メンバーシップ・サービス・クライアントとしてのグリッドの構成

グリッドは、各メンバーシップ・サーバーへの接続方法を理解している必要があります。そのため、すべてのメンバーシップ・サーバーの詳細を示すグリッドを作成する際に、ttGridAdminユーティリティにZooKeeperクライアント構成ファイルを指定する必要があります。接尾辞が.confであれば、ZooKeeperクライアント構成ファイルの名前には、任意の接頭辞を使用できます。

ZooKeeperクライアント構成ファイルは、連携してメンバーシップ・サービスを提供するすべてのメンバーシップ・サーバーを指定します。クライアント構成ファイル内には、各メンバーシップ・サーバーのDNS (またはIPアドレス)およびクライアント・ポート番号を指定するServersパラメータを含む1つの行があります。これらのホストの構成情報は、次のようにする必要があります。

  • 各メンバーシップ・サーバー上の個別のzoo.cfgファイルそれぞれで、server.xパラメータで指定したのと同じDNS (またはIPアドレス)を使用します。

  • 各メンバーシップ・サーバー上の個別のzoo.cfgファイルそれぞれでclientPortパラメータで指定されたものと同じクライアント・ポート番号を指定します。

この例では、ZooKeeperクライアント構成ファイルとしてmembership.confファイルを使用します。次の例では、3つのメンバーシップ・サーバーをサポートする3つのホストがあり、ms_host1はクライアント・ポート2181ms_host2はクライアント・ポート2181ms_host3はクライアント・ポート2181をリスニングします。

Servers ms_host1!2181,ms_host2!2181,ms_host3!2181

グリッドは、グリッドの作成時にZooKeeperクライアント構成ファイルを入力パラメータとして指定したため、これらのメンバーシップ・サーバーに到達する方法を認識しています。「グリッドの作成」を参照してください。

グリッドを作成するときにttGridAdminコマンドにZooKeeperクライアント構成ファイルを指定すると、ZooKeeperクライアント構成ファイルは必要なくなり、破棄できます。

ノート:

メンバーシップ・サーバーの新しいリストをインポートしてグリッドの指定されたメンバーシップ・サーバーのリストを変更できます。「メンバーシップ・サーバーの再構成」を参照してください。