・スタンバイ・ペアからのサブスクライバの削除を示しています。
ALTER ACTIVE STANDBY PAIR DROP SUBSCRIBER sub1 DROP SUBSCRIBER sub2;
次の例は、サブスクライバのPORT
およびTIMEOUT
設定の変更を示しています。
サブスクライバsub1
およびsub2
のPORT
およびTIMEOUT
設定を変更します。
ALTER ACTIVE STANDBY PAIR ALTER STORE sub1 SET PORT 23000 TIMEOUT 180 ALTER STORE sub2 SET PORT 23000 TIMEOUT 180;
次の例は、アクティブ・スタンバイ・ペアへのキャッシュ・グループの追加を示しています。
ALTER ACTIVE STANDBY PAIR INCLUDE CACHE GROUP cg0;