データベースのリカバリ

すべてのデータ・インスタンスが停止している場合、またはレプリカ・セット内のすべての要素がwaiting for seedステータスを示している場合は、データベースを再ロードしてデータベースのリカバリを開始します。

データベースを再ロードするには、次の手順を実行します。

  1. ttGridAdmin dbStatus -loadReadinessコマンドを実行して、該当するレプリカ・セット内のすべての要素のステータスを確認します。
    % ttGridAdmin dbStatus database1 -loadReadiness
    Data Elements:
    RS DS Instance             State
    -- -- -------------------- --------
     1  1 mysys3host.griddata1 Unloaded
     1  2 mysys4host.griddata2 Unloaded
     1                         Loadable
     2  1 mysys5host.griddata3 Unloaded
     2  2 mysys6host.griddata4 Unloaded
     2                         Loadable
     
    database1 load state: Loadable
    Total Elements Loaded:0/4
  2. 表13-2の各要素ステータスの説明に従って、データベースの要素に関する問題をすべて解決します。
  3. 「メモリーへのデータベースの再ロード」の説明に従って、ttGridAdmin dbloadコマンドを実行してデータベースを再ロードします。
    % ttGridAdmin dbLoad database1
    Database database1 load started
  4. ttGridAdmin dbOpenを実行して、ユーザー接続のためにデータベースをオープンします。
    % ttGridAdmin dbOpen database1
    Database database1 open started

ノート:

レプリカ・セットの要素はwaiting for seedステータスを示しているが、シード要素がリカバリされない場合は、その要素のホストおよびデータ・インスタンスを評価して、ハードウェア・エラーまたはソフトウェア・エラーのいずれかに対処する必要があるかどうかを確認します。

データベースを再ロードしてもシード要素がまだリカバリされない場合は、停止したレプリカ・セットを削除します。「レプリカ・セットに永続的な障害が発生した要素がある場合のリカバリ」を参照してください。Durability=0の場合は、レプリカ・セットを削除し、データベースをアンロードしてから再ロードして、エポック・リカバリを実行します。「Durability=0の場合の障害が発生したレプリカ・セットのリカバリ」を参照してください。